やさしいお父さん スリランカ

朝もやの中を散歩にでる・・。　標高2000mのこの辺りは　朝晩の冷えはまるで　ニュージーランドの様だ・・。　冷たい霧雨が頬に気持ちがいい・・。

道の脇にある小さな雑貨屋さんにパンが売っていたので　一つ買う・・。（30円程度）　雑貨屋の前でタバコを吸っていた　異様に痩せた男は不気味な感じで怖かった・・。　真っ黒な肌の中に異様に光る大きな目をギロッとさせて私を睨んだ時は・・すごすごと　早足で立ち去った私だった・・。

そして　また歩いて行くと・・今度は私の前に制服を来た小学生風の男の子二人　登校中と言う風情でが歩いていた・・。　仲良し同士的で　思わず・・後ろ姿を写真に撮る・・・。

と！　そのとき・・でっかい声を挙げながら・・誰かが後ろから走って来る・・よくみると　さっきのギロッと私をにらみつけた男ではないか！

やば！　タバコは麻薬で・・ちょっと精神がイカれてて・・私に襲いかかるのでは・・？　と思ったら・・彼は　私の前に歩いている男の子の一人の方に行く・・。

そして　その男の子を抱くようにして　一言二言声をかけ・・最後に彼にキスをして　”いってらっしゃい”的にやさしく彼を抱擁から解き放した・・。

子供を見送った男の顔はとても柔らかで・・そして　男は　その様子をジッと見つめていた私に気がついて・・ニコッとした。　そして　”グッド・モーニング”と明るく挨拶してくれた・・。