2016年7月31日日曜日

友達

昨日26年以上前からの友人達と食事。
二人とも ニュージーランドに住んでいた、こうやって 再会できて・・長年お付き合いできるのを とても幸せに思う。

みんな 同じ年代・・そして それぞれに 色んな事を経て今に至る・・・その色んな 人生模様を お互いに共有しながら・・助け合いながら・・やって来た様に思う・・。

一口に26年と言うが・・長かった様にも感じる。 出会った時は みんな若かった・・そして 子育てをし・・懸命に生きて来た。

やっと 引退の年頃になり・・ やっとゆっくりする時間が少しは持てるようになった。

それでも まだまだ 我らの社会に貢献する事は・・つまり社会から 当てにされている部分は 沢山ある・・。

だから やはり忙しいのは 忙しいのだ・・ でも それがまた 生きる励みになっているのも確かだ・・。

これからの人生の課題は・・

・生き甲斐をもち続けたい

・できるだけ 老いて子に負担をかけない様に今からできる事はできるだけ準備をしておこう。

この二つを呪文の様に唱えながら生きてゆこうね! と言うのが 合言葉だ。

ステキな人との出会い


昨日 友人と銀座に出掛ける・・フラフラと歩いていたら・・・ かっわ~~いぃ!花柄のワンピースを目の前に見て・・これ着たい・・と言ったら 横にいた二人の友人が・・

サイズが・・・ もっとおっきいのでないとね~・・。 と言う・・。

そうこうしていたら 店員さんが来て・・友人の二人が 即!”もうちょっと大きいサイズがないですか?” と 訊いてくれた・・。

店員は ”これしかないんですよ~~すみません・・” と言う・・。 友人二人は・・・
”あ~・・ 残念ね~・・” と 諦める・・。

が!! あたしゃ~・・諦めていない・・ ” このサイズでもいけるかも?” と言っても 友人二人は ”・・・・” となる・・。

着れるか 着れないか 着てみないと解らないし・・と 友人二人の心配をよそに 強行に試着!

試着室では すでに おばあさんとおぼしき方が 私の掴んでいるワンピースの色ちがいを着ている。 かっわ~~いぃ! 

あたしだって・・着てみせる!! と鼻息を荒くする・・。

”入った!” かろうじて・・・。 ま~ 着れない事はない・・ って事で 着る! 買う! のを決心!

そうこうしていたら その色ちがいのワンピースを試着し終わったおばあちゃんも お買い上げ! 

と 言うことで 二人でお揃いのワンピースを買った記念撮影。 そのおばあちゃんは82才 もうすぐ83才。 私の妹と同じ名前。

いい服の出会いといい方との出会い! ステキな時間でした・・。

集団蟻の行列


朝は早くから明るくなって・・近くの公園に行く・・正しい老人の生活をしている・・。 

夏はやっぱ 早朝が涼しい! と思うのは 誰しも同じ事・・。 って事で 朝6時頃は も~~!! 運動をする人達で ごった返ししている・・。

大きな公園だけど・・ 歩く所 走る所は 決められていて 公園の中に細い輪状の道がある・・。 みんなその上を歩かなければいけないのだ・・。 その他の所を歩いたり 走ったりしてはいけないのだ・・。

で その輪状の細い道は ビッシリと人が歩いている・・。 二人横に並ぶと 追い抜く人は その輪状道からはみ出して追い越さなければならない・・。

私と友人二人は横にならんでいたら・・怒られそうなので・・一列にするように歩く・・。

まるで 満員電車の気分。 

たぶん 何百人もの 人立ちが ガンガンと行進している・・絶対に皆同じ方向に・・。 

そして やおら・・NHKラジオ体操の時間になると その人達が一斉にラジオ体操を始める・・。

友人は まるで 北朝鮮の軍隊の様だ・・と言う。そして どうしても そのラジオ体操に合わせて体を動かすのは抵抗がある! と 抵抗している・・。

私は そこまで抵抗せんでも・・といいつつ ガンガンと体操をする・・。

しかし・・絶対多数が ”老人” 私も老人だけど・・私よりはるかに年を取っているとみえる」人も 全員 私より元気!

