2016年4月28日木曜日

光のマシュマロ

夜中目が覚めた・・。 辺りはまだ暗い・・・。

ムクッと上体を起こすと・・布団の上に白いマシュマロが 何個も見える・・ん? 手に取ろうとすると 動く・・・

手の平ですくおうとすると すくえる・・が すぐ動いてしまう。 これはなんだ~~? 暗闇で目を凝らすと なんだか 光の固まりの様だ。

天井のトタン屋根にたくさんの穴があり・・そこから挿す 月明りが マシュマロを作っていた・・。

手ですくって その月の光線に合わせて 手のひらを持ち上げると 手のひらの上で フワッと浮いた感じがした。

でも 掴む事は出来ない。

ただ 風船の様に 手の平の上で 上がったり 下がったり・・・。

そのマシュマロは 辺りにたくさん散らばっている・・。

両手を出して あのマシュマロ このマシュマロと 全部のマシュマロと遊びたくなった・・。

コッパ

コッパとは ”銅”の事。 つまり 銅でできた シーツ洗いストーブの事。 

この新天地に建っていた物置は大昔の物。 たぶん 130年前の物。 と言うのも ここに建っている家は 130年前に建てられた物だから その頃からあったのだと思う・・。

その頃は シーツの洗濯には この ”コッパ”で洗っていた。 コッパは 小さい五右衛門風呂の様になっている。 その風呂釜が鉄ではなく 銅で出来ているから 通称”コッパ”と呼ばれる様になった。

68歳になる夫は この ”コッパ釜”を彼の母親が沢山使っていたのを覚えている。 田舎に建てた彼の父親の病院で使っていたシーツは この釜を使用して 真っ白に洗濯されたのだと・・。

銅の釜は完全なる分厚い断熱材で囲まれているので・・ドラム缶ぐらいのサイズなのに・・数本の薪ですぐ グツグツと沸騰するのだ! 驚異的に熱回りが良いのだ。

問題は・・この小屋でこの釜を炊くと・・もうもうと湯気が立ち込め・・辺りが見えなくなるくらい・・それに トタン屋根に水滴が付き・・ボタボタと水となって落ちて来るのだ・・。

なんか雨漏りがしているようだ・・。


暖を取るのも そう簡単ではないのだ・・。
これが ”コッパ”と呼ばれている。
釜のお湯がぐつぐつと沸騰していても 釜の外側は ちょっと温いだけで・・ものすごい断熱材が入っているのだ。
足をくっつけて温めるのにちょうどいい温度。

このコッパの火焚きをしていると・・子供の頃 五右衛門風呂の火を焚いていた頃を鮮明に思い出した。

強烈な薪の燃える匂いが 私の子供の頃の記憶を揺さぶりだした感じだ。
そして パチパチと木の枝が燃えてはじける音。
そして 目の中に飛び込んでいる メラメラの炎・・。

それら全部がぐんぐん! 音を立てる様に私の子供の頃の記憶を鮮明にしたした。
よく 杉の葉拾いってのを した。 子供の事だから 遊び半分でやってたのかもしれないが・・ 相当の量をゲットして・・縄で背中に背負い・・その縄の掛け方、 背負い方も 記憶からこぼれて来た。

そして 背中の寒い感じと 顔が炎で熱しられて熱かったのと・・。

遠い昔の時代に又 ワープしたような気がした。


また あらたにバーベキュウープレイスを作成!今度はもっとデカイのを・・。
なんせ 古い煉瓦が沢山この土地にあるので・・材料には まったくもって不自由しない。

ここでの生活で買った物は チェーンソーと草刈機だけだ。

他は この土地にあったゴミと 自宅の物置に眠っていた物のみ! で生活している。
なんか 意地でも 何もあらたに買わないで生活してみよう! と挑戦的だ。

エコのトイレ


いくら そこらじゅうは土だからと言って・・いちいち穴ほって用を足してたら・・けっこう面倒・・。
って事で でっかい穴を掘って そこに便器になるものを設置したら しばらくは いちいち穴堀りが不要になる・・と私は名案を思い付く・・。

でだ・・”便器なるもの”とは・・日焼けして色もアセテ来たゴミポリ容器の底を 便器の穴的に空ける。

けっこうのプラスティックの厚さなので・・穴を空けるにも大変! で 四苦八苦して出た結果は 相当薄いステンレスのナイフを真っ赤になるまで焼く。 そして 素早くその厚いプラスティックに入刀。

ナイフは薄い程 入刀し易い。 そして すぐ冷めるので・・一回入刀したら また焼く必要がある。 2本のナイフを交互に炙りながらやると効果的! つまり”二刀流”なのだ。

