2014年9月4日木曜日

Havana in Cuba #7

キューバのお金

いや~!  キューバのお金が CUCと言う単位があるってのはわかっていた・・。 で もって 現地の人が使うお金も存在するってのも解っていた・・。

でだ・・! CUCと言う単位 つまり 1CUCが米ドルの1ドルの価値があるってのも解っている・・・。 米ドルは ニュージーランドの1、25倍する・・ だから 単純に1CUCが NZドルの1ドルとは計算はできない・・。 ま~・・ それは 許せる・・。 取り合えず 5CUCなら ニュージーランドドルでは 6ドルとか7ドルなんだな~~と思えばいい・・。

が 問題は 現地の人のお金だ・・。 観光客がウロウロする所には 現地の人のお金は存在しない・・ 全部 クーク つまり CUCの単位での世界だ・・。

で 私は やっぱ 現地人が行く店にいきたい・・ 店でなくても 一般の現地の女たちが買う所に行く・・・。 しかし CUCも 誰も CUCとは言わない ペソが単位の言い方だ・・・。 

5ペソは 米ドルの5ドル。 でもって現地の人のお金の単位も ペソになる ¢の単位も センターボといい 聞いてると¢とも聞こえる・・。

だから それが 米ドルの単位なのか? 現地人の使うペソ単位なのか・・? 全然よくわからん・・。

どっちも アメリカドルの価値もドルとも言わず CUCとも言わず ペソであり どっちもセンターボなのだ・・。 

キューバの物価はメキシコに比べて相当低い・・ と聞いていた・・。 が バカ安い訳ではない・・。 東南アジアを旅行していたときは 半端ない安さに度肝を抜かれる程だった・・。

ま~観光客がうろつく範囲は やはり さほど安くはない・・ が! 現地人の行くマーケットでは 1円 2円で 立派な買い物ができる。 まるで 昔の50銭とか 20銭とか 5銭とかの世界に入る事ができた・・。

もしかして・・? キューバの物価の安さもその辺・・・? ま~ そこまでは行かないだろうけど・・。 とか 色々考えていたが・・。

どうやっても 現地の人のお金に触れる事ができない・・。 コインは現地の人のお金の単位なのか・・? とか・・? 
現地の人のお金と言う物はどういう物なのか? 見てみたい・・。 どこで手に入るのか・・? とか・・ 色々考える。

CUC単位のお金を払えば お釣りとして 現地の人のお金が入るだろう・・と 目論んで 現地の人しか行かない所で買い物をしてみる・・。 が・・ どうしても 私に戻って来るお釣りはどうやっても CUC単位の物しかもどって来ない・・。 

コインだけが ドンドン溜まって来る・・。 10¢ 5¢ 25¢コインが じゃらじゃら・・。 

で ある日 ライムを2個買おうとした・・。 で そのジャラジャラある小銭入れを売ってるおっちゃんに広げて見せて ここから金を取れと言うと・・ 1ペソのコインをとった・・。 つまり1CUC つまり 米ドルで 1ドル。 100円。 

う~~ん ライム2個で100円 バカ安い訳ではない・・。 横をみると ワケギの束がある・・。 それもデカイ! 絶対に食べきれない・・。 2、3本もあればいいのだか・・20本ぐらいの束になっている。 

料金は・・と言うと・・ 5ペソと書いてある・・。 う~~ん 5ドル・・? 500円。 ま~ 20本ものワケギだったら 500円はするかも・・? しかし 全然物価が安い訳ではないのだ・・・。

そうこうしていたら おっちゃんが 私の顔をみて ライムをもう2個くれると言う・・。 サービス サービス! ってな感じで・・。

でも 私は どうしても ワケギが欲しいのだ・・。 つまり おっちゃんは 私の顔を見ながら 私が 納得していないと思ったと思う・・ 今に思えば・・。 その時は そう思わなかった・・。と言うのも 私は 全然現地の人の1ペソの価値ってのを 知らなかったからだ・・。

お札にも 現地の人のも 全部ペソ単位が書かれているし・・ CUC単位のお札にも 同じくペソ単位で書かれている・・。

現地の人の紙幣はボロボロで 色も汚い・・。CUCのお札は色鮮やかって事で・・真新しく 立派で美しい・・。 来いんだって・・CUCコインはピカピカ光っていて新しく立派。 現地の人のは古くて・・汚くて使いフルされている・・。 と一目瞭然に区別ができる・・。

しかし 貨幣価値は訳のわからんまま・・・。今度は おっちゃんが バナナを2本 サービス! サービス! とっとけ! とくれる・・。 なんか 不思議な気分で・・。
ど~~もおかしい・・。

ライム二個分のお金で もう2個そしてバナナ 色んな物をサービスするのは ど~~もおかしい・・。

で・・・ 私は考えた・・ このワケギが5ペソもするんなら・・ バナナ2本と ライム2個のサービスを辞退して おっちゃんに 突き返す・・ でもって ワケギを私の袋に突っ込んだ・・。

