2016年5月23日月曜日

ゴミのガスコンロ



今日は 今度買った土地に捨ててあったゴミ! のガスコンロを どうにか生き返らせたい・・・と ガス屋さんを回る・・。

どっかにこのガスコンロを生き返らせられる人が クライストチャーチの町にはいるはず! と信じ込んで・・。
最初に行った所が ガス専門店・・だけど・・ビンビカのお店に きどったおねえさんのレセプション・・で 私の”ゴミ”を観て・・顔をしかめる・・。

いやいや・・これは なかなかかわいっしょ!? これをガスにつないで使いたいんだけど・・と言うと・・ ちょっと待ってくださいよ~~・・と 奥に引っ込む・・。

やって来たのが またまた きどった男・・。

「あんたね~~ ガスってのは危険なもんなんだよ~」 と私が無知のアジア人おばはんとみている。 で・・・ そんなゴミどっから拾ってきたんだ~? ってな具合に思っている・・。

「こんなのゴミだよ・・ ホラ さびてて・・こんなの使ったら 危険! 危険! 新しいのを買いなさい! 安いのがいっぱいあるから!」 と言い放つ・・。

私は・・”んなの知っとるわい!”と心で思いつつ・・・
「いやいや これって 意外とかわいいし・・ 使えたらすごくうれしいんだけど・・」

気取ってえらそ~にしている男は・・
「金かかるよ~~ こんなの修理するのも無駄!」 と言い放つ・・。

私は 「いや・・1万円とか 2万円とかかけて修理しても・・私には価値があるし・・」

えらそ~な男・・「こんな屑 1円だって金かけるのは無駄だし・・とりあえず 危険! 危険!」 と言い放つ・・。

出鼻をくじかれて・・落ち込む私・・。 が! しつこい性格の私は まだ!まだ! こんな事で諦めるはずはない・・!

また ネットでしつこく ガス配管の会社を探す・・・今度は 小さい個人店的な処を集中的にあたる・・。 

そんな中・・小さい店の レセプションのおばちゃんが 「ここにあたってみたら?」 と名前と住所をくれた・・・。

ビンゴ! ここだ~~!! 古いガス用品が沢山あって・・ 私の”ゴミガスコンロ”を見たトタン そそくさと ガス管を切り・・バルブを付け・・ガスボトルに繋ぐと・・・ぼぼ~~! と火がつく・・・感動!

片方のバルブの火が強くないので・・おにいちゃんは バルブを外して・・中のゴミを丁寧に除いてくれる。 
私が 錆とかで ノズルとかまだ大丈夫ですかね~~・・? と心配そうに訊くと・・
「まだまだ 使える! 新しいノズルも売ってるよ・・でも まだ これは十分使えるから大丈夫!」と言ってくれた・・。

世の中・・完全否定的な人と 完全肯定的な人がいるもんだなぁ~~・・。 

肯定的な事を言ってくれる人に出会うと・・涙が出そうになる程 嬉しい・・・。

思わず 彼とのツーショットを撮らしてもらった・・。 ずっと ニコッともしなかった肯定的おにいさん・・ カメラを構えたら・・ちゃんと笑顔をしてくれたのだ・・。

なんと! いい日だ! 幸せいっぱいの日だったなぁ~~・・・。
このガス屋さんでは ビンテージもんのガス器具が沢山あった・・。 みんなととてもかわいい~!

私のこのガスコンロ 自慢して夫に見せたら・・スイスの世界でも有名なメーカーの物らしい・・。
どうりで デザインも機能性も すばらしい~~のだ! うふっ!

2016年5月22日日曜日

笑わないで下さい。 私は笑いすぎたけど・・。




この方は最近 役所のえらいさんだったのを 最近定年退職された方です。
私のネット友達で・・もう 10年以上も 親しくさせていただいている方です。

でもって 退職以来 ずっとキャンプをされています。

熊本の大地震の際は キャンプ場でニュースを聴き・・・突然 ボランティア企画を立ち上げ・・たくさんの人 沢山の食材を募り・・・毎日炊き出しをされていました。

クライストチャーチ大地震の際は 馬鹿でかい段ボールが どぉ~~ん!! と私に届いて・・何かな・・? と思って開けてみたら 膨大な数のインスタントラーメンが出てきました。 この方が日本から 地震お見舞いに・・と 送ってくださったのです。