そして 太陽の陽が絶対射さない・・冷え冷えとしたブッシュの中の一部にスペースを作る。 つまり ブッシュが囲いになって プライバシーが保てる・・でもって 冷え冷えとしているから 臭いが立たない・・。

そこに深さ80cmぐらいの穴を掘った。 でもって その便器にべく穴を開けたポリ容器を逆さに穴に入れる。 私が座って丁度良い高さで固定する。

固定するには そこらに転がっていた石だの煉瓦の屑だのをポリ容器の外側と掘った穴の内側に突っ込んで隙間を埋める。

最後にその隙間に土を埋め込んで出来上がり! 仕上がりは上々! 使用感は・・? うふふ・・です。

この穴のサイズは普通の便座の穴とほぼ同じ!
こんど便座を買って来てこの上に置いて固定すれば もぉ~~! 立派なトイレになる予定。

新居の作業

この土地では まず必要なのが チェーンソー
そこらじゅうに木の枝がはびこっている。

もちろん! 薪作りには欠かせない。

これがないと 何も始まらない。

しかし ガソリンで動くチェーンソーは 到底重くて私には操れない・・。
結局電気バッテリーで動く物に決定!
今まで使っていたチェーンソーと全く同じ重さなので・・・全然違和感はない。

バッテリーが切れると 10kmも離れた このチェーンソーの店まで持って行って 充電して貰う・・。
早く電気が通じて欲しいものだ・・。

こいつも絶対必要。 小屋に入るにも 小川の橋を渡るのも・・とりあえず雑草が 膨大に生えまくっている。
これで ガンガンとなぎ倒して行く。 
芝刈り機も新調して 馬力のあるのをゲットしたが・・なんせ この土地は どこにどんなデカイ石があるか? 鉄くずがあるか? 煉瓦が転がっているか? 全然解らんぐらい すごい草。

芝刈り機が使える様に この機械で とりあえず背の高い草の除去作業。

他にもたくさんのツールを自宅から持参したが・・・全然足らず・・あれも これも必要。
マタマタ クライストチャーチに戻って 取って来る必要があるのだ・・。

でっかい木が暴風で倒れて来た・・が・・小さな小屋に命中。
そのまま何年もそれを放置していた前のオーナー。

でっかいチェーンソーで 少しづつ切って 小屋の屋根から除去する必要がある・・。
なんせ この小屋 見かけによらず頑丈に出来ている。
最近の安もんの木材ではできていない。 
かなり固い上等の木材で出来ているので・・小屋を救済する価値あり・・。

電気のない夜は ヘッドライトだの 電池ランタンだのがあるが・・やっぱ ロウソクの光は落ち着く・・。 なぜだか・・。

この土地に放置されている膨大なゴミの山・・山・・山・・。
そこから 燃やしても公害にならない木でできているゴミや 紙をこのドラム缶で焼く事に決定。

ドラム缶も小屋の裏に転がっていた。
けっこうボロボロだけど・・火が飛び散らないくらいには大丈夫そう。

このドラム缶の熱は しんしんと冷える朝晩の時をぬくぬくとしてくれる。
なんせ小屋の中より このドラム缶の近くにいれば 幸せなのだ・・。
でも 時々 背中を向けたり・・と裏表を熱しないと 反対側が冷えまくるのだ。

今はフェジョアの季節。
クライストチャーチの自宅に大きなフェジョアの木がある。
そして りんごも又 自宅から・・。

早くこの新しい土地にフルーツの木をたくさん植えて たくさん収穫したいものだ・・・。

新天地の夜空

満天の星とは この事・・空じゅうにびっしりと宝石を散りばめた様・・。こんな空はいつ出るのだろう・・? 月の姿は見えなかった。

朝4時頃起きたら 月が出て 星はほとんど無くなっていた。 月って ”出る”のではなく 太陽の様に 登って来て 沈んで行くのだなぁ~って思った。

今夜の月は 煌々として・・外に出てみる。 辺り一面くまなく照らしている・・。 不思議な明るさ・・薄い蛍光灯が 一面を照らしている様な・・。 遠くまで 景色が見える程明るい・・。

