2014年9月6日土曜日

Antigua in Guatemala 子沢山


この町にきて 子供の多いのに気が付く。 この国の特産である 鮮やかな手織り布にくるまって 母親の背中におぶさっている姿はほほえましい。

そして 母親の胸に赤ちゃんが その手織り布の中で眠っていたり・・ おっぱいを吸っていたりする光景も そこここに見られる。

地べたに座って物売りをしている女達は 一様に子供を連れている。 赤ちゃんもいれば 幼児もいる。 幼児だって 母親にベッタリとして ときどきは一緒に遊び ときどきは膝や背中にまとわりついて甘えている。 そして 手織り布が地面に敷かれて 母親の横で昼寝をしている。

ここ私が居ついてしまった宿の掃除婦も 他の女達と同様 2歳児ぐらいの子供を連れている。 その掃除婦は掃除だけではなく 洗濯もすれば 客の応対から オーナーの食事から・・ 朝早くから 夜遅くまで 働いている。

彼女の幼児は私の耳をつんざくような叫び声で泣き続ける。 母親が抱き上げるまで続ける。 それが 数分毎に永遠に続く。 母親の体から離れるのを その子供は許さない。母親もそれに従っている。

その子供の頭の割れるような叫び泣きが昼間じゅうある間は この宿にいるのは不可能なのだ。 私がその子を1日預かってしつけたら その子の叫び声は止まると思う。
つまり その母親は子供に振り回され 山盛りになっている洗濯物の仕事が全くはかどらない・・。 朝に始めて・・ なにもはかどらず・・ 子供が寝た 夜10時頃になってやっと 本格的に洗濯を始めた・・。 なんせ この国は洗濯機と言う物が一般家庭にはない・・。

ここは宿だから 普通の洗濯機と言うより 業務用洗濯機があってもいいのでは・・? だがない・・。 つまり シーツやら ベッドカバー そしてオーナー一家の洗濯物・・ それらの量は半端ないのだ・・。

それを でっかい 人間が入れる つまり 風呂桶のような物で それも2本の腕を使って洗っている。 彼女の洗濯は深夜まで及ぶ・・。

が今朝みると まだまだ 風呂桶的洗濯桶には 大量の洗濯物が水に浸されていた・・。 これが女には又 今日する仕事として残っているのだ・・。しかし 頭の割れるような 耳をつんざくその幼児の叫び泣きは朝早くから始まっている。

彼女は多分 又 今夜10時頃から その洗濯はする事になるだろう・・。 洗濯物干し場と言う物もない。

外にさらされた 簡単な屋根がある屋上がキッチンになっている。崩れかけたキャンプ場の簡易炊事場と言った所が キッチンになっている。 そこに紐が引っ張られて そこに 全部干す事になる・・。

我々 客がキッチンを使いたいとなったら その紐にダラダラと引っかけられた 人々のパンツとか 幼児の服とかがぶら下げられた所をくぐりながら 炊事場に向かう。
グアテマラと言う国は子供が多すぎる・・ と 現地のインテリ層人間が語っていた。 

スペイン領であったこの国。 スペインの色で塗りつぶされている この国。 
と言う事は強いカトリック信者の国である。 つまり 子供は神からの授かり物。産めよ増やせよは聖なる喜びである・・ と言う気質があるのだそうな・・。

そして政府はそれを奨励している・・。 現地のインテリ層の人間の話(数人から聞いて異口同音)つまり 選挙活動中 候補者はほんの一ポンドの砂糖で 有権者から一票を得る事ができる。 つまり 砂糖だの 粉だの・・ そんなのを 莫大な量で有権者を釣り 政治家に簡単になれる。

また 有権者もそんな物で簡単にその人に投票してしまうのだ。

つまり ”教育” と言うのがまともに成されない状態が 政治家にとっては簡単に国をまとめる事が可能だと そのインテリ層人間達は言う。
産めよ増やせよで子供が8人 10人という夫婦は普通 そんな家庭がまともな教育を子供に与える事は不可能。 食べさせて行くのが精一杯・・。 

平均家庭の収入は一月3万円 それが普通レベル。 つまり欧米諸国で行われるレベルの教育を このグアテマラで行うとなると 最低一月5万円(私立校)は教育費としてかかる。 
つまり 普通の家庭では子供を”普通レベル”教育を与えるという事は不可能なのだ。
ここアンティグア市は スペイン語学校で有名な土地である。 スペイン語を習うのに 一時間(マンツーマン)で 400円程度。

だが 現地の人が 英語を学ぶとなると 一時間数千円にもなる。 つまり英語教育イコール インテリ層への近道となる。つまる 普通の家庭の子供はインテリ層に食い込む事は不可能という事だ。

英語を幼児から学ばせ 中高生では私立に通わせ そして 大学はアメリカに留学させる。 しかし そんな家庭の子供は 本当に希である・・。

私「バースコントロールってのはどうなの? この国では・・」
現地インテリ人「無理でしょう・・・カソリックで 子供を授かるってのは喜びだし」
私「性教育ってのはあるの?」
現地インテリ人「あるところにはある・・が あったにしても コンドーム 避妊ピルが無料で配布っていう組織もある・・が それは普通の人々には反映していない。 どういう訳か ピルはかなり体に良くない という認識が強い。 よって 今現在は普通の人にはまったく反映していない・・・。」

現地の男は コンドームを使うのを嫌う・・ と だれもが言う。 つまり 使わなくても 出来ちゃっても どうにかなるってのが この辺の人たちの感覚らしい。 

男達もどうにかなる・・ 女達だってどうにかなる・・と思ってりゃ~ そりゃ~誰だってコンドームは使わないだろう・・。
ニュージーランドで子を孕まして・・責任を持って結婚とかしなくても・・ 子供の遺伝

子を持った父親はちゃんと養育費を国に支払う義務がある・・。 だから母親は国から養育費がもらえる。
が・・ ここにはそんな制度はない。

ある人が言ってたが・・ 日本人の女の子が子を孕んで 泣き泣き日本に帰ったと言うのはよくある話。 グラテマラの男は例えそれで結婚したとて・・ あちこちに子供をはらませるのは 男の甲斐性だと考える。

まるで野良犬が そこらじゅうにオシッコをかけてマーキングをするように 子を孕ませる・・ と言う言葉と聞くと・・ ちょっと悲しい。 同じ女として・・この状態を放置してていいのだろうか・・? と考えたりもする。

かといってその養育費をどうにかしようってやからはいない・・。 だから子供連れの女がそこら辺で 物売りをしているのだろうか・・?

子連れのこじきだって存在する。その辺に当たり前にいる・・。 寝床だって・・屋根がちょっとあれば そこに丸くなって寝ている。



カソリックの信仰の強いのがこの国の人々。 毎週日曜日の教会は外まで人が溢れている・・。 どこに行ってもマリア様の像がある・・。

その教えでは避妊はダメ、ピルは体に毒、コンドームなんてつける男はいない・・・堕胎なんて大きな罪! 子供は聖なる神からの授かり物。
それを信じている限り・・・貧乏子沢山は増え続けるだけだ。

素朴で 古き良き時代ののんびりさだけを 楽しんでいるのは 我々無関係の観光客だけである・・。

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