海外脱出作戦

ニュージーランドとオーストラリアの２つの国が同じバブルの中に入った！
つまり　我ら２カ国はコロナが無い国同士だから　同じバブルの中に入って　このバブルの中だけは　よそからコロナを入れないで・・　やろうね〜！　宣言が出た！
も〜〜！！　私は　即座に飛行機の切符を取ったのだ！
今まで　なんと！　長かった事か！　
国外脱出を　ウズウズしながら待ち構えていたから・・。

で　私の希望は　世界中いろんな所に行きたい！　と思っていたが・・そんな贅沢が言えるご時世では無い・・。
とりあえず　国外に出れるなら　寒い・・寒い・・縮こまった体を　どうにか　ほぐすには　温かい所なら　どこでもいい！

ということで　Darwin！に決定！
Darwinは　インドネシアのすぐ下。　調べてみると　アジア人の文化が沢山入っていて・・アジア人自体も多く・・まるでアジア！？の気分も味わえるとの事。

私のアジア人DNAが　老化に比例して騒ぎ出して仕方の無い　今日この頃・・。　アジアの国に移住しようかな？　と思っていた今日この頃・・。

行くのはここしか無い！

ってことで　直行便は無い・・したがってゲットしたのが・・・メルボルン経由。

いくら同じバブルだからって・・そう簡単に　他国から人を入れる様な事はしない・・。
まぁ〜〜！！！！　頑固にいろんな所に関所を設けて・・その関所をくぐるには　ネットに強くないと　入れてくれないのでは？　的にすべてデジタルで行われる・・。
つまり　自分の状況　状態　すべての情報をデジタルに打ち込んで　証明しない限り　許してはくれない・・。

出かける前から　その作業があり・・・やっとの事で　関所の印籠をゲット！！

しゅっぱ〜〜つ！

ニュージーランド航空で出発して〜〜の　カンタスでDarwinへ向かう。
海外放浪気分満載！

なんだこれ！？
誰もいない・・・。
夫は　イースターホリデー　おまけにニュージーランドもオーストラリアもスクールホリデー。
おまけに長いこと閉鎖してたのが　解けたばかり！
ぜぇ〜〜ったい！　どこもかしこも混んでて・・楽しめないよ！と頑固に旅行を拒否る。
私が　「あんたなんか行かなくてもいいもんね！　あたしゃ〜！いくよ！」
と強行に切符をゲットすると　
「わしも行く」ってんで　しゃ〜ないあんたの切符もとるべ〜・・。

だが！！
空港はこんな感じ・・。
誰も海外旅行なんてしたくないらしい・・。

メルボルンについて・・夫が　「なんだこれ〜〜！！」と叫ぶ・・。
私が何？？！　というと　ここがメルボルンの空港ターミナル？　という・・。
私　そうだよ・・なんで？　と訊くと・・　全然いつものターミナルと違うではないか？！！　と叫ぶ夫・・。

私・・なにが？　どこが？　と訊く・・。

よぉ〜〜く目を凝らして見ると・・突然私の記憶が蘇る・・。
夫の実家のあるあのメルボルンへ　よく行った時　通ったターミナルをおもいだす・・。
えぇ〜〜！！！　ここがあのターミナル？！！　

あの昔のターミナルは　満員電車並に混みに混み合い・・荷物を持っての移動は困難なぐらい　混み合っていた・・。　それも常に！！　

だが　今日は人っ子一人いない。
両側にびっしりと所狭しと開いていた店も　ぜぇ〜〜んぶ！　きっちり！　しっかり！　と閉まっている・・。
人がいないだけではなく　とりあえず　店もなにもかも死んでいるのだ・・。
もう完全にゴーストタウン・・。

コロナの影響力の凄さに唖然とさせられる・・。
まるで　人類の滅亡が始まったのか？　私らは今は地球上に生き残ってはいるが・・もうすぐ我らも死ぬのかな・・？
と思わせる不気味な気持ちになる・・。

なんだか　そそくさと・・人がいそうな所に移動をする・・。
が　そう簡単には人はいない・・。　関所には　ガッチリとマスクをしている職員が　暇そうに何人も何十人もたむろしている。

我ら・・つまり飛行機の乗客が一人でも現れると　まるで　ハイエナが獲物に食らいつくように　我らに群がって来る。
そして　ガッチリと　前もって取得した関所印籠（QRコード）をスマホから　お見せすると・・　何やら　それをまた　スキャンして・・我らを通す・・。
我らはまるで犯罪人のように　オドオドしつつ・・　関所を通過・・。

やっとの事で　飛行機に乗り込み　自分の席についたら　自分の名前が目の前のスクリーンに映し出されていて・・　これは　やっぱ　何回みても感動的に嬉しい・・。