2016年9月10日土曜日

Nuwara eliya 標高2000mの寒い家に到着


なんかやっとの思いで 長い長いと感じた道のりで到着!
車から降りると・・冷たい風が吹き・・おぉ~!! と感動。
辺りの臭いまで まるでニュージーランドにワープしたような感じなのだ。
車で数時間来ただけで 全くの別世界!
ここがスリランカとは絶対に信じられない寒さ!

相棒は早速 ばばシャツ もも引き 長袖カーディガン エキストラ布団とま~ 寒がり人間は大変なのだ!

しかし・・さすがの私もいつまでも すずしぃ~! とは言ってられない・・その内 ヒーターが欲しいなぁ~・・。 と思ってしまう。
本当にスリランカに来て ヒーターが欲しいなんて 信じられないのだ・・。

予約した宿は 普通の人の家。
スリランカの宿を ネットで見つけると まぁ~! ビックリするほど色んな宿がある・・。
全く知らないで 人んちに宿泊することもしばしば。
ま~ 気のいいデップリと太ったおばちゃんちだからいいっか!
と 思ったが・・・ 英語はカラッキシダメ。
8才ぐらいの これまた コロコロ太った女の子が おばちゃんのまくしたてるスリランカ語を通訳する・・。

が・・そこは子供・・ちょっと込み入った事は理解出来ない・・すべては 子供レベルの会話になるってのが ちょっとしんどい・・。

そしておばちゃんだけいても 会話は成り立たないし・・子供だけいても何の役にもたたない・・。 いくら英語ができると言っても 近くに店があるか? と訊いても 何の店か? 買いたい物があるか? と色々説明しても らちがあかない・・。

でも ま~ 取り合えず これがスリランカ・・となんでも受け入れるしかないのだ・・。
部屋のベランダを開けると新鮮なパキッとした新鮮な空気!
身体中がダラダラに溶けていたのが・・一瞬の内に引き締まった気がした。
そして空気はおいしい・・いままでの ドロッとした・・なんとなくいつも鼻に悪臭が漂っていたのが すっかり拭われさった思い・・。

このベランダで 胸一杯のきれいな空気を吸って・・汚れた肺のお掃除をした・・。

我等が泊まった家はこの辺りでも大金持ちの家だろう・・・・。 屋敷の様な感じ。 余っている部屋がいくつもある・・。
だから この家の人は人に貸してちょっと副収入でも得ようと思ってるって感じ・・。
と言う訳で ベランダから見た この家は質素な農家の家。
ほそぼそと野菜を作って・・それを売って生活をしているのだろう・・。
生活感満載のこの家は なんとなく親しみのある家だ・・。


この辺りは道路脇が店になっている・・。 大体果物や野菜を売っている・・。
この辺りの農家の人達は出荷すると言うよりも自分達で育てて 自分達で売ると言うやり方なのかも・・?

スリランカのガソリンスタンド。
かなり質素だ・・。 ツクツクのガソリンタンクは6リットル、そしてエキストラのタンクには2リットル入るとの事。 合計8リットルなら少ないな~と思ったが・・。
リッター10kmから50kmと燃費の差は大きい。 なぜか? 山地部では上り坂はものすごくガソリンを食う。
しかし下り坂では ギアをニュートラルに入れて エンジンと完全に切断。惰性だけで降りて行く・・。 時々ブレーキを踏むだけだ・・。

この辺りは山地なので登坂はほとんど止まりそうな速度で・・あえぎながらやっと登って行くツクツク。 
普通の車がドンドン抜いて行く・・なんせややもすると止まってしまいそうなのだ・・。 

しかし! 下り坂になると もぉ~!! 加速するだけさせて その惰性の力をかりて猛スピードで転がり落ちる様に下るのだ・・。 運転技術が物を言うのだ・・。
下手な運転手と上手い運転手の技術の差は大きい!
運転技術の差によってガソリン消費の差も大きい・・。
私は後ろに乗っていて・・いつも運転手の運転能力の差を感じたのだ・・。



寒い・・寒い・・・家・・。
ヒーターが恋しぃ~~・・。
広い家は閑散としていつも誰もいない・・。
暗くなるとお化け屋敷の様な気分にもなる・・。
食べ物が出る訳でもないので・・我等は自分達で持ち歩いている パン・チーズ・トマト・果物・ビスケット そんなもんだけで 食いつないでいる・・。

スリランカの食べ物はそこら辺に売っているものでも激辛! 
超胃弱の私は完全に手のつけられない代物ばかり・・。

結局そんな非常食だけを持ち歩いて食べるだけなのだ・・。
あ~! 日本の美味しい食べ物が食いたい! と夢心地で何度思った事か・・。

なにが食いたい! と相棒に訊く・・・。
相棒は ”はぁ~・・またこいつの食いもんドリームが始まった・・” 
とあまり相手にしてもらえない・・。
そんな事おかまい無しに・・私は続ける・・。
まず 寿司が食いたい! 回転寿司でもなんでもいい! 
それから 旨いラーメン食いたい・・。 餃子とかもいいねぇ~・・。
とか言ってると・・相棒は完全無視

この家では暑いお湯を自分で沸かし・・それに自分で持っているティーバッグを垂らし・・それをすすって・・なんとか寒さをしのいだのだ・・。

この家にはなぜか?! 仏様がデン!と奥の間に座っているのだ・・。
この奥の間は仏様だけの部屋・・。
ちゃんと毎日お線香を焚き・・・飲み物や食べ物をお供えしている形跡があった・・。
それにしても 真っ暗のでかい屋敷の中で この仏様の部屋だけがぼぉ~・・っと明るいのはちょっと背筋が寒い思い・・・。


これはたぶん数年前の写真だろう・・一番小さい女の子がもう8才ぐらいになっているのだし・・。
夫婦ともけっこう恐い顔なのだ・・。

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