さて おっちゃんどうでるか・・? もしかして 金を払えって言ったら仕方がないから 払おう! と言う腹つもりでもいた・・。

が おっちゃんは 私が5ペソのワケギのデカイ束を 私の袋に突っ込んだにしても まだ 2本のバナナと もう2個のライムも 取っとけ! とばかりに突き返す・・。

これは も~~~どう計算しても 筋妻が会わない・・。 ん~~・・・ わからん・・。 結局100円のおかねで 4個のライムに2本のバナナ そして デカイワケギの束・・が買えた事になる・・。
 
で 今度は となりのパパイヤを売ってるおっちゃんに 5ドル札を渡して そこにある あんたがもっている 現地の人の札に換金してくれ・・ と言うと・・ よっしゃ! とばかりに 5ペソくれた・・。 

ん~~・・ ってことは CUC5ペソは 現地のお金でも 5ペソって事になる・・。 少しのコインはオマケと言ってくれた・・。

お金のオマケってあるか~? 換金してるんだべ~~?

それらのコインも はじめてみる現地の人の使用しているコインだ・・。 私としては なんか やっと 現地のお金を手にして・・ コインまで色々もらって・・なんか 嬉しいやら・・ 納得がいかないやら・・。 

しかし これで やっと 現地の人のように買い物ができる・・。

でだ・・最近通いつめている パン屋でのパンが なんか・・激的に安い気がするので しつこく パン一個いくらか? と訊くと・・ 一個1ペソと言う。 

ま~一個100円なら 高くはない・・。が・・・ どうも パン屋の女は我々の財布から 1ペソ分は取ってないし・・。 多分 現地のお金ではなく・・ CUCのコインの4セント分ぐらいしか取ってない・・。激的にちょっとしか取ってない・・。

1ペソといいつつ 4セントはどう考えてもおかしい・・・。



で 私は訊いた・・現地の1ペソって CUCの単位で言ったら いくら・・?と・・。そうすると 女は 全然解らんってな風だったが・・ なんと他の若い真っ黒の肌の男が現れて・・ 
ニコニコしながら 1クークつまり 米ドル1ドル分で 現地の23ペソだと言う・・。

え~~~!!! ひぇ~~~! ん~~~っと・・ え~~っと・・ もう わっけわからん・・。 

パンが現地のお金の1ペソと言うことは 一個のパンが100円ではなくて・・4円なのだ・・。 
ちょ! ちょっと! まてまて~~! そうすると・・ 私はフルーツやら・・ 肉やら・・ 野菜やらを 今まで 何十倍のお金で買ってた訳~~?!
ってか そうなんだろう・・。 

ずっと 現地のお金は使っていなかったからだ・・。
じゃらじゃらと 目一杯のコインをもっていたけど・・ それもアッと言う間に 使ってしまった・・。 
今に換算してみれば・・ コインだけでも 10CUCはあったはず・・ って言うと230ペソ分はあったはず・・ と言うと このパンが 230個も買えた価値のあるお金を あっさりと無くしてしまった事になる・・。

知らないと言う事は 恐ろしい事だ・・。いくら外国人は 外国人貨幣価値でお金を払えとか言っても・・ そりゃ~~ないべ~~・・・。

も~~! あたしゃ~ 怒った! リベンジしかない・・。 外はアジアジ 汗ダラダラだけど・・ やっぱ あそこ! つまり CUC5ペソを換金したおっちゃんと一騎討ち!

てめ~~ 私のCUC5ペソのを現地のお金に換金するには あんだ! おっさん! あたしに120ペソくれなきゃ~ダメだべ~~! なのに・・あんた 5ペソしかくれんかったべ~~。

いくらなんでも そりゃ~ないべ~~・・!

こうなったら リベンジ! おっちゃんの店に行って 意気揚々と現地のお金だけで買い物をするのだ! 

ぜぇ~ったいにCUCのお札もコインも 見せずに 現地の札束をもって 現地のコインだけをもって・・ 財布も別のにして・・ 出掛けたのだ。

パパイヤ1ポンド3ペソと書いてある。 楽勝! もってみると 2、5kg~3kgぐらいはあるパパイヤ・・ って事は 現地のお金で15ペソから18ペソの間。 絶対にそれ以上の値段であるはずはない・・。
で 昨日は膨大にぼったくったおっちゃんが ”キンセ”と言う。 やった~! 15ペソ、 ってか 60円 え! 60円? この2・3kgもするデカイパパイヤが・・? 

どんだけ お前今まで 私からぼったくってたんだ~・・? 
と思ったが・・ま~ 私の無知から来る事で・・ ここで 騒いだ所で・・ どうすることもできない・・。 で そのまま パパイヤを私の手に渡すので・・ そこにあるスーパーの袋に入れてくれ・・ と言うと・・ 1ペソと言う・・。

てめ~~~・・・ いままで どんだけ あたしからぼったくってて・・ まだ 袋で金をとるんか~? と思ったが・・ 日本のスーパーでも ニュージーランドのスーパーでも袋代は取る時代だから・・ ま・・仕方ないか・・ と思う。

が! そこはそれ!
”じゃ~ 金はらうんなら 袋なんか いらね~よ!” と見栄を張って デカイパパイヤを そのまま受け取った。

ふ~・・。 かなりの満足度がある・・ この立派な ドデカイパパイヤが60円なら すごく満足! 