Kiwi Houseの若者達は 小躍りして喜んでおりました・・。
とても行動的な方で大尊敬をしております。

そして 彼のギターの弾き語りを聴いたら・・涙が出たりする程感動します。

私は彼の大ファンであります。

日本中 キャンプをする場所場所で 沢山の方がネット界のカリスマ的な方と言う事もあって・・彼を慕う人々が集まってきたりもします。

ずっと 彼のキャンプレポート動画を観ておりましたが・・今回の動画はどうしても シェアーしたくて載せました。

笑い過ぎないようにしてくださいね~~・・かわいそうだから・・。(と言う自分は笑いすぎたけど・・・ww)

2016年5月19日木曜日

小屋での生活

ついに! 私のトイレに便座を設置! 
便座があるのとないのでは・・使用感は 全く持って違うのだ!
ウソだと思ったら・・ぜひ 体験してみてくださいよ~~☆

作業に没頭していると・・辺りが暗くなって来る・・あぁ~ もう一日が暮れる・・と思いつつ フト 空を仰ぐと・・・
すごい雲が出ている・・。

早朝 まだ朝がやっと始まる頃・・・隣の羊さん達は せっせと草を食んでいる・・。
私が見ていると・・・
なんで 見てるんだ~~? と こっちを見る。

朝日を受けて 冬に向けて・・毛が長い・・・春になって暖かくなったら 彼等は山羊の様に細く毛を刈られるのだけど・・。

今は モコモコでヌクヌクそうだ・・。

小屋の中にはガスコンロもあるし・・電気ケトルだってある・・。
が!

どうしても このドラム缶での火は欠かせない・・。
なんせ ものすごい火力で どんな寒さでも 体を芯から温めてくれるのだ・・。

永遠に無くならない廃材だのゴミだのがこの地はあるので・・集めては このドラム缶に投げ込む。 

ゴミは確実に消費してくれるし・・お湯は沸くし・・・体は温めるし・・一石三鳥なのだ・・。

このドラム缶に乗っけている網は ここで使うまでは ピカピカだったのだ・・。 もう10年ぐらい私は物置に仕舞っておいた・・。 

物置に行く度に これを見る度に ”この網はいつ陽の目を見るのか? 陽の目を見る日が来るのか?” と思い続けていた・・。

やっと 今 その時がやってきた・・。

やはり 私は こういう生活をする日が来るのを予測していたのだ・・。

手はガサガサ どんなに石鹸で洗ってハンドクリームを大量に擦りこんでも やはりガサガサ・・爪の回りは真っ栗・・。

ドラム缶で火に当たりながら・・体を温めていたら・・なんかホームレスの人達の様子と同じだなぁ~と自分一人で 笑ってしまった・・。

冬のホームレスって 世界中どこのホームレスもドラム缶の火で暖を取る・・。
ホントにこのドラム缶ストーブはエライ!のだ・・。

家に戻って・・湯船で見た自分の足は 青あざだらけ・・それも 相当デカイのが 沢山あるのだ・・。

もし私が DVの駆け込み寺にでも行って 一芝居うったら・・・夫は絶対に逮捕されるなぁ~・・・w

我が家の建築現場


朝6時・・まだ外は真っ暗! そんな時間に新築される基盤のコンクリート作業が始まった。
凍てつくような寒さなのに・・みんな汗をタラタラながしながら・・コンクリートと戦っている・・。
ものすごい迫力だ・・。


またもや このコンクリート車は 日本車・・。 すごい! 日本!


風もない穏やかな日にコンクリートが流し入れられ・・とてもラッキーな日だ! と大工さん達が言う・・。

なぜに? 

今の季節・・・つまり落ち葉が沢山舞い散る季節は コンクリートにペタペタと落ちて・・コンクリートが荒らされて・・大変な事になるのが常・・。 それが一番怖いのだ! と言う・・。

でも 今日は風もなく・・とてもおだやか・・回りにたくさんの落ち葉があるにも関わらず・・一枚の落ち葉もコンクリートを荒らしていない・・。

大工さん達 みんながニンマリしていた・・。



今の時期 我が家の庭にも 沢山の落ち葉が舞うのだけど・・。

庭の花

この頃・・冬になろうとする今・・・花は全部枯れて・・・春まで何も咲かない・・。

が!
この花だけは 枯れて汚くなってしまった庭を パッと美しくしてくれる・・。
あまりにもきれいなので・・家の中も パッとしたい・・。

と思っていたら・・
今やっている我が家の建築現場から 小さなガラスの小瓶が発掘された・・。
ドロドロだったのを ブラシでゴシゴシ・・中まで細いブラシを突っ込んで ゴシゴシしたら・・とても ステキな小瓶になった・・。