負けてる・・・。あっとうされ続けの早朝なのだ・・。

暑い・・!!


やはり 日本は本格的な夏! わかってるけど・・。

ニュージーランドでコチコチ ガッチガチになっていた・・身体中の細胞が 少しづつほぐされて・・いい感じ・・・。

肌も ガッサガサだったのが しっとり・・ ま~ベッタベタと言ってしまえば それはそうだけど・・ でも 汗が出るって事は 体内の老廃物が沢山出ているって事で・・ なんか 気分もいい。

大量の水分を取っているにも関わらず・・トイレにもあまり行かない・・って事は 肌からかなり 出ているのでは・・。

夜は シャワーで汗を流さないと 絶対に寝れない・・ぐらい 体じゅうが ベッタベタになる・・。

外出してて 家に戻り・・スイカを食らったら・・”日本の夏~~!!” の気分100%だった・・。

ニュージーランドで食べるスイカの味と 全く違った・・やはり その季節の物を その土地でとれた所で 食べる・・ってのが 最高の味なのかも・・?

あらゆる所にクーラーが入っているから まったくもって 夏バテもない・・涼しいクーラーの中で たっぷりの休憩を取りながらの行動は 楽な物だ・・。

と 言うことで 10泊のテント暮らしをやって見る事にする・・。

はてさて 無事生還できるか・・? ダメなら すぐ逃げて帰ろ~~!

2016年7月28日木曜日

日本の空

いつも いつも 空を見る癖がついている今日この頃・・。
日本に来ても やはり 空は気になる・・。

暑い・・暑い・・じっとりとした湿気を含んだ空気の中にも 空があった・・。
そして 美しかった・・。

電車の窓からの空も なかなかの物だ・・。

永住の地はこのテントにある




急に旅にでたくなって すぐネットで 飛行機の切符を取った。 ま~ 行き先も 期間も 何でもよかった・・ただただ 単純に・・・今の生活の環境外に脱出したかっただけなのだ・・。

時々発作的にそんな気分になる。 国から脱出できなかったら・・・・田舎に向かって車を走らせるだけで ちょっとした解放感を得ることができる。

今は 人生もおおずめ。 人生の残りの時間が 刻一刻と無くなって行く感が強い。 たぶん歳を取ってしまったのだろう・・。

体にガンガンとガタが来て 病院通いになったりすると・・もう あれもできなくなる・・これもできなくなる・・と色んな事が 脳裏をかすめ ”今のうちに・・・” となんか 焦る・・。 ”寿命” ってやつが あるから それを本能的に察しているのだろうか・・。

動物は自分の死期を察して 死の床に着く。 完全にペット化された猫ですら・・自分の姿をどうにか隠そうとする・・。 人間だって・・動物・・そんな本能を持ち合わせていると思う・・。

かと 言って今度の私の旅が 死への旅と言うのではなく・・ただただ・・ ”後悔を残さない為の作業” なのだ。

いつもの長旅にでる時の”しゃかりき感” ってのも今回は無い・・。 ものみゆさんと言う感もない・・。

昔我が家に住んでいた子が 散歩に出る時でも ”自分探しに出る” とよく言っていた・・。 その気持ちもがすごくよくわかる。 

自分は なん10年も やみくもに ただただ 突っ走って来た様な・・・なりふり構わず・・人に対しても 自分に対しても よかれと思う事を精一杯やって来た。

でも 最近 それが つくづく疲れるのだ・・。 なんか 空回りしている感が強い。 何をどうやっても そこから来る満足感は一切ない・・。

たぶん自分のこのしゃかりきにやっている事が 的はずれなのかも・・? と言うか 自分は そういう事で なにか目的に向かって生きている訳ではないのだ・・。 結果を出す必要もないのだ・・。

とりあえず 自分の人生の残された時間と言うのに限りがあり・・それが 思ってたほどに残っていない! と言うのに気づき 焦っている・・。

自分の人生は 永遠にあるかのように感じて・・若い時から突っ走って 頑張ったが それはもうする必要はないのだ・・。 自分が永遠の眠りに着くと 知った時・・”充実したよい人生だった” と思わないと悲しい・・それには 今 こんな事をしている場合ではないと 思えて来たのだ・・。

