2015年5月7日木曜日
ホームレスの若者
Youtubeで観たホームレスの若者は ネットカフェで寝、コインランドリーに行き 風呂やに行く。 日雇いの職にありつければ・・問題はない。 が ありつけないのが続くと ネットカフェも ランドリーも 風呂もない。
時々は空腹が続く。 人との会話も皆無だ。 そんな中 インタビュアーが・・
「ホームレスになったきっかけは?」と問うと・・重い口が ポツポツと動く。 幼い時に親が離婚、高校の時に一緒に住んでいた母親が 自分の持ち金を盗んで消える。 以後部屋代も払えずに追い出される。
一回父親に頼ったが・・ 夜中物音で目が覚めると 自分のお金が無くなっていた。 その後は もうすべてが どうでもよくなった。
彼は目先に職があれば それをやる・・無ければ所持金 数百円で・・それはそれで 仕方がない事なのだ。 食べないで・・いればいいこと・・。
顔の表情も常に 能面のようで そこには何もない・・・。
もう一人のホームレス若者は・・ 同じような境遇で育った。 高校時代に 離婚した母親に 1万円渡されて・・”もうこれからは自分一人で生きて行け” と言い渡されて・・ ホームレスになる。
それでも・・彼は ある日 年配のホームレスの人に 市の公園掃除の仕事を紹介して貰ったのをきっかけに・・ ドンドン顔に表情が出て来て・・・ いっぱいのご飯を食べ・・しっかりと風呂に通い・・ 見違えるように変化して行く。
彼が 笑顔いっぱいで インタビュアーに話をしていたとき 突然声がとまり顔を伏せた。 こみ上げる物があって・・話が出来なくなったらしい。 そして ”自分は人間らしくなったから・・だから泣けるようになったのかもしれない・・” と言っていた。
思えば 私も父が死んだ時・・思った。 これで 私を認めてくれる人は一人居なくなった・・。 それでも まだ 生きている母がいる・・。 が・・私が気がついた時は もう私を認めると言う余裕など微塵もない程老いていた。
もう 私は何も頑張る理由は無くなったのかもしれない。 何をどうしたからとて・・私と言う人間を認めてくれる人は居ないのだから・・。
あの二人のホームレスの若者が 無気力から脱却して 人間の気持ちを取り戻して生きて欲しいと切に願う・・・。
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