2014年9月6日土曜日

Guatemara city in Guatemara #1

Guatemala 深夜到着

そうなんです・・ 深夜到着ってのは ものすごく緊張するんです! 東南アジアを旅した時もフィリピンで宿に行ったら 宿が夜逃げしていた・・。

前日に宿から タクシーにぼったくられない方法やらご丁寧なEmailをもらって お待ちしておりま~す! 的文章をもらったのに・・。 それでも 夜逃げ・・。
電気は止められ・・水道も止められていて・・ 真っ暗闇で 数人のホステルの客がベランダから 我々に手を振ってたっけ・・。

でだ! ここGuatemalaへ キューバから サン・フェルナンドを経由して深夜到着・・。 ちゃんと予約して・・ ちゃんと深夜到着と言う言葉も添えて・・・。
で Guatemalaの空港に着くとさっそく! たくしー! たくしー! と叫ぶおっちゃんがやって来て タクシーに乗れ! 乗れ! と催促する・・。

ホステルの住所を見せて・・値段の確認をする・・ そうでないと なんかあった時に揉めるのも嫌だし・・。

住所を見てUS10ドル! と言うから ま~ 相場かな・・? と思ってたら・・ いや~ 11ドルと言う・・。 多分一回で OKとこっちが言ったから 11ドルにしても OKと言うに違いない・・ と踏んだんだろう・・。

こっちとら すごく疲れているし・・ 安全に ベッドのあるところまで運んでくれたらも~! いいのだ! 的ふて腐れぎみだから・・めんど~! これでいい! とまた $11を受け入れた・・。

そしたら そのおっちゃん 我々を他のタクシーに委託する・・ で 自分は別に手数料として $1取ったらしい・・。ん~~・・ せこい奴だ~・・・。

でも そんなのどうでもいいのだ・・。 託されたタクシーの運ちゃんが 私がキッチリと宿予約して 住所も書いて・・ 電話番号も書いて・・ BookingNoも書いて・・置いたメモを見て・・ ここはヒドイ所だから絶対方がいい! と言い切る・・。

夫はひぇ~! そんなヒドイ所なんだ~! それなら 安い所で良いところを運ちゃんが紹介してくれるって言ってるし・・ どうする?! と私に言う。

私は ”んにゃ! ここに泊まるの! ここにちゃんと予約してあるし・・深夜到着って言うのも連絡してあるし! 48時間以上前のキャンセルなら 私のクレジットカードからキャンセル料金はかからないけど・・ もう今夜だし・・ キャンセル効かないし・・ 
全額は 泊まっても泊まらなくても取られるし・・。と言うと・・。

運ちゃんが 食い下がる・・・ 明日アンティグアに泊まるのなら いまから アンティグアまで行ってあげるから・・ そこに泊まれば・・1泊分浮くから アンティグアまで 飛ばしてあげよう!

と訳のわからん事ばかりほざく・・。

夫はも~その宿がすごくヒドイ所だ・・と言うのを鵜呑みにして 運ちゃんの言うことを聞いた方が身のためでは・・? 的態度をするから・・ もう~ どんどん運ちゃんは どんどんその気になって来る・・。

も~! あたしゃ~切れた! これから私が予約した宿に行く! ゴチャゴチャ言うな! はよ~! この住所に行け! と 夫も黙らせ・・運ちゃんも黙らせるのに必死・・。

キューバと違って・・ 全然違う! 夜にはネオンがあって・・ コンビニがあって・・ クーラーが効いていそうな場所もたくさんあるし・・ 24時間オープンのマクドとかの看板も見える・・高層ビルも向こうの方にガンガン建ってて・・ ふ~ 久しぶりに文化的な生活ができそう・・・。

と 思っていたが・・ ドンドン人気のない方向に車は進む・・。

その内 なんか裏通りの まるでギャングが住みそうな 裏町にガンガン進む・・。人の姿が全くなくなった・・。 静か過ぎる・・。

もしかして この運ちゃん 頭に来て・・我々を仲間がいるアジトまで拉致して 身ぐるみ剥ぐつもりかも・・? いや 身ぐるみ剥いても命さえ取らなければ・・いいが・・とそんな事を考えていたら・・ 

やっぱタクシーの車は相当やばそうな所・・にドンドン進んで行く・・・。暗い・・ うらぶれている・・ こんな所でいくら 助けて~! と叫んでも誰も来てくれそうもない・・。 

タクシーの運ちゃん英語がわかるので 夫に下手な事は言えない・・一応肘でつついて・・目配せして やばいよ~! こわいよ~! って言ったつもりが・・ 夫は なに?! なんだよ~! としか言わない・・。