なにが 今の自分 これから死ぬまでの自分の生き方なのか・・・? と言うのを 毎日 常時考えている様な気がする・・。
どんな美味しい物も そう食べられる物でもない・・どんなステキな家をみても その家の中に自分の身を置いて 自分は 幸せと感じるか? と思っても たぶん 全くもって感じない・・。

ステキなファッションをみても それは 他の誰かが持つ事で幸せを感じる物であって 自分の ”物” ではない。 

最近はいつも・・断捨離作業ばかりしている・・。 どうしても必要な物が生じたら・・今あるゴミの中から材料を探して再利用する・・と 言うことばかりしている。 あらためて物を買うと言うのはしてしない・・。 
ゴミから 実用的な物を作り出した時の満足感は大きい。

それから ”物”ではない 自分が感じられる楽しさ・・つまり 他の人と一緒に居る快感。 そんな目に見えない物はどうか・・? それも とても難しい物だ・・。 自分が 人との付き合いが下手と言うのもあるのかも知れない・・。 楽しいと言うより 疲れると言う風に思う方が強い・・。

そんな事を考えつつ・・じゃ~ 自分は 何がどうあることが 自分を心地良くさせるのか・・ と 考えあぐねる・・。

それで でてきた結果が ”一人旅” つまり 回りに知る人もない・・回りを私がしなければいけないと思われる物が一切ない環境・・つまり ”見知らぬ土地に身を置く” その事によって 自分に課せられる物は一切ない。 誰も私を知っているのではないのだから・・。責任もなければ 義務も無い。

そう考えたときに ふわ~~っと 自分が 宙に浮き 自分の存在が軽くなった様な気がした。

そして そんな環境のなかでは 自分は 今の自分になる必要もない・・ただただ 透明人間になって その辺を闊歩出来るのだ・・。 

 それが・・一人旅。

もうそろそろ自分を解放してあげなければ・・・ もう何も考えなくてもいいのだ・・! と 一生懸命に自分に言い聞かせている。

誰かがそばにいれば その ”相手に合わせる” と言う作業を一瞬たりとも怠らない・・。 それは 本当に疲れた・・。

ニュージーランドに居ても 自分が ニュージーランド人になる訳でもない・・。 かと言って 日本で生まれてそだって 純粋の日本人だから・・と言ったとて 日本に根をはってるわけでもないので・・私の確固たる居場所がなければ 自分は日本人として所属する訳でもない・・。

いつもいつも 仮住まい的に 身の回りの物を手っ取り早くまとめて 居住まいを換えまくってきた。よく人は長い外出の後とか・・長い旅の後は 必ず ”あ~自分の家が一番!”と言う。 あれは 自分にはなかった。

仮住まいの自分の巣から飛び出た時にだけ ステキな解放感をいつも味わいながら 生きてきた様な・・。と 言う事は 私は 根っからの ”根無し草の放浪者”なのかも知れない。

もう何年も前に私のやっている宿に泊まった男の子が自分のバイクで 世界中を旅している・・おとなしい・・だれとも話をしてなかったその青年に なぜか私は Facebookお友だち申請をした・・。 以来 もう 5年ぐらいは経つと思うが・・彼はまだ 自分のバイクで世界を闊歩している・・。

ある日彼の言葉が Facebookにあった・・ ”僕の永住の地はこのテントにある” と・・・。
私もまた 彼と同類項の人間なのかもしれない・・・。








2016年7月24日日曜日

ムース(犬)のベビーシッター と 小屋の仕上

息子の愛犬Mooseを 3週間預かる・・・。
が・・・彼は いつものひょうきん犬ではなく・・神経質な犬になってしまった・・。
全くご飯を食べなくなった・・水も飲まない・・。
その内 胃液を吐く・・。

だましだまし やっと あの手この手で 食べさせて・・。
獣医に連れて行くのも2回もあった・・。

最初まったく食べなくなってから・・と 最後の頃 血を吐いた時・・。
余りのストレス(飼い主がいなくなって・・) 胃壁が荒れ放題になったからとか・・。
本当に心配した・・。