ふと 子供の頃を思い出す。

十五夜の夜に向けて 我ら子供達は 沢山の出し物を練習する。 そして それを十五夜の夜に親たちが集まって来て 広場で披露するのだ・・。


そのイベントの帰りに この不思議な明るい光景を見た。なんだか 懐かしい・・あれ以来初めて体験したこの明るさを・・。

新天地に居を構える


新天地に住み着く・・と言っても あるのは 5年前のクライストチャーチ大地震で レッドステッカーを貼られた(つまり 取り壊し命令が出た)家があるだけ。

あとは 蹴ったら壊れそうな物置がある。

でだ! この物置には 悪臭が漂うぐらい沢山のゴミの山があった・・。 外で 意気揚々と焚き火をして 車で寝たのは 一泊だけ・・。

やっぱ しんしんと背中から底冷えがして来る。 と言うことで 背に腹は変えられない・・屋根と壁がとりあえずある その物置を住居に使用する事に興味が湧く。

とりあえず シコタマあるゴミをその小屋から出す。 ホコリと蜘蛛の巣とが絡み合い・・それが体じゅうにへばりつく・・そんなのはお構い無しに 働き続ける・・その内何となく スッキリ。

窓の下が何となくおぼつかないので ちょっと蹴ったら・・ドサドサと壁になっていた板が数枚崩れ落ちた・・サンサンと降り注ぐ太陽の光が沢山のホコリと共に 暗い小屋に流れ込む・・・やば・・・。

しかし・・負けてはならじ・・釘と金槌で とりあえずくっつける。 あまり勢い良く 金槌で打ちまくると他の板が外れそうになる・・。 微妙な加減が必要。

外に捨ててあった壊れた台を私は蟻が大きな獲物を運ぶ様に 物置に運んで来た。 そこが とりあえずキッチンベンチになる。 

他 テーブルとなるゴミも拾って来て・・・(なんせ この地に住んでいた人は膨大な粗大ゴミを置いて行ったのだ・・。)それもダイニングテーブルになった。

ペンキが入っていた空容器を沢山家から持って来て正解! 生ゴミ箱、普通ゴミ箱、コンポスト様ゴミ箱、食器洗い、手を洗うバケツ・・と ま~ リサイクルで大活躍。

電気も水道もない・・この小屋で 私は新居を構えた・・。
早朝目が覚めると 強い朝日が土地に差し込んでいる・・木々を抜けて光の方に行くと・・・地平線から朝日が昇ってきていた・・。

やはり・・真新しい今日をありがとう!

夫も嬉しそうにしながら 助っ人にやってきた。

小屋の半分はキッチン兼ダイニング 兼書斎


反対側の小屋の半分は寝室

この小屋にはいっちょまえの窓があるが・・やはり族が出るとの事・・石を投げられたらガラスが割れて 小屋に軽々侵入可。

沢山の開拓ツールが詰まっている小屋なので・・それらを族に奪われては泣きたくなる・・。
って事でゴミで見つけたベッドヘッドをバリケードに使う。
これで ガラスを割られても そう容易には侵入できまい・・。

夜は月明りが明るすぎるので・・やはりカーテンが必要。
ペンキ作業でベタベタペンキのついたボロ布があったので それをカーテンの代わりに使用。

さて! この新居にどのぐらい住む事になるのだろうか・・?

自分とは・・? 4

”食う” と言う事は ”欲”に左右されて食う物ではない! となんか 修行僧の様にさとる! (さとったかな・・?)

