メキシコ市 でた～！ ベッドバグ

でたよ・・・　も～・・　うんざりだよ～・・。

今　Bedbugと言うのが　世界で猛威を奮っている・・。

私が　２５年前から宿をやっているが・・　多分１５年ぐらい前から　この　BedBugって奴がでした・・。

いわゆる　南京虫である。

昔戦争中　日本軍が東南アジアをドンドン戦略して行った頃・・　兵隊さん達を悩ましたのがこれ！

千本針と言う　兵隊さんへの安全を祈願して　千人の女達が一針一針縫い込みを入れた腹巻きが兵隊さん達に持たされた。

その千本針腹巻きが南京虫の棲みかになって　大変な事になったと言う話は有名だ・・・。

カツテは　高温多湿の東南アジアが　南京虫のいる所であったが・・　今は　世界旅行を一般の人たちがする時代。　

南京虫達は　飛行機のチェックインされたバッグの置き場で　ガンガンと　飛び移って行く！　卵も産み付ける・・。

そして　今では　世界中を棲みかとして　生息している。　主に宿　高級ホテルでもいる所には　ゴマンといるらしい・・。

見た目清潔とか・・　高級ホテルとか　そんなの全く関係なく　BedBugはいる。　BedBugがいるかいないか？　は　その宿のオーナーがBudBugの存在を徹底的に意識し・・退治しているかどうかによる。

専門家でもBedBugの発見は難しいと言われているくらい難しい。

そこで　麻薬犬ではなく　BedBug犬としてトレーニングされている犬が出て来ているらしい。

絶対そういう犬が我が宿にも欲しい・・・！

そして　今では一般家庭にも　今では住み着くようになった・・。

が！　一般の人たちは　このBedBugを退治するすべをもって居る人はまずいない・・。

私は　自分の宿に発生した時に　ペストコントロールと言う業者に頼んで退治してもらっていた。　しかし・・　このBedBugと言う奴は　どんなに退治しても　ガンガンと旅行者が連れて来て・・　置いて行く。　定期的に調べて退治しないと　トンでもないことになる。

私はラッキーな事に　有能なペストコントロールの業者に出会い・・　その人が　私に企業秘密！　といいつつ　自力で退治出きる方法を伝授してくれた。

断って置くが・・　いくら専門業者と言え　BedBugのエキスパートとは言っても　完全に退治出きる業者は少ない・・。　いくらやっても　やっても　出て来る・・。
その内　一回2万円3万円と言うお金を　なん十回も使っていたら・・もう経費がももたない・・。
って事で　退治を完全に諦めた宿も　クライストチャーチに出て来たと言う噂も聞いた・・。　そこの宿に行くと　BedBugが普通にベッドの上をはい回っていると言う・・。
おぞましい話だ・・。

私の知っている業者が　その宿から退治を依頼されたが・・　完全に退治するには　200万円はかかるとか言ってた・・。　もうびっしりと　どこもかしこも・・　卵が産み付けられているから・・　一回の退治では無理・・。　卵が孵化する頃に又退治が必要・・。
ま～永遠にいたちごっこって事もある・・。

そうなったら　建物ごと　家具ごと全部燃やしてしまうしか方法はないだろう・・。初期発見　初期処置が勝利のコツである・・。

そこのBedBugの処置を全然しない宿から　移って来る客は　一時は我が宿では宿泊を断っていた事もある・・。　卵とかを　ごっそりもってこられては　くわばらくわばら・・。

それに引き換え　YHAはしっかりしている。　もし　我が宿で客がYHAから運んで来たと思われるBedBugを見つけたら・・　その客の泊まった客の部屋番号とベッドの場所を通知すると　すごく感謝される。　早速その部屋は使用禁止として　退治処置をするからだ・・。

そこまで　やらないと　BedBugと言うものは　ものすごい厄介な物なのだ・・。

私もこの宿で　自分のベッドをひっくり返してみたら・・　いたいた～！！　成虫で潰したら・・　私の血がベットリ出てきました・・。
身の毛もよだつ・・・。　

BedBugを発見出きる人もあまりいない・・。　業者は出きるが一般の人ではとても難しい。　隙間にいるが・・　その隙間も隙が一切ないだろうと言う隙間。　つまり　木のベッドなら　ベッドを解体しないと　見つけられない・・。

私が寝ていたベッドは　ぶっこわれそうなベッドで　ガッチリとしたベッドでなかったので　解体も不要だった。　それも　枠があって　そこに渡し板が何枚が置いてあっただけなので　その板を除いてみたら　BedBugがいたのだ・・・。
が　もし　私が　ベッドの枠もぶち壊したら・・　多分大量のBedBugが姿を表しただろう・・・。

全部で　３５ヶ所食われた・・　熱を持ち　腫れて　汁がスタスタと出て来る。　猛烈に痒い！　夜になると　死ぬほど痒くなって・・　夜中十眠れない・・。　顔の目の近くも２ヶ所ぐらい刺されて・・顔が半分膨らんだ・・。　でかい顔が　また一回りデカクなってしまった・・。

腕が　芯まで痛くなり・・脇の下のリンパ腺まで腫れて来た・・。　旅の前に医者から緊急の場合の抗生物質を処方して貰って来たので・・　それを飲んでいたら　少しつづ良くなって来た。

が・・　全部良くなるには　3週間はかかった・・。　２週間目には　夫が重体だから　医者にみせた方がいい！　としきりに言っていた・・。
ま～　常にオイワサンみたいに腫れた顔をみていたら・・　気になるわな～～・・。

多分この宿のオーナーさんは　BedBugの存在すら知らないだろう・・。