そして 真っ白な花を挿したら・・・いい花瓶になった。

The Pump House



このパンプハウスと言う建物は重厚な煉瓦で出来ている。 ここは色んな古い建築廃材を売っている所だ・・。

私がこの地に移住して来た時からあったので 相当の歴史のある所の様だ・・。
ただの安い古い建築廃材がある訳ではない・・・ビンテージ物もたくさんあるので・・この中を見ているだけでなんだか楽しい・・。

私の友人の旦那さんは ここから煉瓦を仕入れて日本で売っていた・・。 100年もの歴史のある煉瓦は日本では人気らしい・・。

クライストチャーチ大地震後 この煉瓦の建物も クライストチャーチ大聖堂と同じくつっかい棒が掛けられている・・・。



さすが年期の入った土地・・・敷地の中にはこんなに大きな ソテツの木が植わっている・・。
怪物の様にデカイこの木は迫力があり過ぎる・・。


この魔法使いは もう何年も前からある・・。 誰かが買うのだろうか・・? いや誰も買わないからいまだにここにあるのだろう・・。 でも これがあるのを見る度に ちょっとホッとする・・。

魔法使いが連れている 訳のわからん生き物・・けっこうかわいい・・・。

色んなメモリヤル石も売っている・・ってか こんなの絶対誰も買わない・・。

いや 削ったら・・書いてある文字が又 全部消えて・・あらたな文字を刻む事が出来るのかな・・? 石としては 相当価値があるのだろう・・・。

それにしても なんか この文字の内容を読むと・・・消されるのは 残念で仕方がない・・。 せっかくこうやって 永久保存的に作られたのに・・・。

半世紀から 一世紀ぐらい経つと・・もう不要になるのか~? 

いやいや 私としては 一世紀も 二世紀も ずっと このままであってほしい・・・。


初冬の晴れた空に パンプハウスの看板はそびえている・・・。


この屋根に寄りかかっているマネキンは むかし・・まだ クライストチャーチ大地震が来る前に キャンピング用品店の屋根の上の看板としてあった・・。

人間が屋根の上に居るのか~!と見る度にぎょ!っとしていたが・・ 大地震後はここで 休んでいるのだ・・・。


らせん階段を運ぼうとして 落っことしている・・・。 こんなデカイ階段 どんな家に付いていたのだろう・・。 で・・これは 今度は どんな家に引っ越して行くのだろうか・・・?


たぶん これも 屋根のてっぺんとかでお守りとして乗っかっていたのだろう・・。 これからこれは どんな所に行くのか・・? 本人も思案中・・ってな顔をしているのだ・・。

野ネズミ


新土地の小屋には 沢山の野ネズミが出没する・・。 最初にこの小屋に来た時・・するする・・! と 壁の木づたいに彼等はやって来る。 私がソッと見ていると・・なに食わぬ顔で 私の食料場所に えっさ!えっさ! と向かう。

私がちょっと物音を立てると・・ ”ん?!” ってな具合に止まる・・が・・すぐ又 えっさ! えっさ!と目的地に向かう。 その様は とてもかわいい・・・。 イギリスの童話に このネズミさん達が登場するのはよくわかる・・。

いや 考えてみれば・・ディズニーだって・・ミッキーがいるし・・ネズミさんはけっこう 世の中の王道を歩いているのかも・・?

しかし・・私の食料箱の中 そして食器から 食器棚から・・ま~ そこらじゅうにネズミの糞尿で ベタベタになっている・・。 夜中じゅう彼等は・・カリカリ・・・ポリポリ・・・カサコソ・・は止まない。 彼等のパーティーは若者の止めを知らないそれなのだ・・。

隣のおじさんが言う・・・ある夜 眠っていた時・・手の甲に何かがうごめく・・。 フト見ると ネズミがいた・・。 ネズミさんも ”ん?! なに?” ってな具合に彼の目を見たらしい・・。