”食う”と言う行動は 道徳的倫理に基づいて行わなければならない・・と ま~ そんな事を思う。

つまり 規則的な食生活(んなこたぁ~ ガキだって知ってる・・ま~ そりゃ~そうなんだが・・) をしなければいけない。

決まった時間に起きて・・朝ごはんを食べる。 そして 一日のやる事をやり・・・お天とさんが真上に来たら また昼ごはんを食べる。

夜 陽が沈んだら また食べる。 で寝る。

それに徹っする事がなぜ絶対に必要か? と言うと・・・まず体のリズムが取れる、 体からの排出物もちゃんと出る、 夜ちゃんと眠くなる。

食べたい時に食べたいだけ食うと 変な時に眠くなったり・・・出るもんも出なくなる・・つまり 生活がムチャクチャになる。

それも 誰しも知ってて・・・だれしもやってる・・。

と思うが・・それはそう簡単には 誰もできてないような気がする。 つまり 寝付けない、便秘になる、肥満、たくさんの持病等が 現代病になって来ている様な気がする。

つまり ストレスと言う奴が いたずらをして そう簡単に ”規則的な食生活” と言う 小学生でも知っている事がそう簡単に出来なくなって来ている。

頑張って 朝は起きて ちゃんとお茶と粥でもすすり 労働する。 

この”労働” ってのが時々は曲者。

労働はなんでもいい。 自分が好きで体を動かす事。 

つまりスポーツでも ボランディア活動でも。

すると不思議に昼頃腹が減る。 食欲もある。

そして また 労働に戻り 夕食を食い 寝る。

それをちゃんと繰り返せば ほんの数日内に 質素な食生活が規則的に可能になり・・・・不思議な事に 睡眠も子供の様に取れる。

そして もっと不思議なのが・・ここ数年 常に皮膚が痒くて ステロイド軟こうと痒み止めをつけまくっていたのが・・ここ数日で出なくなった。

これは 相当驚異的な事だ・・。

何から何まで まるで魔法の様に不思議な事が起きる。

すべては 自分と向き合って・・自分は何をする事が好きなのか? それを模索する作業が一番大切な気がする。

自分とは・・? 3

人里離れた所に身をおいて 質素な修行僧的生活をするのだ! と意気込んでいたが 大失敗・・煌々と明かりのついた大都会! ではない・・・小都会のクライストチャーチに戻る。

早速 味噌ラーメンとしこたま食う。 そして 三度の飯よりも好きなアイスを それも又 しこたま食う。

その直後から 胃痛と下痢にさいなまれる・・・。

考えてみりゃ~ ド田舎で重労働を飲まず食わずで続け・・ 突然都会に戻って 暴飲暴食をすれば そういう結果になるのは目に見えてる・・・。

相当の愚かな人間と言う自分を再確認。 考えてみりゃ~ そんな事 私の人生で何回も繰り返してきた。

喉元すぐりゃ~ すぐ忘れるって言う 自分の性分をも忘れていた・・。 

なんど こんな愚かな事を繰り返せば わかるのか・・? ま~ バカは死んでも治らない・・と言うから そう簡単には治らないだろう・・・。

再度・・(何度繰り返せばいいかわからんけど・・) 今度こそは こんな愚かな事は繰り返さない・・! と しか! と心に誓った。

自分とは・・? 2

食べる事は人間の基本! んなこたぁ~ 誰だって知ってる。 子供だって知ってる。

でも 腹がへったから食う、 欲で美食をする、 欲でしこたま食う、 痩せたいからダイエット食を食う・・と ま~ ”食う” 事も色々ある。

今まで 私はダラダラと ”欲”で 食ってきた様な気がする。 腹が減ったから食うでもなく・・とりあえず 食いたい物を見繕って・・食いたいだけ食う・・もう! ”欲” だけで食っていただけの様だ。

そして 今 何もないド田舎に来て・・重労働をしたら・・そんな ”食いたい物を食いたいだけ食う” なんてふざけた事は出来ない。

よって 腹が減ったら何でも美味く食える! と信じてやって来た。

つまり 玄米と味噌と醤油と・・それだけあれば ま~ 当分は餓死することもない。 つまり 質素な食生活ができて それでもって 痩せて健康になる・・・と! 信じていた・・。

が・・そうは問屋は降ろさない。

労働に夢中になっていて・・腹が減るどころか・・食う事も忘れていた結果吐き気がして来て何も食えない。 血糖値もけっこう下がって・・なんか震えがくる・・。

ちょっと頭痛もする。 気分が悪い・・どうにかせねば!

あぁ~・・・刺身なら食えるなぁ~・・。 味噌ラーメンなら今食える・・と 食欲のない時は そんなもんが食いたくなる。

間違っても玄米のお粥なんて 口にしたくないのだ・・。

修行僧的生活が出来る・・と信じていた 自分は相当愚かなのだ・・・。

自分とは・・? 1

田舎の誰もいない所で 黙々と何かをしていると・・自然に自分と向き合う事になる。 

最近デブって来ているので これは! 田舎に引っこんで修行僧の様な質素な暮らしをしたら 痩せる! と信じてやって来た・・。

が・・この 我新天地となる土地・・作業を始めると・・もぉ~!! どうも こうも あとから あとから・・これもせねば あれもせねば! と焦る・・焦る・・。

なんせ ゴミは山ほどあるし・・私が寝泊りする物置はボロボロだし・・。 水はない・・トイレはない・・もちろん電気もない・・。

そうこうしていたら・・もう 昼過ぎ・・私は飲まず食わずで 働き通しだった・・。 なんか 胃がムカムカする・・。

そりゃ~ そうだろう・・寝起きのすきっ腹で重労働をしていた訳だから・・。食欲なんて 全然ない・・。 無理して何か食わねば・・と思う・・。

その内 なんか震えがくる。 そりゃ~ そうだろう 血糖値が ガン! と下がっている訳だから・・。

慌てて・・腰を下ろし・・昨夜の残りのおじやを食べようとするが・・吐き気がするから 全くもって食べられない。

お茶もすするが・・あまり飲みたくない。 でも 飲まないと脱水状態になるし・・と言う訳で無理やり 少しづつすする・・。

これは ダイエットどころの騒ぎではないのだ・・。 ちゃんとした食生活をしなければ・・体を壊す事になりそう・・。

なんと 愚かな自分なんだろう・・・。

2016年4月23日土曜日

購入した土地でキャンプ

今日 購入した土地が法的に自分の土地になった・・よって キャンプすべく向かう。車の中は 隅々まで 生活物資を詰め込み まるで これから 一生の流浪の旅にでも出る風情。

