2016年4月28日木曜日

コッパ

コッパとは ”銅”の事。 つまり 銅でできた シーツ洗いストーブの事。 

この新天地に建っていた物置は大昔の物。 たぶん 130年前の物。 と言うのも ここに建っている家は 130年前に建てられた物だから その頃からあったのだと思う・・。

その頃は シーツの洗濯には この ”コッパ”で洗っていた。 コッパは 小さい五右衛門風呂の様になっている。 その風呂釜が鉄ではなく 銅で出来ているから 通称”コッパ”と呼ばれる様になった。

68歳になる夫は この ”コッパ釜”を彼の母親が沢山使っていたのを覚えている。 田舎に建てた彼の父親の病院で使っていたシーツは この釜を使用して 真っ白に洗濯されたのだと・・。

銅の釜は完全なる分厚い断熱材で囲まれているので・・ドラム缶ぐらいのサイズなのに・・数本の薪ですぐ グツグツと沸騰するのだ! 驚異的に熱回りが良いのだ。

問題は・・この小屋でこの釜を炊くと・・もうもうと湯気が立ち込め・・辺りが見えなくなるくらい・・それに トタン屋根に水滴が付き・・ボタボタと水となって落ちて来るのだ・・。

なんか雨漏りがしているようだ・・。


暖を取るのも そう簡単ではないのだ・・。
これが ”コッパ”と呼ばれている。
釜のお湯がぐつぐつと沸騰していても 釜の外側は ちょっと温いだけで・・ものすごい断熱材が入っているのだ。
足をくっつけて温めるのにちょうどいい温度。

このコッパの火焚きをしていると・・子供の頃 五右衛門風呂の火を焚いていた頃を鮮明に思い出した。

強烈な薪の燃える匂いが 私の子供の頃の記憶を揺さぶりだした感じだ。
そして パチパチと木の枝が燃えてはじける音。
そして 目の中に飛び込んでいる メラメラの炎・・。

それら全部がぐんぐん! 音を立てる様に私の子供の頃の記憶を鮮明にしたした。
よく 杉の葉拾いってのを した。 子供の事だから 遊び半分でやってたのかもしれないが・・ 相当の量をゲットして・・縄で背中に背負い・・その縄の掛け方、 背負い方も 記憶からこぼれて来た。

そして 背中の寒い感じと 顔が炎で熱しられて熱かったのと・・。

遠い昔の時代に又 ワープしたような気がした。


また あらたにバーベキュウープレイスを作成!今度はもっとデカイのを・・。
なんせ 古い煉瓦が沢山この土地にあるので・・材料には まったくもって不自由しない。

ここでの生活で買った物は チェーンソーと草刈機だけだ。

他は この土地にあったゴミと 自宅の物置に眠っていた物のみ! で生活している。
なんか 意地でも 何もあらたに買わないで生活してみよう! と挑戦的だ。

2 件のコメント:

  1. 凄い!何と原始的で豪華な生活なんでしょう。頼りになる優しい助っ人の登場で、安心しています。
    食物と健康にだけは気をつけてください。これからどうなっていくか楽しみに見守っています。
    やっぱりあなたは、野生人。

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    1. いやいや 自分がいかに ヘナチョコ野生人か・・・ひしひしと感じている所です。

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