2016年3月29日火曜日

Australiaの介護施設

90才になる義母は 日本で言えば”寝たきり”と言えるだろう・・。
が・・寝てはいない。 ずっと座っている。 
だから床擦れがすることもないだろう・・。

でも 風呂もトイレも自分ではできない。
食事も介護が必要だろう・・。

でも いつも身綺麗にしてもらって・・いつも晴々とした顔をしている。
きっと幸せなのだろう・・。

部屋も個室で明るい。窓がとても大きくとってある。
窓のすぐ外には 彼女の孫に当たる人が 沢山の植木を植えていた。

メルボルンにすむその孫娘はいつも新しい植物を持ってきては そこに植える。 
その日も 手を泥だらけにして 鉢の植え替えをせっせとしていた。

”おばあちゃんが 外を見ながら楽しんでくれればいいなぁ~” と言っていた。

個室についている 自分専用バスルーム。 もうスッカリ自分の住み処と化してしまって・・いるようだ。
風呂・トイレは完全介護が必要と言うのが見てとれる。
介護の人に必要な物も一緒に設置してある。

廊下の手すりの処にあった絵。
なんか 平和的で 雰囲気がよかった・・。
私も自分の家の壁にこれを描こうかな・・?

日本の介護施設とあまり変わりないような感じもする。
でも やはり とても ”明るい” と言う感じはする。

食堂は なんか高級レストランの雰囲気があった。
たぶん テーブルクロスとナプキンがあって ちゃんとテーブルセッティングがされているからだろう。

そして色も統一されていた・・。
それだけで なんと高級な雰囲気がするのだろうか・・。

年寄りに食事の介護をしながらなら こんなテーブルセッティングは不要なのでは・・?
と思うが・・それは違うと思う。

ドンドン汚れるテーブルクロスであろうと・・やはり 気持ちは みんないつも貴婦人・紳士で居たいと思うだろうし・・。

それを大切にしてあげるのも 彼らを尊重する事になるのだと思う。

ここで出される食事は 全部このキッチンで調理される。 つまり全部手作りなのだ。
家庭料理を毎日食べれるのは幸せな事だとおもう・・。

イースター真最中でどこもかしこもイースター一色!

介護施設の中にある ”ヘアサロン”

もう完全に美容室に在るものは全部揃っているのだ。

備品は全部 すごくかわいいのだ。

美容室に貼ってある写真
これで 自分の髪型を注文するのかな・・?
彼女等が若い時の映画ばかり!





介護施設の中にあるランドリー
とても機能的。 大量のリネンの洗える洗濯機等がある。

彼等が若い時の様子を表す写真が 随所にあった。
介護施設の中は まるで 半世紀以上も前の時代に戻った様な錯覚に陥るのだ・・。


テレビ室

誰の結婚式かはわからないが・・。
とりあえず 彼等の全盛期の頃の写真であるのは間違いない。
今は もうみんなしわくちゃになってしまっているが・・
彼等の一人一人 若くで美しく・・そして輝いていた時期は確実にあったのだ・・。

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