秋の抜けるような空 そして今日は暖かい! ってか 暑い! 何枚もの重ね着でちょうどよかった 早朝とうって変わって 昼は さすがにもう不要なのでは・・? と思っていた 薄いノースリーブのTシャツを引きずり出して来た・・。

陽が影って来た頃にやっと 上着が欲しくなった・・。

その土地では ウロウロ・・・ここにもゴミが・・あそこにもゴミが・・と ま~ 粗大ゴミが多い事! 

移動されているはずの 完全に朽ちてしまった車とキャンピングカーも放置・・早速弁護士に連絡すると・・その日の内に弁護士は 
”速攻 それらの朽ちた車を土地から除去するべし! そうでないと 除去・廃棄費用を請求する” と言う文書を作成して 土地売り主に送付・・・ふ~ 最初から 前途多難な土地になりそうだ・・。

今日は 近くにある・・とは言っても11kmは離れている田舎の商店街に行く。チェーンソーが絶対必要! だが・・まだ 電気のないこの土地では 電気のチェーンソーは使えず・・やっぱ ガソリンで動くチェーンソーだ・・。

が・・もってみると 重い! 自分の力でこいつを操るのは到底無理! 
って事で店の人が持って来てくれたのが バッテリー式電気チェーンソー・・これなら 長年 使い慣れた物と同じ重さ・・ホッとする。 

これで 自分もまた 膨大に待ち受けている仕事が こなせる・・。

電気の無いこの土地で どうやって バッテリーの充電が出きる? と・・店のおっちゃんが 俺の店で 充電してやっからさ~ と親切・・・。

数えるぐらいしかないこの小さな商店街・・探せば 裏側とか ちょっと離れたとかにある! ある! 農夫達が必要な農作業グッズが・・。 

とりあえず 一時間かけて クライストチャーチまでいかなくても ほとんどの物が ここで賄えるのを発見!

早速 一輪車を購入して 土地に戻る・・。

そうこうしていたら・・どんどん陽も傾き・・慌てて その土地に転がっていた 煉瓦を一輪車で集め・・バーべキューコンロを作成、 そして薪。
上出来の簡易コンロ、 でもって 粗大ゴミから見つけた 昔の暖炉で使っていた はい受け皿。 鉄でできているからもってこいの代物。
そして 薪はユーカリの木。
ユーカリの葉っぱと実は 油をタップリと含んでいるので・・火を近づけただけで メラメラと燃えた。
簡単な着火!

沢山大きな木の立っている土地だけあって・・薪になる代物はそこらじゅうにしこたまある!

薪集めとかしていたら・・夕陽が差し込んで来た・・
ふと西の方の陽をみると・・焼けていた・・。
お~! この地から こんな夕陽がみれるなんて! と感動!

深々と冷える中 熱い焚き火は 嬉しかった・・。
ユーカリの枝は パチパチといい音をさせながら とてもいい香りを発していた・・。

朝作ったお粥を暖めて お茶なんぞ飲んだら・・も~ 深々と冷えて来るではないか・・慌てて・・火を消して・・車の後部にしつらえた寝床に潜り込む。

まだ 夜の7時半だと言うのに・・寝袋の中にはいったら・・体じゅうがだるく・・なにもする気もせん・・いつもなら 朝の3時ぐらいまで ネットゲームをするのに・・。 

で さっき・・
ん?! 朝陽が・・と光の差し込んでいると思いきや・・煌々とした月明かりだった・・。

寝ぐらから 月明かりをじっと見つめるのもいいなぁ~・・。
そして それが・・朝の4時半。 なんと! 9時間も寝てしまった事になる。 最近は5時間も寝ればいいくらいの 老人になってしまったはずなのに・・9時間も寝るなんて!