そうこうしていたら・・ 運ちゃんが ここだ! と一言怒ったように言ったと思ったら 後ろのブーツから我らの荷物をさっさと下ろそうとする・・。

ちょ! ちょっとまで・・ ここは なんでもない ただの人通りのない裏通りだべ・・ ホステルとかある所では 絶対ないべ~! と言うと・・。 

運ちゃんが上を指指す・・汚い文字が何となく見える・・ 私の手帳に書いてある宿の名前だ・・。

確かにここは私が予約した宿に違いない・・ けど・・ヒドイ所だ・・。 運ちゃんがしきりにヒドイ! ヒドイ! と言った訳がよくわかった・・。

は~・・・。 運ちゃんは ヒドイ所だ~・・ 俺は知らんかんね! もう 知らないよ! と言う態度を取る。

私がちょっと待て! ま~この宿であるのは間違いないだろう・・ だけどキッチリとドアは鉄格子で頑丈に閉じてあるし・・ 中は一切見えないようになっているし・・ ここにもし泊まれなかったら・・ ってか ここがホステルとは一切思えないし・・ そしたら別のホテルにでも連れてって貰わないと・・ 

こんなギャングのアジトの裏町においてけぼりにされたら たまった物ではない・・。
で 私が呼び鈴的ボタンを見つけてそれを押す・・。 夫が鉄格子の向こうに人の気配がするかどうか耳を澄ます・・。

な~んも聞こえない・・と言う・・。 もう一回私がドアベルを押す・・。タクシーの運ちゃんがイラついている・・。 

すると! 夫が人が来る! と言う。
刑務所の独房で中を覗く小さな窓的なのが ガチャ!と開くと 老人のぬぼ~! っとした顔が見えたと思ったら すぐ 重い重い扉と鉄格子が開いた!

トタン! しぼんでしまった老人は くしゃくしゃの笑顔を作って ”Noriko! Noriko!" と叫びながら うれしそ~だ~! 

よかった! 私の予約した宿だった・・。私を寝ないで待っていてくれたのだ! やっと タクシーの運ちゃんを行かせてもOKとなったのだが・・ 夫は 11ドル キッチリないと言う・・ 運ちゃんもお釣りがないという・・。

どうする! どうする! と私と夫は慌てる・・。 私の腹帯の中に細かいお札があったっけ・・? と色々記憶を巡らせつつ・・たしかあったはず! でも それは私ではなく 夫が持っていたはず・・ と私が夫を攻めていると・・ 夫は持ってない! と怒り出す・・。

そうこうしていたら・・ クシャクシャ顔の縮んでしまったちいさなじいさんが とことことやって来て・・タクシーの運ちゃんに支払ってくれた・・。

私達は 結局空港の銀行も閉まっていて Guatemalaのお金は一銭も持っていないのだ・・。 

じいさんは ”いいよ! いいよ! 今はもう遅いから 明日すればいいから・・。 明日ちゃんと両替所も教えてあげるから・・” と とても親切。

部屋にはちゃんとバスルームもついてて・・ 久しぶりのネットにも簡単に繋がり・・我らは親戚のじいちゃんちに来たようにホッコリ!

次の朝には じいちゃん ホステルみ~んな全員分の朝御飯を テーブルsettingしてくれていて・・ とても親切・・。泊まっていた連中は アメリカ人やら ドイツ人やら・・ 欧米のバックパッカーばかりで それも色々話をすると 相当ディープな旅をしている・・。

旅の話をすると 話は濃い!彼らはこれからプロフェッショナルな仕事を始めるに当たって・・その前に長期旅に出てきた・・って感じ・・。 インターンシップを兼ねてやってきて・・ 半年とか 1年とか 居る人もいる。 

若いので 一日7・8百キロの道のりを移動したりも平気でするヤカラだ・・。 朝食は 南米のたくさんの情報を彼らからいただいた・・。

↓のジャグをもっているじっちゃんが ホステルの管理人。 ものすごく優しく 親切! も~~この人に出会わなかったら・・泣いてたと思う・・。 うん!

そして このじっちゃん みんなへの朝食の準備だの・・サーブだの・・情報提供だの・・な~んでもやってのける すごい人なのだ!

昨夜 ギャングのアジトと思っていたこの地区 いや~~ ちがう・・朝になって ホステルの屋上に登ると朝日はサンサンと照りつけ・・・ 洗濯もんは 朝はよ~~から ズラリと干され・・ 完全に健全地区だった・・。

なんせ ライトってもんがない・・ ネオンサインもない・・ つまり電気がないから 暗い・・ イコールなぁ~~んも見えんから ヤバイ所・・ と言うイメージになってしまう・・。

昨夜のギャングのアジトでの 身ぐるみ剥がされ 殺され捨てられると言う恐怖は 完全にふっとんでしまった 爽やかで・・また 期待に胸膨らませる 朝なのだ~~☆

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