でも やっと 息子が戻ってきて 一安心・・。 
今は ケロッと治ってしまった・・。

獣医が言うに・・飼い主がいなくなると よくある事だとか・・。

今回は田舎の小屋の最後の外壁の修理
Rogerはホリデー気分で のんびりとやって来る・・・。

一緒に作業を手伝ってくれたRyouhei
二人で 作業の後のビールをキャラバンの外で楽しんでいる・・。

最後の外壁修理完了! 最初の記念撮影

自画自賛の外壁

全員大満足の出来!

小屋の裏は薪小屋・・で 薪小屋の土にはいっぱいの木っ端が・・それを 一つ一つ拾いたい・・が そんな事はしてらんない・・。

それで考えたのが このふるい。
自分で こしらえました! んでもって このふるいに 木っ端の混ざった土を載せてふるうと 沢山の木っ端をゲット。
3㎥程の木っ端を得た。

2016年7月7日木曜日

英語を身に付ける

英語を学ぶのは大変な作業だ・・。 で・・・いつも思う・・言語はなんの為? 人間同士が心を通じ会わせる為・・に行き着く。

そんな大袈裟な・・人間同士が心を通じ会わせるなんて! と思うが・・とどのつまりはそうなのかもしれない。

たとえ パーティーで一緒になった外国人の人と楽しく会話をしたい・・ただそれだけ・・ 外国人と出会った時 ちょっと会話を楽しみたい・・それだけ・・と言っても そんなに簡単に出来るわけではない・・。

よほど その出会った外国人があなたを見ただけで 興味をわかないかぎり・・。 それでも 会話が弾まないと その一目惚れ興味だって 失せてしまうだろう・・。

でだ・・その心を通じさせるには どうすればいいか? 私が思うに・・それはもう ”敵を知れ” の一言に尽きると思う。

外国人は敵ではないが・・相手を知らない限り何も起こらない・・。それは確実に確かな事だ・・。

よく・・ここニュージーランドで楽しく会話を楽しんでいる風情を見るが・・全然話が噛み合ってない事がある。雰囲気だけで心が通じる事はまずあり得ない・・。

ニュージーランドでビジネスをしていた 私の年代の日本人が沢山いた・・。 で・・彼等は 全員が日本に帰ってしまった・・。あんなに沢山の人達が頑張っていたのに・・誰一人として ビジネスを継続させていた人はいなかった・・。 

ま~ 継続する必要はなかったとは言え・・ニュージーランド人とのビジネス交渉は不可能・・とか ニュージーランド人は信用ない・・とか ニュージーランドの仕事のやり方は怠慢だ・・とか・・。
そんな事をよく耳にした・・。

すべて当てはまっているとも思う・・。 が! そこには ニュージーランド人の仕事のやり方と 日本人のそれとは 全く違っているとも言える。

つまり ニュージーランド人のやり方に合わせない限り何も始まらないのは確かだ・・。 つまり”敵を知る” と言う処にたどり着く。

よく ニュージーランド人と一緒にフラッティング(ルームシェアー)した人から異口同音に聞く事は・・ニュージーランド人他欧米の人は掃除をしないから 私ばかりいつもしている・・と言う苦情・・。

で その日本人とフラッティング もしくは 日本人をホームステイで泊めた人の言葉は・・日本人は掃除が大好き! いつも掃除をしている・・・と・・。結局日本人はきれい好きだから・・掃除をマメにする・・だけど  外国人はそこまでマメではないので・・そこに食い違いが生じる・・。

それは どっちかが悪い訳でもない・・そこにお互いの合意を作らなければならない・・。 それには 微妙な心の食い違いを解明するための英語力が必要になって来る。


あとは 外人男に騙された・・私と付き合っているのに浮気をされた・・。と言う日本人女の子の苦情。 騙した訳ではないが・・日本人の女の子は軽い・すぐやらしてくれる・・と言う評判が落ちないのはいた仕方ないのだろう・・と思えるほどに不注意の女の子が多い。

