2014年9月6日土曜日

Antigua in Guatemala #3 市場



市場と市場の回りはも~~ 女の国
女が売っているのだ・・。
女達は子供も連れている・・。 託児所っつ~もんはない・・。赤ちゃんは自分にくくりつけ・・。
幼児はその辺で遊ばせ・・布の敷物を地面に敷き昼寝をさせ・・。
おっぱいもモロだしで赤ちゃんにもませている。
食事もちゃんと食べ物を自分で持っているし・・日がな ここで商売をするのだ・・。


所狭しと野菜果物が並べられ・・ それも全部新鮮! どうやってこれ等が新鮮な内に売りさばくのか? 不思議で仕方がない・・。 いつも新鮮なのが ズラリ! と並んでいるし・・。

ま~ 時々はちょっと日が経っているのもある・・。 その辺は気をつけた方がいい。 ニンジンとかインゲンとか ふにゃ~ってなってたらダメ・・・シャキッとしてないと・・。

まだ水分が残っていて シャキッとしているのを選んで買うのがコツ。

アボカドも グチャグチャのもあれば・・ かったい!のもある・・。 丁度いいのは自分で選ぶしかない・・。

一回 アボカドを触っていたら デブおばさんが ”さわんな!” と私を怒った。 あたしが選ぶ! といいつつ ガンガン袋に突っ込んで ホレ!と私に渡す・・。

私は イラン! と 突っ返した。 アボカドが触れない イコール買えないべ~~?

この市場はデカイ! よって迷う。 誰だって迷う! どうやって迷ったらこの市場から脱出するか? も~~泣いてしまうしか方法はない・・。

そ~~だ~! 私のスマホに磁石盤があった! こんなときこれを使えば・・。 と思ったが動かない・・。 仕方がないので・・もう一回別のを プレイストアーでダウンロード。 だがやっぱ動かない・・。

もう 磁石は諦めた・・。 何回も通って覚えるしかない・・。

ある人が言っていた・・ とりあえず同じ方向にしか行かなければいい。 うん! それはいい考えだ! と それを実行しようとしたが・・ そんなの無理! どうしても・・あっちもこっちも目移りがして やっぱ 自分の行きたい方向に行きたい・・。

結局市場の前に通っている大通りの名前を完全に叩き込んで 発音を完璧にして この通りの名前を叫べば・・誰から指さしてくれる・・。

そして その指刺された方向に行く事によって脱出できると言うのを学んだ・・・。

肉屋は少ししか肉がない・・。 うまそうな肉を買っても固い! すばらし~!ステーキ肉を買ったが 固くて食えなかった・・。


子供でも物売りはしている。 遊ぶ時間なんてないのだ・・。


彼女等が着ている服は手ここGuatemala特産の手織物である・・。 手織物であるからしてこれはそう安い物ではない・・。 これを購入して着れる女は一人前と言われる。 だって ブラウス 帯 腰巻きのこの3点を手にいれるのに・・3万円ぐらいかかる・・。 いいのだと・・。

大の男が 目一杯農作業の手伝いを一日10時間以上やって 500円ぐらいしかもらえないから 3万円と言ったら とんでもない金高なのだ・・。

それでも みんな この手織物民族衣装を着ている。


この民族衣装である手織物は その土地土地のユニークなデザインで織られる。 よってそのデザインをみれば 確実にその女の出身地が明確になる。 が・・ 知らない人がみたら どれがなんだか 全然わからん・・。

宿のオーナーの人は 「あ~あれは どこどこの出身地の柄だよ・・」と私に言ってくれるが・・。 わからん・・ 全部同じに見える・・・。


Guatemalaの女はみんな太っている。 それも骨太に太っている。 腹もボテっと出ている。 多分何百年 何千年もの間粗食だったのだ・・ ここ数十年の間に 文明開化の波が押し寄せ 急に粗食でも耐えられる頑丈な体に 欧米の油だの砂糖だのが 流れて来て・・彼らの体は肥満になっているのだと思う・・。

同じ現象が ニュージーランドのマオリ人にも言えるだろう。 友人のマオリ人が言ってた・・。 我々は一日一食で十分生きれて 十分体力が着く体なのに・・最近は欧米人並の食事を毎日3食もするから 肥満になっている・・と・・・。


彼らの血はインディオの物だ・・。 それが スペインがこの地を昔制覇し・・ この地を全てスペインの色に染めてしまった・・。

そして スペイン風の町並み・・スペイン語・・ スペインのカソリック信仰も寝強い。 スペインの教会があちこちにある・・。

だが 彼らの血はやはりインディオの血には変わりはないのだ・・。 その辺のギャップをどうやって埋めているのだろうか・・。

私は この辺の人は英語は話さないけど・・・全員スペイン語だと思っていたら 大間違い。 みんなインディオの言葉を話すのだ・・。

そしてそれが彼らの第一言語なのだ。 スペイン語は彼らにとっては第二言語になるのだ・・。 それで又 英語ができたら それは第三言語となる・・・。


何があっても 一日日がなどこかに座り込んで 商売をしなければならない女達。 でっかいマンションに住んで 銀座で買い物をし・・ 青山のレストランで食べ・・ 外車をのりまわし・・そんな女が幸せか・・? と言うと そうとも言えない・・。