やっぱ・・いくらかわいいからと言って・・このままにはしておけない・・。

ネズミさんの毒を購入! んでもって うでまくりをして すべての食料は全部! 冷蔵庫へ たとえ缶詰であろうと・・もぉ~~!! すべて! 冷蔵庫へ。

そして食器と言う食器は 丁寧に洗って・・グラグラと煮たった熱湯を通し・・でっかい蓋付きタッパーに ピッチリ! と納める。 これで どぉ~だ~!!そして 食器棚類は全部消毒液で拭いた・・そこまでせんでも! と言うくらいに・・。

夜中・・今夜も ポリポリ・・カリカリ・・。 だけど・・全く同じ箇所から音が聞こえて来る。 と・・言うことは~・・あの毒を彼等は食っていることになる。

そして次の夜は 姿はもちろん! ネズミの音も全く無くなった・・・。 

彼等はどこかで 悶え苦しみ・・息絶えたのだろう・・ と思うと・・なんだか かわいそうな事をした気もする・・・。

冬の到来


さぶ! もぉ~・・どこもかしこも 寒いのだ・・。

朝は外気と同じ温度のこの小屋の中・・寝袋から出るのは 大きな意を決しての脱皮(寝袋から出るのは昆虫のサナギからの脱皮と似ているなぁ~・・といつも思う)。

小さな電気ストーブがあるが・・これは なんの足しにもなって無い・・なんせ 寒いのだ・・。 慌てて衣類を着けるが・・これも 冷た! 冷た! と叫びつつの作業。

南極探検隊とか・・・高山登頂を目指す探検隊とか・・零下何十度とかの環境で寝袋から出るんだから・・とは言うけれど・・。 

私の寝袋にも 衣類を寝袋の中に入れて置く用ネットの袋が付いている。 これで寝袋に入れたままにしておけば・・そして 寝袋の中で温い服を着用すれば・・問題はないのだろう・・。

毎日 どろどろになって作業をする・・結果 髪はガシガシ・・手櫛を入れてもひっかかって通らない・・。 鼻の穴をティッシュで拭くと・・真っ黒! 手なんかいくら洗ったとて・・どす黒く・・カサカサ度は半端ない・・。

毎夜 風雨が激しい・・大木が大きな音を立ててうごめいている。 何十メートルもある高さの木は ある日 ばきばき! と音を立てて折れるかも・・? と想像すると怖い・・。

朝になると そこらじゅうに紅葉した落ち葉が山積みになっている・・。

ある午後・・ふと 遠くの山を見ると 真っ白だ! 初冬の青空の映えて美しい~・・!




匂い・・・2


ニュージーランドの地を初めて踏んだ時・・つまり飛行機のタラップから降り立った時・・私の生まれ育った環境の匂いと全く同じだった。

つまり 牧草の匂いなのだ・・。

私が育ったのは牧場 生まれたのも牧場・・ずっと牧草畑やサイロの中で遊んだ。 

羊の放牧にもシープドッグと共に駆け回った。 

ニュージーランドは牧畜の国とは聞いていたが・・飛行機から降りた瞬間! 同じ匂いはするとは夢にも思ってなかった・・・。

それも ずっと18才からは大都会で過ごして この匂いはもう何十年ぶりか! でも自分の体じゅうの細胞が覚えていた・・この懐かしい匂い・・。

遠い見知らぬ国に移住と言う 意を決しての決断。 知る人も当てになる人も・・一人もいない処への移住。 もしかしたらその辺で野垂れ死にするかも・・?

その時はその時で仕方がない・・”失敗して後悔するより やって後悔したい・・” の言葉を胸にの決意。

でも! この郷愁の漂う匂いに包まれた瞬間! すべての不安もふっとんでしまって・・”私の決断は間違ってはいなかった”・・・と確信する。。 

それは 安堵と希望の匂いだった・・・。


匂い・・・1


匂いでも色々・・臭い・・香り・・漢字によって 意味が違って来る。 匂いに異常に敏感な私には好都合の事もあれば・・最悪!と言う事もある。 

★鼻が敏感だと都合のいい場合

・ガス漏れがあるといち早く察知するのは私だ・・。 

・食料の賞味期限は書いて無くても嗅ぐ事で解る。 例え書いてあっても 賞味期限内でも破棄処分が必要な事があり・・反対に賞味期限が切れていても断然!大丈夫な事もある。
書いてある賞味期限を宛にすることはあまり内・・自分の鼻を当てにする。

