2014年11月20日木曜日

Argentina Humauca アンデス山脈の裏側から攻めてみた。


ブエノスアイレスまで 行ってしまうと もうインカの文化からも離れ・・ アンデス山脈からも 離れ・・ クスコで 高山病の為に諦めた・・。

それでも このまま ブラジルに入ってしまうのは どうしても 諦めがつかなかった・・。
やっぱり もう一回アンデスに近づこ~ と言うことで・・・ アルゼンチンの上の方・・・ ボリビアに近い所に行く事にした。

私の期待に完全に応えてくれて・・ とても 美しい 小さな田舎町だった。

標高2700mで 階段はゆっくりと登らないと ただでさえ息切れがするのに・・苦しくならないように・・ゆっくりと上った。
それでも 何をするにも ユックリしないと すぐ高山病症状が出てしますのだ・・。
ま~ 年寄りっていう事もあるけどね・・。

宿の部屋は 素朴な作りの建物で・・ 興奮しまくりだった。
天井を見てもどれを見ても いままで 見たこともない・・物だった。

部屋の外にでると ベランダから遠くの丘が夕日で輝いていた。


私等の部屋は2階にあった。 屋根も とても素朴で 壁もきれいで・・なんか
 メルヘンの世界の中に入ったような気分になった。


バーベキュウで使うのだろうか・? 煉瓦でできた大きな炉は 素敵だった。 こんなの 私も自分の家に作ろ~! と思った・・。

見たこともない 煉瓦のブロックで 塀を作っていた。

これは 又 違った方法・・。 藁と泥を混ぜたのを乾燥させたのをブロック塀にしていた。


この家は 石とセメントでできている。 相当小さい家なのだ。 小人が住んでいるのかな・・? と思うほど・・。

普通 インディオは背が小さい。 日本人よりも小さいのだ。 今の日本人若者は 背が高い人も沢山いるが・・インディオでは みんなが小さいような気がする。


この辺りは この石段に使われている きれいな色をした石が 沢山ある。 それも その辺の道端にもあるのだ。

こんな レインボーカラーのような色んな色の石が普通にあるのが とても不思議なのだ・・。

その美しい色をした石は 色んな所に使われている。 これは 石畳にも使われて
いる・・。

外壁も 土を乾燥させて 固めてあるようだ。 窓のフレームも 素朴な丸太を使っていて・・ かわいい~!

寝ていると 天井をまじまじと見てしまう。 竹の様にも見えるが・・これは 竹ではなさそうだ・・。 なんの植物だろうか・・?
何気にドライフラワーがぶら下がっていたのが とても素敵だった。

ダイニングルームの窓。 いつもほとんど真っ暗なのだ。 明かりと言えば 窓の明かりのみ・・。 それも 日中はほとんど閉めてある。

太陽の熱を中に入れない為だろう。 外を歩くと 熱射病になってしまうほど 暑い。
が! 薄暗い家の中に入ると まるで クーラーが効いているように ひんやりするのだ。

こんな暑い気候でも クーラーなんかを使っているところはどこにもない。 クーラーの存在すら この辺りの人々は知らないのでは・・? と思うくらいだ。

天井の電気の傘は サボテンの木で作ってある。 穴の空き具合が ちょうどいいデザインのようで・・ 色んな所に使われているのだ。

普通 テレビとか スピーカーとかは それ専用のブラケットを買ってきて設置する・・・が そんなの買って来る必要はないのだ。 紐で十分なのだ。

なんでもかんでも お金を使って生活をすると言う考え方は この辺りではないのかも・・? なんでもかんでも 自分で作ってしまおう! と言う考えのようだ。

よ~く見ると 椅子に牛の皮みたいのが張ってあった。 20個ぐらい
ある椅子全部にこれが張り付けてある。 ほとんど毛が摩りきれてしまってはいたが・・。

三角の窓も又 かわいい。 外は 完全に乾ききった空気に 焼けるような太陽の日差しなのだ。 薄暗い家の中は天国なのだ。

無料の朝食も 私を感動させた。 オレンジジュースは 宿の背の小さいおとなし~!女の人が どこからか 沢山のオレンジを毎晩どこからか ゲットしてくるのだ。

でもって 毎朝絞りたてのオレンジジュースが飲めるのだ。 各種のパン。 味があって美味しい。

たくさんの純粋のバター、 デュルセデレチェ(甘いミルクキャラメルの味がする)とジャムも美味しい! この国は どこでも デュルセデレチェがある。

手作りする人もいる。 これは 宿の人が手作りしたのかも・・?

