2016年5月19日木曜日

匂い・・・2


ニュージーランドの地を初めて踏んだ時・・つまり飛行機のタラップから降り立った時・・私の生まれ育った環境の匂いと全く同じだった。

つまり 牧草の匂いなのだ・・。

私が育ったのは牧場 生まれたのも牧場・・ずっと牧草畑やサイロの中で遊んだ。 

羊の放牧にもシープドッグと共に駆け回った。 

ニュージーランドは牧畜の国とは聞いていたが・・飛行機から降りた瞬間! 同じ匂いはするとは夢にも思ってなかった・・・。

それも ずっと18才からは大都会で過ごして この匂いはもう何十年ぶりか! でも自分の体じゅうの細胞が覚えていた・・この懐かしい匂い・・。

遠い見知らぬ国に移住と言う 意を決しての決断。 知る人も当てになる人も・・一人もいない処への移住。 もしかしたらその辺で野垂れ死にするかも・・?

その時はその時で仕方がない・・”失敗して後悔するより やって後悔したい・・” の言葉を胸にの決意。

でも! この郷愁の漂う匂いに包まれた瞬間! すべての不安もふっとんでしまって・・”私の決断は間違ってはいなかった”・・・と確信する。。 

それは 安堵と希望の匂いだった・・・。


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