・たぶん私は目が不自由になったら きっと耳に頼るより 鼻に頼るだろう・・。 私の愛犬が最後にぜんぜん目が見えてなくて・・鼻で生きていた様に・・。

・水質に敏感。 

・酒も飲めないくせに いいワインと悪いワインが解る。 よく高い酒は旨いとか 価値のある酒は旨いとか・・人は言う。 でも ニュージーランドワインは安いのでも すごく美味しいのがある! 日本ではかなり高いワインしか飲まない人がニュージーランド産のお手軽な値段の物を絶賛していた。 私も強く頷く・・。

★鼻が敏感だと不都合な場合

・自分の嫌いな匂いが回りに強く来た場合・・これは もう!匂いの暴力としか言えない。 もし その場から自分が逃げられない場合・・は 地獄と化する。
宿の部屋にに芳香剤がしつらえてあると まず寝れない・・・。

飛行機で横の座席で強い匂いをさせている人。香水がわたしの強敵なのだ! あれはどの香水でも私を一瞬にしてノックアウトさせる。
昔 銀行のテラーをしているとき、 カウンターに現れる女性の香水の名前を逐一当てた覚えがある。

・香水を着けた手で食器を触ったらすぐ解る。 その食器・カップに入っているものは絶対に口にできない。

レストランで働く人が香水をつけていたら・・・もう最悪。



おじいさんは山へ芝狩りに・・・

我新天地にある川の片隅に煉瓦を敷く。 

そして そこが私の洗い場になった。 食器も洗えば・・掃除用具も洗う・・。洗濯もする・・。 もうなんてもかんでもそこで洗える様になった・・。 

早速 そこで 溜まっていた 色んな入れ物をせっせと洗っていた・・。 


ふと後ろを見ると 夫がせっせと草刈りをしていた・・。

おじいさんは山へ芝狩りに・・・おばあさんは川で洗濯。
その内 おぉ~きたな桃が どんぶらこ・・どんぶらこ・・と流れて来るかも・・?

小屋の生き物

カリカリ・・かりかり・・・ネズミさんが我新天地の新居(物置)に 遊びに来ている・・。 おま~ら~~・・・! えかげんにせんか~!!

それに 大量に発生したのか・・? ハエが 私の頭の上をブンブン! と飛び回っている。 さっき10匹はハエ叩きで殺したのに・・。 無制限にやってくる・・。

外は寒いけど・・けっこうこの小屋 ヌクヌクと暖かいので・・みんな寄って来るのだ・・。 

窓もドアも開いてないのに・・電気に蛾とか・・ワケわからん虫が バンバン寄って来て ブンブン飛び回っている。 

蛾なんか 人をバカにするように・・ヘラヘラと飛び回っているのだ・・。

今夜はやはり・・・寝袋をかぶって顔を出さないようにして寝るかな・・・。 

幸せとは・・・

幸せとは・・喜びとは・・。

私は毎日美味しいお茶をガブガブ飲んでいたのだろう・・。 この私の田舎の小屋に持って来たお茶のヒドイ事! と怒ってしまった・・。

ちょっと古いお茶を 家の棚に発見して ”お~これを小屋に持っていこ~!”と気軽に持ってきたが・・やはり古い・・古すぎるお茶・・。 白湯でも飲むか~・・と すする。

冷えた体に熱い白湯は幸せをもたらしてくれる。

自分は贅沢をして喜びを忘れていたのかも・・? 今まではとても美味しいお茶はそれは当たり前であって・・喜びでもなんでもなかったのだ・・。それは古いすっかりかび臭くなったお茶をすすってやっと感じる事・・。

家に戻って いつものお茶を飲んだら 震えるぐらいの喜びを感じるだろう・・。

小屋に来ると・・すべてが原始時代の生活と似て来る。 一応電気が通って相当の文明開花はあるが・・それでも 裸電球を灯す度にスイッチをひねるだけでぱっと小屋の全体が明るくなるのを見ると 幸せを感じる。

ロウソクも キャンプランタンもやはり 電球の明るさにはかなわないのだ・・。

それから・・・”眠れない”と言うのは 贅沢な悩みなのかも・・? とも思う・・・。
 
一日じゅう 雨漏りしないように! 夜は暖かく寝れるように・・と小屋の修理に大わらわ・・。 やっても やっても 無限に肉体労働がある・・。 それも外気のなかでの作業・・。

一日の終わりに 簡易設えの板の上に寝袋を置き・・それにもぐり込むと トロトロと眠りに着く・・。 それが例え 午後の7時であろうと・・8時であろうと・・横になれる場所がある・・と言うだけで・・それが喜びに思える・・。