と もう これ以上さすがに寝れない・・と これを書いていたら・・ 眠気が・・。

2016年4月22日金曜日

タッチスクリーン用手袋

最近は タブレットもスマホも 巷に溢れている・・。
つまりタッチスクリーンだらけ・・。

冬・・手が冷たくて・・ かじかんでしまう時は どうしても手袋をしたい・・。
そこでだ! スマホだって いちいち手袋を外す必要もない代物を発明!
ったって・・ま~ 昔から指先の出ている手袋はあった・・。

が! ここ ニュージーランドでは・・”メリノウール”と言う 柔らかくて・・あかちゃんの下着にも使う 肌触りのいい! そして又 洗濯機で洗えるウールがある・・のだ・・・。

それを使って あたしゃ~ 考えた・・で 作った! これを 何枚も作った!
これから冬に向かう南半球・・・これさえあれば 百人力!
手首もスッポリ!
昔から火鉢に手首をかざすと体全体が温もると言われている・・。
その手首を温めれば 体全体だって寒くない・・。

指先が無い手袋はどうしても 行商のばあさん的だけど・・
これは なんか 貴婦人的デザイン・・と・・思う・・・。

根なし草

私の人生は どう考えても根なし草・・。

寝る場所は いつも 簡易場所。 簡易住所・・。 いつも歯ブラシと少しの着替えがあれば・・どこにでも 住みつける特技がある・・。

日本の実家はどこ・・? 故郷はどこ・? と言われても・・転勤族の親だったから何もない・・。

自立してからも 点々と住所を換えた。 ニュージーランドに来てからも 住所は変わり続ける・・。

ビジネスで居を構えたつもりだったけど・・自宅には住まずに ビジネスの住所に自分の簡易住居部屋を作ったり・・・しても 結局 そこも自分の棲み処にはならなかった・・。

で 今度は 自宅に自分だけの空間を建てる・・。

が・・また 別に・・自分の終の棲家と称して 土地を得る・・・が 実際それが 終の棲家になるのか・・? 

その土地に・・家が建っている訳でもないので・・そこに住む訳でもない・・。 冬の寒い時に 車の中で数日寝てキャンプ出来るのが関の山・・。 

今は 自宅と称している この家の中に作った 屋根裏部屋 そこだけが自分の空間になっている・・。 背よりも低い天井なので・・這ってしか動けない それもそうとう狭い空間・・。

そこだけが 自分の空間・・。

自分の根は どこに張るのか・・? 死ぬまで 根なし草なのか・・? 

汚いホームレスになって 世界中をほっつき歩く自分を想像すると なんか夢みたいで にやけて来る・・。

ま~ フワフワと 浮遊しながら・・どこに定着するともない人生も 悪くないのかも・・?


2016年4月21日木曜日

"エコ” とは・・・

今 ”エコ” と言う言葉が流行っている・・。
実際 何がエコなんだろう・・?

膨大な暖房を電気でするとすれば 大変な電気量だ・・。 よく 日本人の若者が 15wの電気をマメに消すのを見る・・。

が・・日本人はニュージーランドでは暖房をつけずにいられない・・普通数千ワットの暖房だ・・それも何時間もつけっぱなしにする・・。 15ワットの電気はマメに消して節約する癖があるのに・・。

そして・・ニュージーランドの風呂のお湯は全部電気だ・・。 そして数千ワットでお湯を沸かす・・。 時々プロパンのところがあるが・・ほとんどが電気・・。都市ガスはない・・。 

だから 風呂に入るニュージーランド人はほとんどいない・・5分から長くて10分のシャワーで年中済ます。 風呂に入るなんて贅沢な事はしない・・。

が・・日本人はどうしても 30分ぐらいのシャワーをしたりする・・。

そして キッチンで皿を洗う時・・お湯を流しながら洗う・・。 洗っている間ずっと大量のお湯がななれっぱなし・・。

私は 膨大な水と電気を浪費しているのを見ながら・・ハラハラする・・。

と言う自分も ニュージーランドに来たばかりの頃 キャンプ場でお湯を流しながら皿を洗っていたら・・横にいたおじさんが スッと 私の蛇口を止めた・・。

私は ムッとした・・。 人が皿を洗っている横から 蛇口止めんなよ! と言いたかったが・・彼は 私の顔を見て・・ニコッと笑った・・そして何も言わなかった・・。

そうなんです・・水だって 貴重な水だから少しづつ使うのに・・お湯を流しっぱなしで使うと言うのは ものすごい罪な行為なのです・・。

今なら・・私だって・・日本人がお湯を流しっぱなしで皿を洗うと・・スッと蛇口を止めたくなります。

沢山のところで 膨大な電力を無駄にして生活をしている・・ 嫌と言う程感じられる・・・ 日本に行く度に・・。

無駄さえしなければ・・原発なんて・・不要だと痛感する。

一刻も早く 今 川内の原発停止をお願いしたい・・。

2016年4月16日土曜日

秋です!

