2014年11月5日水曜日

Chili レンタカー

Chiliのブエノスアイレスから南下 つまり パタゴニアの方に車で移動と言う一大決心をする!

なんせ・・ここ40年運転は左側通行と決まってる・・そして右ハンドルと言うのも決まっている! と私の脳にはシッカリと刻み込まれているのだ・・。

一回大分前だが・・スペインに行った時 レンタカーで 右側通行運転をしたとき 対向車線を走っている気分になって仕方がなかった。

運転してて・・・向こうから車が来ると も~~! 自分は逆行している感じで 車が私の車に向かって走って来ているような気分がして仕方がなかった・・。

が・・ そうしても 田舎なら・・あのパタゴニアに足を踏み入れるなら・・ 車がないと・・どこにも行けない・・と言うことで・・車をゲット。

サンティアゴは大都会・・ナビゲーターの付いている車だが・・英語でしゃべるナビゲーターだが・・ こいつが又 腹が立つ程いい加減な奴で・・。

高速道路からの出口を言わない・・ちゃんと設定もされているにもかかわらず・・ ちゃんと言わないのだ・・。 言う時もあるが・・言わない事もある。

ちゃんと正確な住所を設定して・・ ちゃんと距離とかかる時間とかも出てくるのに・・ 全然違う所で 到着しました! としてナビを勝手に終了したりもする。

終了された所は 設定した所と大分違う場所。 道路が2本ぐらいずれていたりもする。 

サンティアゴの宿で出会った Tomokoさんが 私の横に座ってくれて・・・ ナビを設定してくれて・・ TomokoさんのスマホのGoogleMapも参考にしつつ・・ 車のナビを参考にしつつ・・ 大きな紙の地図を チャリダーさんから頂いたので・・それも参考にしつつ・・突き進む。

私は運転に必死!

なんせ 大都会からの出発は どうしても何車線も在るところから出発になる・・ でっかいトラックが右側から突然飛び出して来る・・私が急ハンドルを切らなかったら・・我らのチビこい車は デカイタンクローリーにペシャンコにされていた。

あのときは 口から心臓が飛び出そうになった・・。

マニュアルだから いつも 右手で つまり片手でハンドルを持ち 左手はギアを掴む・・。 

足は 右からアクセル、ブレーキ、クラッチってのは同じ。
だが・・クラッチを踏むと同時に も~~どうしても左手が左側にあるギアを掴もうとするのだ・・。

が 左手を動かしても空しく その左手はドアを叩くのみ・・。 あせって ハンドルを左手に持ち 右手でギアを操作する・・。

が その前にギアチェンジをするイコール・・ 方向指示器を出さなければ行いけない・・。 指示器はハンドルの左側にあるというのは 何べんも頭に入れた・・。

が 自動的に手は右のレバーを動かす。 とっさにハンドルを右とか 左とかに切る直前には 取り合えず右のレバーで指示器を出そうとするのだ・・。

が 指示器なんぞ出ず・・・むなしく ワイパーが動く・・。 ぎょえ~~! と焦って 左のレバーを動かそうとするが・・ その時はすでにハンドルを切っているので・・遅すぎるのである・・。

危ない事 極まりない・・。 つまり 指示器なんか全然出さずに 右折左折をしていることになる・・。

その間 ワイパーは動きっぱなし・・ と言うのも 右折左折の場合は 取り合えずギアdownが必要・・って事で クラッチを踏み ギアを セカンドに落とそうとしても 左手は空しくドアを叩くのみ・・ 慌てて・・ハンドルを左手に持ち代えて右手で ギアを変えようとする・・。

が! そのギアが入らないのだ・・。 あの車のギアは ものすごく重く・・ファーストとセカンドにいれるのには 相当のコツが必要なのだ・・。腕っぷしが強くないと ファーストとセカンドには入らない・・。