でだ・・ いつも歩かない通りをちょっと歩いてみよう~! と ちょっと冒険心を出してみる・・。 そしたら 戸口の奥に 沢山の卵がある所があった・・。 24個ぐらいの卵が卵トレイに並んでいて・・ そのトレーが もう大量に重なっている・・。 


卵なんて メキシコでも買った事がない・・ ニュージーランドを出て以来食ってないし・・。 でっかい玉子焼きでも作って食ったらうまいべな~~・・ と思いつつ中へ・・。

が・・誰もいない・・ ん~・・・ 24個のトレーを そのまま買わないと売ってくれないかも・・? 24個の卵は いくらなんでも多すぎる・・。 

しかし こうなったら 絶対卵を手に入れたい・・。 スペイン語でその辺をどうやって説明するか・・? と 色々考えていた・・ ま~どう考えても全然スペイン語を勉強していない 私にとって 何をどう言っていいか いくら考えても出て来る訳がない・・。

そうこうしていたら・・・陽気なおっちゃんが 他のおっちゃんと一緒に わいわい談笑しつつ・・中に入ってきた・・。 で・・ しきりに二人は話していて 話が終わらん・・。

あたしの事は無視・・? とおもいつつ・・辛抱強く待っていたら・・やっと談笑は終了して・・私の顔をみて ニッコリするおっちゃん。

で おっちゃん 突然 ”コリア? ハポネ?” と言うから 私は ニッコリして ”ハポネ!” と返事した・・。 

で 卵を指差して 私が ”せいす!” と叫ぶ・・ (6個くれと言う意味)でおっちゃんは 私に6個卵を持ったと思ったら 私の手に乗せようとする・・ 2個ぐらいなら どうにか なるが・・ 6個の卵は どうやっても 手で運ぶのは・・ と思っていたら・・ 

突然 スペイン語で なんちゃら! かんちゃら!! でもって なんちゃら! かんちゃら! と エライ早口で 捲し立てる・・ なんか 怒られてる感じ・・ 

卵を買いにくるのに・・ 手ぶらで来る奴がいるか~! アホメが! アホには卵は売らん! と言ってる風にしか聞こえない・・。

仕方がないので・・ 私がしょぼんとしていると・・ おちゃん かわいそうだと思ったのだ・・ ニッコリしてくれた・・。 よかった・・ 怒られたけど・・そこまで 怒ってないんだな・・と私は一安心・・。

で・・ おっちゃん 突然 戸口の所に来て 外で でっかいアボカドを台に乗せて売っているおねえちゃんに 何やら叫んでいる。 で 私に そのおねえちゃんの所に行け! と私を促す・・。

なんだか わからんけど・・ 怒られたので・・やっぱ おっちゃんの言う通りにした方が身のため・・と おねえちゃんの所に行く・・。

と おねえちゃんが スーパーの袋を一枚私に手渡すのである・・。 1ペソ払うのかな・・? と思っていたら・・ 

と言うのも ぼったくりのパパイヤおっちゃんは スーパーの袋は1ペソって言ってたし・・。 でも おねえちゃんは・・ ”はよ~ 卵のおっちゃんの所にいけ” と 又 手で促す・・。

素直におねえちゃんに ”グラッシャス” と言って おっちゃんの所に戻ると スーパーの袋に 6個の卵を入れてくれた。 

でお金は6個で25円ぐらい・・。 安! 

その私の様子を見ていた 別の卵を買うお客さんは 真っ黒の肌でニコニコ笑うおばあちゃん。 彼女の顔のシワは深い物で・・ 顔がシワシワなので・・ 笑うとクチャクチャになってしまう・・。 

彼女は 私に スペイン語で 捲し立てて話しかけるが・・ 私は なぁ~~んも わからん・・。 ヘラヘラ笑うだけしか能のない人となる・・。

シワクチャ顔のおばあちゃんは ちゃぁ~んと 小さいポリバケツのような物を用意してて・・10個ぐらいその中に卵を入れてもらっていた・・。

で 料金は払わず パン屋でみた光景と同じく 小さい手帳のような物に卵屋のおっちゃんが何やら書き込んでもらって・・それで 支払いは済んだようだ・・。

ここは共産国、配給制の食料と言うのが 決まってて・・ 卵とかパンとか 基本的な食料品は 手帳が配られるのかも・・? とま~ これは 私の想像であるが・・。

シワクチャ顔のばあちゃんと 私は一緒に卵屋を出・・ ばあちゃんは 私に色々話しかけ・・ ちんぷんかんぷんの私は ヘラヘラ笑いつつ・・通りを一緒に歩くと・・なんか 近所のばあちゃんと世間話をしつつ歩いている図・・・。

なんか 初めて観光客とは違う気分を味わったのである・・。 

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