歳をとってもちゃんと立って歩ける内は商売をする。


この女は豆類 粉を挽いた物・・と 人によってみんな色々な物を売っている・・。


女達の写真を撮りたいが・・ 大っぴらに撮るのははばかられる・・ 一回写真を撮っていいか・?ってきいたら ”まねー!” って言われた。

それ以来 隠し撮り的にやる事にしている・・。 

夫が言ってたが・・昔彼がGuatemalaに来た時・・彼の友人 つまり白人がデカイカメラで 現地の人の写真を撮ろうとしたら そこにあった果物を投げつけられた・・と言う話を聞いた。


バナナには2種類ある。 料理用とそのまま食べる用と・・。 料理用をそのまま食ったけど・・ ま~食えない事はない・・。 やっぱ 大味。


こうやって 沢山物が並べてあると・・ どこまでが どのおばちゃんの店でどこまでが次の人の店かわからん・・。 よって とりあえず欲しい物を手に取るとその持ち主が現れる・・。

手に持っても誰も現れない事もある・・ しかしその傍の店の人が ちゃんとその店のオーナーを連れて来てくれる。

彼女等の民族衣装は鮮やかであるが・・又 彼女等のエプロンもすごい! 決して素敵とは言えないけど・・レースのフリフリがも~~~嫌と言うほどついている。

でもって このエプロンは密かにポケットが何個もついていて それらのポケットは お金の種類毎に区分けできるようになっているのだ・・。

客が立て込んで来て ガンガン売っている時に ワザワザお札を見ずに ドンドンエプロンのポケットに突っ込み そして お釣りもほとんど見ずにキッチリとした金額を素早くポケットだら出すのだ。

こっちはコインの需要はあまりない・・。 なんせ最低のお札が 15円程度。 ってことは 結構お札だけで用が足せて来る。

しかし この市場で買い物をすると やはりコインは必要かな~~・・ 15円の半分は 50センターボ つまり 7円 で その半分が 3円 5センターボのコインまであるので・・70銭つまり 1円以下の単位もあると言う事で・・。

最近覚えたテクニックだけど・・。
こっちの人は 大体1ポンドつまり 450gぐらいの単位で物を買うのだ・・。 みんな大量に買う。

が じゃ~ 私見たいに そんな沢山要らない・・トマトだって 3個あれば・・ レモンだって1個あれば・・ インゲンだって 10本ぐらいあれば・・。

それを 一つづつ 幾らですか? と訊いてたら それ毎に吹っ掛けられた値段がする。
よって・・ も~彼らの買い方を無視して そこら辺にあるザルを勝手に引っ付かんで 勝手に ゴチャゴチャを全部の種類の自分の好きな量だけを ガンガン入れて行く。

で 全部でなんぼ? と言うと ま~ 最初のやり方の半分の額になる・・。



先日そのやり方で篭に入れたら・・ 6才ぐらいの女の子が・・(彼女も立派に働いているのだ・・)全部で 20ケツアーレと言う。(300円程度)

私が 「え! んなこた~ね~べ~!!」と 半分怒って言ったら向こうに居たおばちゃんが 8ケツアーレと50センターボと 遠くから叫ぶ。

そうだよ~ その辺の値段だよ~ と 私はその額を女の子に渡す。


この布ってのが又便利なのだ・・。 荷物を包むのもよし・・子供の背負い帯にしても 毛布にしてもOK。 地面に敷いて子供を寝かす事もできる。

日本の大風呂敷の用途よりも もっと多くの用途がある気がする。 子供はどんなに母親に揺すぶられても なんせ母親の体にくっついているって言うだけで安心感があるようだ・・。


この市場は土曜、月曜、木曜の週三日間立つ。 で その市場の後の凄まじく汚い事! 
そこまで温度は高くないが・・ 市場の後の汚さは半端ではない。

そして この市場の裏側にはデカイゴミ置き場がある。 そしてそのゴミ置き場のすぐ横が 我等が住んでいたホステル。

でだ そのホステルで 何回ともなく うんこの匂いが漂って来る。 最初はトイレで誰かウンコを流し忘れたん・・・? と思っていたが・・ どう考えても外気から その匂いが漂って来る。

原因がどこなのか・・? 大分経ってからわかる。

今はそのホステルから引っ越し ものすごく環境のいい場所になったので・・ ホッとしている・・。 が・・ あの市場がすぐ傍にないと言う寂しさは強い。

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