小屋に入る・・と言う事・・つまり雨風に守られるのは喜びなのだ・・。 例え隙間風がバンバン入って来ようと・・取り敢えず四方が何かに囲まれ・・そして屋根がついていると言うだけで・・安堵出きる空間なのだ・・。

何日も小屋で暮らす・・と 髪の毛はガシガシ・・自分の体から獣の匂いが・・。 顔の肌もパリパリになっている・・。

そして家でタップリのお湯の風呂に入ると・・真っ白なバスタブに・・ふんだんなお湯が蛇口を捻るだけで際限なく出て来る。 これは喜び以外の何物でもないのだ・・。

風呂桶の洗い水がどす黒くなるぐらい汚れていた自分に飽きれる・・。

しかし・・・サラサラの髪にシットリの肌・・清潔感一杯の香りに包まれて 安心しきれる天井を見つめながら寝れるのは 幸せ以外の何物でもないのだ・・・。

原始的小屋に住む事で 膨大なる喜びを見つけられる自分は なんと幸せ者なんだろう・・と思う。



2016年5月9日月曜日

秋だ・・・。

今年のフェジョアは豊作!
食べても・・・食べても・・食べきれない・・。
フェジョアの香りで 家の中がむんむん! そして 毎食後 フェジョアをタラフク食って・・・ゲップが出る・・。

フェジョアが大好き!な友人が日本にいるので・・ ちょっとだけでも分けてあげたい・・と言う事で 郵便局に電話したら・・。
「法律で禁止! 絶対ダメ!」 と言う返事・・。

検疫でダメ! と言う事・・・ だけど・・持ち込みではなく・・持ち出しだからいいのでは・・? 日本国さえ受け入れれば・・と訊くと・・
それでも 絶対ダメ! と言われてしまった・・。
今年は 秋じゅうミッチリと家に居たので・・庭に咲く物・・・庭に育てた野菜・・・なんでもかんでも 手当たり次第 ”種” を採った。

昨年採った紫蘇の種は 大成功にたくさんの収穫を得た。
そしてまたもや 種を採る。

他にも 茶色に枯れたら・・・植物と言うのは 確実に種を付ける。

以前 ビニールの袋に仕舞っていたら・・死んでしまったので・・今度は紙の袋に収めて・・そして網の袋にぶら下げて置く・・。

さぁ~~って 冬の後・・春になったら これ等を一斉に植えて・・・。
育つかな・・?

ワクワク・・・!


血液検査の建物で見た・・・。

血液検査の建物は クライストチャーチ大地震後 ビンビカの外壁すべて ガラス! と まぁ~~ えれ~モダンな素晴らしい建物になった・・。

でも入口に少しづつ育っているツタが紅葉して秋を告げている・・。
無機質な建物に生き物があるのは ちょっとホッとする。


ビンビカのガラス張り新築建物・・そして ビンビカのじゅうたん・・・どこもかしこもチリ一つない・・清潔な血液検査の建物内・・。

あれ・・? フトみると・・・キチンと揃えてある WorkingBootsが ひっそりと一足・・・。

まだまだ クライストチャーチの町中心部は建築ラッシュで 多くの建築作業の人達が働いている。

このWorkingBootsは ニュージーランドでは働く人 特にに昔から農場で働く人や 土方仕事をする人達にとっては定番Bootsなのだ・。
長靴とか地下足袋の役目をするのだ。

そして このBootsは 絶対に家の中まで履いて入る事はない。
何があっても家に入る前に脱ぐのが礼儀になっている。

このBootsの持ち主は つい ビンビカのじゅうたんを見て・・これは Bootsのまま侵入するのは 失礼だろう・・と判断して・・ここで脱いで行ったのだろう・・。

私は これを見てニンマリしてしまった・・w

毎日 重機の音が続いている・。

私の隠居部屋建設は 毎日順調のようだ・・。
しかし・・・ 一日じゅう なんか 地響きがする・・。
今日は いよいよ骨組みに使う材木を 運んで来た。

2016年5月3日火曜日

日本の重工業はすごい!