友人と遠出のドライブに!
いつも秋になると・・ここ等辺りに・・・でっかい栗の木があったはず・・・と運転していると・・
あった!

でもって 今は秋だから もしかして・・栗が落ちてないか~~・・?
あった!

せっせと拾って 持ち帰り・・・
早速煮て・・ちょっと焦がして・・・せっせと 食ってしまった・・w

服作り

今 我が家に滞在している友人が 私の服を見て・・・自分も作りたい~! と言う・・。

以前 手縫いで 古い和服の布を使って作る・・と言うクラスに参加したと言う友人・・。

が! 
その出来上がりは まるで 四角の服・・・ま~ シンプルな作成だから 仕方ないか~・・・ こんなもんだろう・・手作りって物は・・と諦めた友人・・。

だって その四角の服は 着ると やっこさんみたいになって・・頑張って着ようとしても・・どぉ~も着心地がいまいち・・。 それと 見栄えもよくないので・・絶対に来て外には出れない・・。

だから 箪笥の肥やしだった古い和服が マタマタ 箪笥の肥やしになってしまった・・。 と彼女は言っていた・・。

が! 
今回は違う! 
簡単! 且つかっこいい! 
横に掃除機が入ってて・・スマヌ・・。
ダイソンの宣伝ポスターの様になっても~た~~w
彼女の選んだ布が 又 私もビックリ!する程 大胆! 

しかし! こうやって ドレスになったら・・まぁ~! なんと! 艶やか・・・!
布が シルクとコットンの混合なので 少し光沢がある・・それがまた 豪華な雰囲気を醸し出している・・。

中に薄いTシャツを来て・・厚いレギンズを履いて・・・ジャケットなんぞ来たら オールシーズン着れる。

このドレスの秘密は・・・”斜め布”に裁断すること・・。
つまり 布の織り目が縦と横にあるが・・それに合わせて 上下に布を裁断すると 全く伸び縮みがしない・・

しかし! 織り目が斜めになるように裁断すると なんと 布が横に伸び縮みするのだ! と言う事は・・・普通 着易くする為にファスナーとかを必ずつけるが それも不要!

なんせ スポット脱ぎ着が簡単!そして又 着てて体が自由に動かせるので 老人には楽!

ニット布ではなくてもいいのだ! 老人でも・・・。

つまり 縫うのは肩と横だけ・・あとは 首回りと 腕回り そして裾を ジグザグで始末するだけ! スーパー簡単!

普通は見返しとかを付けたり・・と ま~ ドえらく複雑な作業が てんこ盛りあるが・・すべて! 省いています。

これと同じのを 別の布で 10枚ぐらい作りたい! と 鼻息も荒くしている友人でした・・w


2016年4月10日日曜日

今日も早朝散歩 でも帰宅したのは 5時間後・・・

いつも 自分が写真を撮るが・・・今日は 友人が 私の写真を撮ってくれた・・。
山のてっぺんで 気分よくしている自分なので・・
えらく気に入った写真・・

山のてっぺんは まさに! パノラマ!
って事で あまり使わない"パノラマ" を使っての撮影・・。
秋の空の下で 景色はさいこ~~!
空気もさいこ~~!

2016年4月9日土曜日

自由な生き方

朝の散歩で出会った犬を連れたおっちゃん・・。
朝日を浴びながら海を見つめてコーヒーを飲んでいた・・。
彼のバンは家財道具一切合切が積み込んである・。
つまり 彼は彼のバンで生活をしているのだ・・。

放浪しつつ・・日がな自由な時間を のんびりと過ごす・・これが彼の生き方なのだろう・・。

ひとしきり彼とおしゃべりをする・・。
陽気でとってもフレンドリー・・。

私となんか同じ匂いがした・・。
つまり 私の理想の生活なのかも知れない・・・。

↓のリンクをクリックすると映画の予告編が・・。

この映画はしみじみとよかった・・。
本当にあった話らしい・・。
そして この主人公のおばさんの生活が とてもいい・・。
私も養老院とかに押し込められるより こんな生活の方がずっといい・・。
ま~人に迷惑をかけてしまうかもしれないけど・・。