全員が全員とは言わない・・ただ 若い男の子はチャンスがあれば すぐやりたがる・・。 すぐやりたがる女が近くにいれば そこでお互いが楽しんでもいい・・と言うそれだけなのだ・・。

女の子も楽しんだのだから文句は言えまい・・と言うのが 男の子の言い分・・。

昔 私は そういう男の子によく 説教をした・・が・・もう絶対にしたくない・・。 つまり そういう男の子の言い分は結局筋が通っている・・。 

独りよがりに ”自分と彼氏は付き合っている” と思い込んだ日本人の女の子が その辺を理解しなくてはいけないのかも・・? 日本人の男はそうではないよ! といくら叫んでみても・・所詮日本人同士だけの理屈・・。

つまり私が言いたいのは 日本人同士だけで通じ会える物は 日本人以外の人には無い・・。 ビジネスもお互い通じあって ”これは当たり前だろう” と思うことが 相手にとっては当たり前でない事がままあり・・それで お互いの思い違いが勃発する・・結果ビジネスは そうスムーズには進まない・・。

いつも 心の中の食い違いによって 問題が生じる・・その辺の細かい詰め・・もしくは微妙な気持ちの理解は もう 英語力に頼るしかない・・。

と言う事は 英語力だけでは どうしようもなく・・つまり ある程度異文化 異宗教 異人種の事を知らずして 英語は生きては来ない・・。

私が 22才の時にイギリスに行った・・正に日本とは全くもって違う世界・・そこで学んだのは英語と言う記憶は一切ない・・つまり ”生きて行くには相手との交渉をまとめる”と言う作業ができないと一歩も進めなかった・・。

つまり 金もない自分は 人の家に住み込む・・そして住み込みで働く・・と言う状態を得ない限り・・この国に滞在する事はできない。その時私が持っていたビザはそれだった・・。

その国に派遣された駐在員でもない・・・大使でもない・・金もない・・浮浪者になるか? まっとうのビザで全うに滞在するには とりあえず 住み込み場所をゲットする事だった・・。

住み込み先の情報をくれる代理店に日参する毎日・・代理店と言ってもはなから私をバカにした態度のデップリと太ったバカでかい声のおばさん一人の所だ・・。

そのおばさんは 私を怒鳴り付けるしか脳のない程 私に怒鳴る・・が! そこでめげてはいけない・・私自身が持つ条件を満たした所でなければ 首を縦に降るわけには行かない・・。

あげく条件を満たしたのでそこに住むが・・また その家族が私を頭からバカにした所だった・・。 

そして またまた デカ声デップリおばさんの所に戻って・・棲みかを求めて英語面接に回る・・。 そしてやっと自分の納得する家族を得た。
が・・その頃には 私には ”敵を知る” すべを得とくしていたのかも知れない。 その家庭の奥さんに 私は条件を出したのだ・・。

1 お互いがハッピーである為 最初の一ヶ月はトライヤル、 つまり試験的に住む。 一ヶ月後お互いが合意できれば そこで私はあなたの家に住むのを継続する。
2 ポケットマネーは○○ポンド
3 一日の拘束時間は○○時間
4 仕事内容(ベビーシッター)以外は一切しない。
5 拘束時間帯の変更の場合は 1週間前の通告が必要

これらの条件は 私が日本を出発して以来・・何回も泣いた・・そして 何回も屈辱を味わった結果に 私の脳裏に浮かんだ物だった・・。それを文章にして そこの奥さんに渡した・・。

結果 そこの奥さんは 今まで出会った事もないくらいのインテリ且つ 心の優しい人だった・・。それからの私のイギリスでの生活は 素晴らしい物になった・・。

今 思えば あの時の苦悩から 人との交渉・・それ等がすべて 今のニュージーランド移住の基盤になっているような気がする。

あらためて 英語を学ぼうと思った事は 一回もない・・。 いつもいつも 自分が外国人とやりあって生き抜いて行くにはどうすればいいのだろうか? それだけで 突っ走って来た様な気がする・・。

つまり なにかに向かって突っ走ってさえいれば そこには 言語と言うツールだけではなく 他のツールもセットになって 身について来るとも思う・・・。




2016年7月6日水曜日

夫婦って・・?