このホステルは スペイン語で ”太陽” と言う名前の宿なので・・・ 食器には ”太陽”のマークが入っている。

素朴な小屋的な宿なのに・・食器やら 小物など・・朝食も本物を使って・・まるで 最高各の宿のようだ。


ダイニングテーブルの窓の外をふとみると 土で焼いたアヒルの形をしたポットに 小さいサボテンがわんさとひしめいっていた。

我等の部屋の窓の外を見ると それは すぐ屋根になっていた。 屋根の上も泥を塗り固めてあって・・ その上に小石が沢山置いてあった。

窓のカーテンは 素朴な布が 棒にさがっているだけで・・カーテンレール等ではなかった。 外を見たい時は 布を手で寄せると見える。
が その布は外からの日差しを遮ると言う役目だけで・・開け閉めするものでもなさそうだ。

青い空はあくまでも青く・・空気は乾燥しまくり。 暑い・・暑いといいつつ ちょっと歩いては木陰で休みを繰り返しながら歩いた。

サボテンの花が アチコチに咲いていた。

宿から町へ向かって歩く・・・。

小さい町なので・・市場に行ってもさほどの物はないのだ。

それにしても みんな かっこいい帽子をかぶっているのだ・・。 ま~ そうだろうな~・・ これだけ日差しがきついのだから・・・。

だけど 日本の農作業をしているおばさんが かぶっているような帽子ではなく・・みんながおしゃれな帽子をかぶっているのが 印象的だった。

市場は 昔鉄道の線路であっただろう所だった。今は 南米はもう 長距離バスが主で・・列車は全然走っていない・・。

こんな田舎にも コカコーラがある・・。 昔は コカコーラには コカインの原料になる コカが微量入っていたのだそうな。 これは事実の話。

この辺りは コカ茶だの コカ飴だの・・その辺にあるのだ。

大量のコカの葉っぱを口に頬張って噛み続けると 覚醒作用が出て 食欲も無くなるので・・昔は重労働を奴隷に課する時に使われたとか・・・。 覚醒作用で重労働をさせるだけさせ・・ そして食料もほとんど与えなくて すんだからだそうな・・。

しかし 体は弱り 死も早くやって来るのだろうな・・。 奴隷は消耗品扱いだったのかも・・?

サボテンの木が そのままの形であった。

素朴に土を焼いただけの 器が沢山あった。 この辺りは 器と言う器は 全部これを使用しているようだ。


道を歩くと 壁に絵を描いていた。 次の日に見たら完成していた。

一軒しかない スーパーマーケット。 ここになければ・・ もうこの町には これしかないのだ。


町の道路脇に座っている女。 なんで一人で正装しているのだろうか? お祭りでもなんでもないのに・・。 ってか これが この人にとっては普段着なのだろうか?

壁にはいたる所に絵が描いてある。 それも なんか・・ とても目を引く物なのだ・・。



バスターミナル。 おおよそバスターミナルっぽくない・・・けど・・ みんなここに到着して ここから出発して行くのだ。

バスが到着すると 沢山の物売りが ガンガン寄って来る。 パンに挟んだ肉の分厚い事! そして柔らかい・・野菜もたくさん挟んである。 Subwayのなんかのより ずっと美味い! で 激安! 他に甘い菓子とか 果物なども売っているのだ。

これが けっこう便利なのだ。 長旅で腹が減っている時にその売り子が来ると 砂漠にオアシスって感じなのだ。

灼熱の太陽が照りつけていると 木陰と言うのは すばらしく嬉しい物なのだ。 この様な傘になるような木が 色んな所に沢山植えてあるのは 嬉しい。そして 木陰で座れるようになっているのも 嬉しい。

なんせ バスは 定刻にやって来る事はないのだ・・。 我等もこの木陰で何時間も待たされる羽目にあった。

しかし・・待合室は ひんやりして もっと涼しいので・・ そこに入るっと眠気が襲って来るほど 心地よいのだ・・・。

田舎のインディオには デブはいないのだ。マクドやバーガーキングや スタバがないからだろう・・。

待ち合い室から外を見ると明るさの差がありすぎて・・眩しすぎるぐらいだ。

このおじさんの帽子もかっこいい。 普段着にこんな帽子って言うのがすごくいい!

またもや お祭り的帽子


南米の長距離バスの座席はゴウジャス! 飛行機のファーストクラスよりスゴいと思う。 背もたれは寝るときには もっと倒れるのだ。

一番ゴウジャスなのは 180度倒れる座席があるのだ。 どうしてもそれを体験したかったけど・・満席でゲットできなかった・・。 残念! 

だけど・・ 飛行機よりも格安で ゴウジャスな席なので・・長距離バスもかなり いいのだ・・。

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