2015年5月24日日曜日

自然の恵み

最近・・薄い茶粥と梅干しを朝御飯にしている・・。 粥にお茶をタップリいれて・・そこに梅干しを入れて・・。

茶碗の中が空っぽになったら・・ そこに又 お茶を注ぎ・・そのお茶を飲み干す前にそのお茶碗をきれいにお茶で洗うようにして お箸もついでにそれで洗ってから それを飲み干す。

修行僧がそうやって食事を終えたら・・布巾でお茶碗と箸を拭き・・そのまま 善卓の中に全部を仕舞い込み・・そしてそれをそのまま 又次の食事に使う・・と言うのを見た事がある・・。

なんとま~ 質素 且つ見事なまでの作法・・ と感動した事がある・・。

私もちょっと真似をしてみた・・・。

私と同じ世代の友人が・・梅干しの種の中身を食べたことがない・・と言って・・私は驚いた事がある。 種は必ず割って(昔は割る道具がないので・・外の石とかを持って来て割る)中の種の薄皮からスルリと抜けるナッツがおいし~~い!

あれが 梅干しの中で一番美味しい物だし・・ あれを食べる時がとても幸せなのだ。 

と言う事で・・食べたことのないと言う友人に・・ それはダメ! と言いつつ・・私は デパートに行って クルミ割りだの・・銀杏割りだの・・色んな物を割る道具を買ってきた。

ニュージーランドですぐ手に入る ナッツを割る道具が 全然見つからず・・ も~~! なんだ! この国は~!! とカリカリと来てしまった・・。 梅干しの種は気軽にみんな割って日本国民全員が食べてもらわないと・・! それには あの気軽に割れる ナッツクラッカーが必要なのに・・!! と憤慨した・・。

昔 父がまだ生きている頃・・私は大人になって実家で料理した時・・スイカの皮の白い部分を漬け物にして食卓に出した・・。

すると! 頭ごなしに 「スイカの皮なんか食うんじゃ~ない! そんな いじましい真似なんかするな!」と軽蔑を込めて 怒鳴られた覚えがある。

その時は もう親を一個の人間と見ていた自分だったから・・”地球の資源をありがたいと思って感謝して人間は食べるべき・・人間が横暴になっていい事はないだろう!!” と腹が煮えくり返った・・。

親の横暴な考え方には 頭から腹の立つことばかり・・。 しかし 夫を完全に軽蔑していると 私は信じて疑っていなかった母親が・・ そのスイカの皮事件で 父に対して恐縮して謝ったのだ・・。

それで 私の腹の中は 又もや・・”こりゃ~ 同じ穴のムジナ” だな・・? と言う強い印象がある・・。

キャベツの芯、ブロッコリーの芯、レタスの一番外側の葉っぱ、 セロリの葉っぱ 全部! 私は捨てた事はない・・。 人が捨てたら・・拾うぐらい・・あれは貴重な食料なのだ。 

鶏のガラを買っても スープに取った後 骨の隅々までせせって 大量の肉を掘り出す。 それを甘辛く煮ると・・絶品のおかずができる。

鶏モモ肉から肉を削り落とした後の骨も 全部集めて・・甘辛く醤油で炒めて・・それをしゃぶる。鶏の骨の両端は軟骨があり・・軟骨を食う 又はしゃぶった後の骨の両端は歯でかじれるのだ・・・ それも噛み砕いて食ってしまう。

もし 食べた事のない方があったら・・一度やって見てください。

飽食の時代・・・自然の恵みは 本当に偉大であり 貴重だと思う。

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