胡桃


3年前ぐらいに 膨大にでっかく育っていた胡桃の木を半分ぐらいの大きさにした・・。
と言うのも 我が家の敷地から 枝葉がお隣さんへ大きく出はっていたのだ・・。

横となりのお隣さんは 沢山お隣さんの庭にも胡桃の実が落ちてくるからいいよ~・・。と言っていた・・。

が・・向こう隣のお隣さんは 枝が大きいと陽がささないから 切ってくれ・・と言う。

と言うことで・・ここ3年ぐらいは 実があまりならなかった・・。

でも今年はやっと! 昔の様に大量の収穫!
初めての胡桃の収穫で・・もう大量!
この調子で行くと・・大変な事になりそう・・。

嬉しい悲鳴・・。

今日の絵日記

自分専用の芝刈り機を購入
今度手に入れる1ヘクタールの土地はデコボコで・・石はある・・草がぼ~ぼ~・・
こうなったら 草刈り機は 馬力のある  そしてビクともしない刃のついた物でなければならない・・。
となったら けっこうでかい芝刈機を勧められた・・。
エンジン始動の紐引っ張りは 私の力では そう簡単には行かない・・。

そしたら 店の人が 必殺技を教えてくれた・・。
紐の先を掴んで引っ張ってエンジンを指導させるのではなく・・
紐の先を掴んで 重い芝刈機を向こうに思いっきり押す! と言う・・。

やってみたら 一発でエンジン始動!
やったね!

真新しい刃は
ぼうぼうに生えた草をガンガンなぎ倒して行った!
やったね!

今日の朝の散歩は3時間

すっかり秋になって・・。
草も木も 秋の装いになって来ている・・。

ニュージーランドではよく見られるこの植物
でか!

秋の空はどの国でも美しい・・。

秋の雲もきれいだ・・。
すすきは 秋の主賓だなぁ~~・・。

朝日

友人が我が家にきたばかりの頃・・・早朝 朝日を見にゆくのをさそった・・。
が・・彼女は早朝にたたき起こされて・・眠いから・・と行かなかった・・。
で 私は1人で出かけた・・。

その時の私のブログの写真を見て・・。
"今度は絶対行く!" たたき起こして~~! と言う・・。

と言うことで・・出かける・・寒い!
神々しい朝日をみつめながら・・呆然とする友人。

いつみても 真っさらな1日をくれる この太陽は 自然にありがとう! といいつつ手を合わせてしまいそう・・。

自分で栽培して味わうのは格別

とうもろこしの収穫!
初めて育てたわりには うまい! 甘い! 大成功!かも・・?
インゲンもたくさんとれたし・・・最近甘くなってきたトマトも濃い味がして・・いつもサラダを賑やかせている・・。

茹でとうもろこしは 格別!

オーストラリアの国定公園の中にあった動物園



広大な敷地の国定公園
そして そこは砂漠的に乾燥している・・よってサボテンもよく育つ・・・
サボテンに美しい花がたくさんついていた・・。

七面鳥が羽を広げて雌鳥に迫っていた・・。
クリスマスには食われてしまう鳥だな~~・・って思った。
でも ここの七面鳥は 食われないから幸せだな~~・・。


ここの動物は広大な敷地内なので・・どの動物ものびのびとしていた・・。
このヤギは
"あんた 誰?" ってな顔をしていた・・。

ぶきみだが・・・色はえらく鮮やかだった・・。

メルボルンの町はすごくおしゃれで 買い物をしすぎてしまう・・・。

町のちょっと裏に入ると まるでパリの裏町・・・とってもおしゃれなカフェやブティックがいっぱい。

クライストチャーチでは見たこともないようなお店がいっぱい!

高級店では 欲しい物がいっぱい!


2016年4月8日金曜日

歳をとったら きょうよう きょういく

今 我が家に滞在している友人は 私と同じ年代・・つまり 団塊の世代・・・。

そして 我等は ドンドンと歳を取り・・・ドンドンと墓場に近くなる・・。 特に今までやって来た仕事から身を引き・・・そして引退の時期となり・・

さ~~って 第二の人生を・・と思うが・・体はガンガンと動かなくなる・・。 何をするにも億劫・・。
ごろ~んと寝そべって せんべいでもかじりながらテレビを観る・・ってのが 一番楽なのだ・・。

だが・・それをしていると・・第二の人生は 完全に棺桶まっしぐら的になる・・。

で・・それでは いかん! いかん! って事で・・その友人が言う・・。

「老人は きょういく きょうよう!」

教育? 教養? いやいや 今日行く! 今日用!なんだそうな・・。

毎日用事があるはず! その用事は絶対に後回しにせず 今日の用事は 今日行く!の徹底化をするのが老人の日課なのだそうな・・。

相当・・納得!

重い腰を持ち上げ・・とりあえず 今ある用事は今日の内に済まさねば・・・。 とシカ! と心に刻んだのだった・・。