夫婦とは・・定義を見つけようとしても 見つからない・・夫婦の数だけ 夫婦のあり方と言う物が存在するのかもしれない・・。

何十年も連れ添う二人の人間が 波風も立てずに過ごせるはずもない・・。 離婚してしてしまえば 問題はない・・。 が 離婚せずに連れ添うのは 並大抵の物ではないのだ・・。

一人でいると言うのは かなり賢明な方法だ・・。 が・・一旦何十年も連れ添ってしまったからには そう簡単にその繋がりを解消できる物でもない・・。

たぶん ”情”と言う物が存在するからだろう・・。 そして 情以外にも 知人・友人とは違う 慣れ親しんだ何かが育って来る・・。

私には定期的にランチをするニュージーランド人の女友達がいる。 我等3人は ほんの数時間だが・・かなり濃い会話が展開する・・。 

一人は遅い結婚だが賢く夫婦は付き合っている・・。 もう一人は結婚を2回している・・で離婚も2回。 で 今付き合っている男は 2回目に離婚した相手。 不思議な感じだと思うが・・色々話をしていると 全くもって不思議では無いのだ・・。

彼等は離婚したが・・やはり二人の持つ友情はまだまだ 生きているのだ・・。 これからどうなるのか・・? 楽しみだ・・。

そして 私自身・・3回結婚して 今は 3回目の現在進行形。 二人のその友人は私の夫も良く知っている・・ 私等夫婦の話を色々していると いつも結果は・・”絶対離婚しなさい!” となる・・。

「Noriko あなたはまだまだ 人生を捨ててしまってはダメ! ロマンスもない男と一緒にいて どうなるの? 夫婦はロマンスが無いのであれば それは夫婦ではないのよ! 人生を無駄にしない為にも 一刻も早く離婚すべき!」 と言うのが 彼女らの意見なのだ・・。

夫婦は名前では呼ばずに ハニーとか スウィーティーとかで呼ぶお国柄・・。やっぱ そこにはどんな老夫婦であろうとも ロマンスはあるのか・・?

そんな風に夫を呼んだ事もなければ 思った事もない私には 理解できない問題だ・・。

”ロマンス”ね~~・・そんなの夫婦の間にあるのか~?とも思う・・。 夫婦って ロマンスが無いとダメってのは 欧米の人間の考え方なのか・・?

事実 私の夫は 私が5年間別居をしていた結果 我等の繋がりは終わったと理解していた・・。 つまり 夫 は独身になったのだと・・。この国は 3年別居すれば 自動的に、法的に離婚したと言う事になる・・。

日本の様に 別居婚と言うのはありえないのだ・・。

が・・ 私は 今 自宅 つまり夫の住む 自分の家に 別棟を建て・・そこに住む予定だ・・。 つまり 完全に別の家が 一軒の家に出来る事になる・・。 キッチンもバスルームもラウンジも寝室も別になる・・。

そんな事までして 夫婦の関係を維持する意味があるのか・・? それは解らない・・ただ 結局 それが2人にとって 一番いい状態であろう・・と言う結論が出ただけだ・・。
いろいろな人が 私と全く同じ状態で夫婦であると言う事実も聞く・・。数はそう多くはないけど・・日本にもそんな夫婦が存在するし・・日本以外でも存在する・・。