よって・・ファーストに入れたつもりがいつもサードに入るのだ・・。 で セカンドに入れたつもりがいつもフォースに入るのだ・・。

と言うことは 信号が赤になって・・とか 右折や左折やら・・でスローダウンするときは ワイパーが動き 左手はドアを叩き・・慌てまくったあげく セカンドにはいらなければ行けないギアはいつも フォースに入る・・。

って事は 指示器も無しで・・エンジンをガンガン吹かしても 車は ワンワン言うだけで・・全然進まない・・。

後ろから バンバン クラクションを鳴らされて・・も ワンワンとエンジンばかりが吹かされて・・車はノロノロ・・やっと セカンドに入っても その頃にはもうほとんど車は止まっているので・・又 慌てて・・ファーストにギアを入れる・・すると! 今度は ぎゃ~~!! と言うタイヤの軋む音と共に急発進をする・・。

汗はタラタラ・・ 胸はドキドキ・・。 回りの車は クラクション鳴らしまくり・・。

狭い道路を右折だの 左折だのを繰り返すが との度に 私は曲がるとすぐ左車線に入ろうとするのだ・・。

Tomokoさんが その度に ”右 右! 右!!” と言ってくれる・・。 言ってくれないと も~~・・ しぜぇ~~んに左車線に入る・・。 恐ろしや・・・。

そんな事を何回も繰り返しながら やっと 進路変更無しの真っ直ぐの高速道路に乗る事ができたのだ・・。

一旦高速道路に出たら・・ もう ほとんどギアチェンジも 指示器も関係ないので・・ 一応一番右を・・つまり 今までは一番右車線は追い越し車線で 一番早い車が走る所だけど・・ ここでは 一番ノロイ車の走る車線を走る事にしました。

それでも 私の車は 1000ccっぽっちのちっこい車・・だから 一番ノロイと思いきや・・ 最高制限速度120kmの所を 時速60kmぐらいで ずぅ~~っと走っているのもいる・・。

もちろん! 130km~150kmぐらいで ガンガン追い越す車もいる・・。 と言うことは すごく遅い車と すごく早い車が混然として 同じ道路を走り回っているって言うことは 極めて危険な状態なのだ・・。

私のちっこい車は 風が強かったせいもあって・・80km以上出すと フワンウワンして来る。 フラフラ横ぶれがするのだ・・。

ただでさえ 手に汗びっしょり 体全体緊張しまくっているのにも関わらず・・そんな高速道路で スムーズに行くはずがない・・。

あんまりユックリでも危ない・・ あんまり速くても危ない・・ と言うことで 90kmぐらいで行くのが ま~~どうにか こうにかの限度なのに・・。

速度の遅すぎる車があると どうしても 追い越しをかけないといけない・・そうでないと 1000kmの距離を何日もかけて行くわけには行かないのだ・・。

60kmぐらいで走っている車を追い越すには やはり 一気に追い越しをかけた方が安全なので・・ 80kmよりも 90kmから100kmは出さないと楽には追い越せないのだ・・。

70kmぐらいでずっと走っている車なら もう100km以上出さないと楽には追い越せない・・ウカウカしていたら・・対向車線から車が来てしまうのだ・・。

上り坂になるとタンクローリーとかガンガン走っている道路なので・・ 止まりそうになるくらい遅くなる・・。 と も~~! ほとんどの車が 対向車がすぐそこまで来ているにも関わらず追い越しして行く。
アクション映画なみの危険極まる スレスレの所で勝負しているのだ・・。

そんなのに巻き込まれては大変! と避けようとするが・・ この国の人たちは命知らずのドライバーばかりのようなのだ・・。

最初の予定は もしかして一日で行けるかも・・・? と思っていたが・・ 昼過ぎに出発したのもあって・・ その日は400kmでギブアップ。

次の日は慣れて来たせいもあって・・ それと 早朝しゅっぱ~~つ! って事で・・ 600kmの残りをこなす事ができた・・。

が・・右側車線走行国、左ハンドル車は もう コリゴリ・・。

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