クロックスさんへ

面と向かって　この私のクロックスのサンダル（前に覆いのある典型クロックスサンダル）を見て・・
「私　これ　だっ嫌い！」　と　若い女の子に言われた・・。　
む～～・・・　ま～　仕方ないか・・　私も　昔これはトライもせず　ただ見た目で　好きではなかった・・。

あるときは　クロックスのオリジナルにも関わらず　世界中にパチモンの激安物が出回り・・それは　エスカレーターとかに巻き込まれ　かなり危険な物と言うレッテルも貼られる。

そして　だらしない貧困人が　これを　よくつっかけていた・・。なんせ　パチモンなら１００円　２００円でもゲット出来るからだ・・。
が！

私が　クロックスとの出会いをしたのは　このデザインではない・・。　ずっと　ゴム草履を探していた時期があった・・。　それも　頑丈で且つ履きやすい物・・。

だが　色んなデザインだとか・・奇抜な色とか・・見た目すごいゴム草履とかサンダルは　沢山見て来た・・が！　機能性に優れているのには　なかなか出会わない・・。
ムシムシと高温多湿の　ケアンズ（オーストラリアの最北　赤道に近い）に行った時・・どうしても　ゴム草履でないとダメだ～～・・と思っていた時・・ある高級ホテルの中に入っている　ブティック的小さな靴屋に入る・・。

そこで　ま～～！！　私が正に見つけていたかっわいい～！　サンダルがあるではないか！　色も落ち着いたピンク、デザインもシンプルで　細いストラップが２本あるだけで・・履いてみると　ま～！！　フワフワ！　酷い外反母趾であり　幅　EEEである私の足に　ピタッと吸い付くように収まるのだ。

歩いても　フワフワ・・もちろん　靴擦れなんて無縁！　とりあえず軽い！　そして又　靴底はグリップが利いていて・・安全ときたもんだ！

岩場であろうが・・川の中にザブザブ入ろうが・・ビーチだろうか・・　どこでもござれ・・。　そして　トランピングですら・・楽！

キャンピング用品店で　売ってるサンダルがある・・値段だって　いいのは数万もする・・。　安いのでも　1万円ぐらいはする・・。　トランピングでもいけますよ～的だけと・・あれは　カナダとか　ニュージーランドとかの山の中で履くにはいい・・。　

が！　あれは　水分を含んだら・・も～！！　最後　乾かない・・よって　臭くなる・・。　つまり　高温多湿の気候とかに持って行くのは　もっての他・・。

濡れなくても足からの汗で　即臭くなる・・　どんなに洗って　乾燥させて　消臭剤をたんまり吹き掛けても・・ガッカリの結果になる。

昔　登山靴的　トレッキングシューズを　5万円ぐらい出して買った・・。　頑丈に出来ていて・・　靴の中も分厚い靴下を履けばいい感じ。　くるぶしまで来ているので・・足をぐねる心配もない・・。

が！　重い！　軽いのもあるが・・やっぱ　まるで　スキー靴を履いているようだ・・。アーマー靴を履いているようで・・自由が利かない・・。　これも　2・3回履いて　もう履かない・・・。

なので・・今度は　スポーツ専門店に行く・・。　私の足を見るなり　スポーツ靴専門家が　あ～だ　こ～だ　と講釈を垂れ・・　なんだかわからんけど・・軽く動きやすいって言うヤツを購入。

だが・・・それも　一回か２回履いて・・おしまい・・。

さて　元のケアンズで見つけた　私のかっわいい～！　サンダルに話を戻そう・・。　それは　値段も１００円　２００円で買える代物ではなかった・・　たぶん7000円ぐらいしたと思う・・。

最初　エッ！　いくらかわいいと言ったとて　こんな簡単なゴムサンダルが　7000円？！　と　思ったが・・エイッ！っとばかりに買った・・。　その後は　魔法の靴をゲットした如く　高温多湿の東南アジアであろうが・・南米であろうが・・コジャレたレストランへゆくのにドレスアップして出掛けようが・・岩場の貝採集だろうが・・なんでも　いける。　年がら年中　イケル！　

も～　こうなったら　クロックスさんって　天才！　誰がどう言おうと・・　クロックスさんが好きになってしまった。　

あの人に”大っ嫌い！”　って言われた前を覆ったクロックスのサンダルって　デザインは今一だが・・即突っ掛けて履けるし・・　前に覆いがあるので・・爪先を傷つけなくていいのでは・・？　と考えて・・・それにクロックスさんのであれば・・もしかして　イケル・・？　と思って　手にいれる。　予想は的中　どんなにガサツな動きをしようが・・・足に覆いがあるって事は”安全”なのだ。

さすが！　クロックスさん！　このイマイチデザインのサンダルだって　かっわいい～デザインのサンダルの機能性も　もちろん！　すべて！　持ち合わせているし・・　履きやすさ抜群で・・・年がら年中つっかけているようになった・・。

それに常に貧困性出で立ちの私にピッタリの代物でもある・・。

ここ山奥のトレッキングでも　楽々で　重宝しているのだ・・。

クロックスさんへ・・・あなたはスゴイ！　よくぞこんなスゴイ物を作ったもんだ！