私の親は憎しみあいながらも・・結局別居もせずずっと一緒に過ごした・・。 父が死んだら ガラガラとバランスが崩れる様に母は精神不安定になった・・。

別の老夫婦も生前は憎しみたっぷりの間柄だったのに・・片方が死んだら・・相方の仏壇に話しかける毎日・・。夫婦ってそんな物なのだろう・・。

これって 摩訶不思議現象で・・どう解明しようにも不可能なのだ・・。




臭いプードル

朝はキャンパーバンから外に出ると バリバリに草が凍っている・・。 それでも 我が息子と嫁の犬、ムースは元気に飛び回っている・・。

足に靴を履いてないのに・・大丈夫なのだろうか・・・? と心配になる・・。 でも私
の心配をよそに ガンガン走り回る・・ちょっともじっとしていない・・。

嫁は犬のトリマーでもあるので・・プードルであるムースはいつも 素敵にカットされ いつもシャンプーの香りがする・・。

が 息子と嫁が日本に里帰りしている間 私がベビーシッターをしている・・。 私にベッタリとくっついて よくなついている・・。

が・・なんせ 私は田舎でどろどろになりながらの作業ばかりをしている・・そして ムースは私にもましてどろどろになりながら走り回っている・・。

数日で ムースは獣の臭いがして来る・・。 昔私が飼っていたラブラドールと同じ臭いだ・・。 私は犬にシャンプーもしないし・・トリマーだって不要だった・・よって 私の車に乗り込む人は みな ”クサ!”と言う・・。 犬の強烈な臭いがしていたらしい・・。 が 私自身は慣れっこになってしまっていたのか・・臭いと思った事もなかった・・。

今 きどったプードルのムースが 臭くなってはいるが・・ 私もドロドロだし・・キャンパーバンの中で ムースと一緒にドロドロ同士・・臭い同士 仲良くくっついて寝ている・・。


薪小屋

薪小屋だった所に ゴミがしこたま放り込んであった・・よって すべてのゴミを撤去する・・。 異常に地面が盛り上がって 天井が低くなっているので・・土と言うより薪の屑が積み上がっている地面なのだ・・。

長年この小屋は薪小屋として使用されていたのがうかがえる・・。 掘っても掘っても 薪の屑が出て来る。

この屑は これから 私が炊くストーブの火付けに丁度いい・・ってことは これは 屑ではなく 大切な燃料になる・・。

って事で でっかい段ボールの箱があったので・・それに その薪屑を入れる・・。 が なんせ それらの屑は 土と混ざっているのだ・・だから 手で揺すって土と薪屑を仕分けする作業が必要だ・・。

とても 地味で 手間のかかる仕事だ・・が 急ぐ訳でもない・・この作業をしたからと言って たくさんの燃料になって 大きな節約になる訳でもない・・。 が なぜか この作業をしないではいられない・・つまり その薪屑を捨てる気にはならないのだ・・。

薪小屋の端はなんか黒い土・・? と思っていたら・・石炭だった・・。 石炭の屑が沢山てんこ盛りになっている。 屑でない固まりもある・・どんどん掘っていたら大きな岩サイズのが ゴロゴロ出てきた・・。 バケツに何杯もの石炭を掘り起こした・・。

昔 この家は石炭をも燃料として使っていたのかも・・? なんせ 130年もの昔から人が住んでいた訳だから・・色んな物がこの薪小屋から出て来るのだ・・。

馬を使って土地を耕していた頃の鉄の部品とかも発掘する・・なんか 歴史を感じる薪小屋なのだ・・。


ダーフィールドのアイス

私の田舎の土地から11km 車で7分の処に 小さな商店街がある・・。
そこの一軒のアイス屋さんは お店のおばちゃんだろうが おじちゃんだろうが・・おにいちゃんであろうが・・アイスをてんこ盛りにしてくれる・・。

これで シングルのサイズ。
シングルでダブルの量を楽しめるのだ・・。

この2Girlsは アイスを盛っている時に・・おっちゃんが Enough? って訊いたら・・・ No! Not Enough! と返事をしたとか・・。

そしたら もっと盛ってくれたとか・・。
ペロリと平らげました!

又もや小屋改造作戦の続き


RyouheiとAyaちゃんが 旅の途中に戻って来てくれた・・。 そして 小屋修理を手伝ってくれた・・。

小屋はまだまだ 修理の完成には至らないのだ・・。


夜はドラム缶によるバーベキュー

みんなで記念写真

満天の星 流れ星 そして くっきりと白い ミルキーウェイ

コッパ(大昔シーツ等を煮て洗う物 五右衛門風呂的な物)の撤去


この”コッパ”は とてもステキで夢のある物・・宝物的存在だった・・・が 結局 撤去と言う事にする・・。

なぜか・・? つまり 瞬間的に大量のお湯を沸かす事が出来る・・が! それを排水する事ができない・・。

つまり 汲み出さなければならないのだ・・。 やはりこれは困る・・。 それに もうもう!と湯煙がでて・・小屋じゅうが水滴で水浸しになる・・と言う難点もある・・。

結果 撤去と相成る。

が! この撤去作業はそう簡単ではないのだ・・。 なんせ 数百キロもある・・。 コンクリートでできている・・。 

コッパから天井を突き破っている煙突だって・・コンクリートで出来てるから 本当に大変なのだ!

