アルゼンチンタンゴのダンスに惹かれて何年も経つ。 一時は ”The tango lesson" と言う映画を観た。
ダンスの素晴らしさに舌を巻く・・。
ちょっとあこがれて アルゼンチンタンゴを習いに通った・・。
が・・そう簡単に踊れるダンスではないのを 学ぶ・・。
以来・・やるなら本腰を入れてやらないと・・。と思うようになる・・。
が・・ そう簡単に問屋は下ろしてくれない・・ 結果 やはり アルゼンチンタンゴと言う物は 私の憧れで・・終わってしまった・・。
ブエノスアイレスに着いた時に・・あの! ”The tango Lesson"の 舞台になった店があると聞いて 早速出掛ける・・。
重厚な木材でできている壁は相当の威厳を持っている・・。
私が写真を取るべく・・回りのテーブルの所で ウロウロしていたら・・老人の男性がわたしに”踊りませんか?” と声をかけてきた・・。
え~・・っと あたしタンゴダンス踊れないけど・・。 昔は相手がリードしてくれたら・・うっとりして自然に足が動いたが・・ 今はすっかりステップも忘れてしまった・・。
が!
んな事はどうでもいいのだ! 取り合えず あの私の憧れの映画の舞台で・・踊れるチャンスがあった と言うだけで あたしゃ~~大 大! 満足なのだ・・。
えぇ~い! どうでもなれ! とばかりに ”シー”(Yes)と言う・・。
が・・彼は私に連れがいるか・・・? 訊くので これまた・・”シー” と言うと・・ 私の夫の所まで行って・・
丁寧にお辞儀をし・・彼女を御借りしていいでしょうか? とのたまう・・。
夫が ”ど~ぞ! ど~ぞ!” と言って・・やっと 躍りだす・・。
いや・・躍り・・ではなく・・結局私の足はこんがらがってばかりで 何一つステップは覚えてなかった・・。
彼はさんざんな思いをする・・。
が・・それはそれ・・ジェントルマンの彼は その辺の事には一切触れず・・又又私を夫の所まで 誘導し・・ 丁寧に ”奥さまをお返しいたします” とばかりにお礼を言った。
後で聞いた事によると・・ カップルの人を借りる時は そういう風に丁寧にするのは当たり前のマナーなんだそうな・・。
それにしても・・ 私は あの憧れの映画の舞台で その床の上で タンゴの音楽に乗って・・むちゃくちゃではあったが・・ 踊ったカッコウができただけで・・大満足だった!
メインドアの美しさも半端ない・・。
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