しかし! Hiromiちゃんと 一日がかりで シャベルカーまで 導入して 小屋を崩さずに 取り出しました!

ドアの間から出す時は 両側にほんの1cmの隙間しかなかった・・。
それを 車の牽引ロープでシャベルカーと結んで ひっぱりだしたのだ・・。
まるで 化け物怪獣が小屋から飛び出た具合だった・・。

小屋が壊れなくて・・ほんとによかった!

ニュージーランドの空はいつも美しい・・。
犬の散歩に行った・・ため息が出そうに美しい・・・。


ポスティング・ステージ


いつも予約もせず立ち寄る農場兼、B&B兼、トレッキングガイド兼、バックパッカー宿兼、Woofer農場兼、ビジネス講師等をやっている人の処へ行く・・・。

今は冬なので・・もしかしたらやってないかも・・? と言う不安は的中! ゲートはきっちりと鍵がかかり・・しまっている・・。

辺りはもう真っ暗・・農場なので・・街灯もなければ 何にもない・・。 遠くにほんのりと その農場の持ち主が住む家に明かりが灯っている・・。

思いきってそこに電話をしてみる・・すぐ電話に出てくれて 自宅の家に入る入り口に回って! と言うので そちらに車を回すと 自宅に招き入れてくれた・・。 暖炉の火が燃え盛ってとても暖かかった・・。

そして 今は宿は色々改造をしているので お湯とかも全部止まっているとか・・ それでも 私がいいよ・・って言ったら・・一部の泊まれる処に案内してくれて ガンガンと薪ストーブを炊いてくれて・・いっぺんにホンワカとしてきた・・。

ベッドに電気毛布も入れてくれた・・キッチンもバスルームも・・寝室も全部我らだけの貸し切り状態だった・・。

夜ご飯もよかったら あるよ・・と言ってくれたけど・・我らは沢山食料をもっているから・・そこまで甘えては申し訳なさすぎる・・。

でも 次の朝は産みたての鶏の卵で でっかいオムレツをつくってくれて・・素敵な朝食を作ってくれた・・。 そして 今改造している宿の一部を案内してくれた・・。

その宿の建物は 車イスの人用になるらしい・・ プール付きの豪邸の様になる・・。大きな窓がふんだんに設置され・・それ等は車イスの人の高さまで 下がっている。

ベッドから起き上がる時に 車イスの人達が手で捕まって起き上がれる紐を垂らす・・その為 天井に特別太い梁を通してある・・。

ドアと廊下は全部ゆうに車イスが回れるスペースになっている・・。 リビングとベッドルームのでっかい窓は 農場の雄大な景色を一望に見渡せる様になっている・・。

彼らの夢も雄大だ・・。 ゆっくり 焦らず・・この家を作って行くの・・と言っていた・・。 今をガンバっていれば・・いつかは到達するから・・ と二人はとてもニコヤカだった・・。

この農場は・・来る度に感動する事が沢山ある・・。 やはり この農場の持ち主のカップルが とても素敵だからなのだろう・・。



貸し切り状態



産みたての卵は味が違うのだ・・。

なぜか・・? クッカーが鶏さんの家に・・。

薪ストーブも鶏さんの家に・・。

だんなさんと犬ちゃん達が 我等をトレッキングに連れてってくれた・・。
彼等の土地は 1700ヘクタール・・つまり 今度私が買った土地の1700倍あるのだ・・。
よくわからんぐらい広大な土地なのだ・・。

TheStagingPost
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必ず予約が必要です。とても素敵な処ですので・・ぜひ行ってみてください。