今 隠居部屋の増築でぐワン! ぐワン! と庭がやかましい・・・。

狭い庭で ちっこいショベルカーがこまめにうごめいている・・・。

じぃ~っと見ていると・・”KUBOTA" という 日本のメーカーの名前が目に付いて仕方がない。

他にも ショベルカーを自分でも欲しい・・と思っている今日この頃・・・ネットで物色していると・・たくさんの日本製が世界で幅を利かせている。

ヤンマーのユンボってのを 大昔私がまだまだ 若い頃テレビでしきりに宣伝していたのを思い出す。

驚く事に今も健全!
そして それらは世界中を闊歩している。

私は 日本経済の急成長時代を生きて来ている。
その時代に 沢山の私の世代の人間が 世界に色んな重機を広めている。

あ~ 私の生きてきた世代の人達は 頑張ったんだなぁ~・・・としみじみと思った。

秋です

レモングラス
私は異常にレモングラスの香りが好きなのだ・・。
石鹸も 肌用クリームも・・お茶も・・ レモングラスの香りだと・・すぐ 買ってしまう・・。

数年前 レモングラスの苗を見つけて 興奮して買った・・・が・・霜が降りた日に死んでしまった・・。
よって 今度は 何がどうあれ・・鉢植えにしたのだ。
と言うのも 霜が降りる前に 家の中に避難する為。

朝晩の冷えが半端なくなっている今・・・。
ヌクヌクと 家の中で すくすくと育っている レモングラスさんです。

その内 温室を作ったら そこに引っ越しさせてあげよ~~!

友人が 小さな紫蘇の苗をくれたのが 数年前。
それから 私は 紫蘇から種を採る事に成功!

やはり 紫蘇を何年前かに霜で失っている・・。
よって 早めに・・・種になったらすぐ 家の中で乾燥させ・・種を採る予定。
その種を春に鉢植えして・・大きくなって来たら 庭に植える事をしている。

今年もたくさんの紫蘇の葉ができた。
紫蘇の葉もたくさん友人にあげた。

そして・・沢山の紫蘇の苗をも 友人に分けてあげた。

まだまだ 多くして行く予定・・・。
そこらじゅうに 紫蘇が育つと いい香りがして・・・すごく幸せな気分になれると思う。

今の家を購入した 17年前に 発見した球根。
その時は 家の裏の日蔭の土の中にあった・・。
それも 数える程。
なんの球根か解らなかったが・・とりあえず・・・お花の球根ではあろう・・と言う事で・・石畳にしたこの両側に植えた。

そして あれから 17年・・球根は毎年増え続け・・とてもステキな花道を作りだした。
それも 花がほとんど途絶えてしまった秋に この花だけが 華やかに咲いてくれるのだ・・。
真っ白な花で 誰もが ハッと心を動かされる・・・。

今度購入した田舎の土地に 沢山になった球根を少し おすそ分けして 植える事にしよ~~!

そして また新しい花道を作りたい・・・。

息子の心理推理

昨夜の夕食で 息子が言う・・・。
「言葉を二度繰り返すと 必ずそこにはウソがある・・」

例えば・・・
「おいしい おいしい」 と言うと 美味しくない・・。

例えば・・・
「うそ うそ」 と言えば それは うそではない・・。

本心の場合は 絶対に2度は言葉を繰り返さない・・。

然り!

息子よ!

嫁が息子の ご飯に対する批評に 相当ご立腹。
「せっかく作ったご飯が ”好きではない・・”とか 言われると ガックリする・・。」”

息子の反論
「好きでもないのを ”おいしい” と言って食ったら ずっとそれが毎日出てきたらそれこそ問題。 好きな物と好きでない物は 夫婦の間ではハッキリしていた方がお互いにいい」

ん・・・ま~ 理屈はそうだわな・・。

そして 息子はこうも言う・・・
「もし 二度とその人の作ったのを食べるチャンスはないだろう・・と言う時は まずかろうと・・嫌いであろうと・・必ず礼儀として ”おいいしい” って言うよ」 

それでも 嫁は・・・
「ん~~・・納得は行かない・・理屈が通っていても・・」

そこで 私の出番!
「あたしゃ~ 絶対に! ”おいしい!” と言って欲しい・・ 好きであろうが・・嫌いであろうが・・まずかろうが なんだろうが・・」

夫婦の間でも ”礼儀”は絶対必要!

なぜか?!
夫婦って いくら ”おいしい!” と言われても もし まずかったり 嫌いだったりしたら 長年の間に 絶対に ”見抜く!” よって そんなの自然にわかるのだ・・。

よって とりあえず ”おいしい!” って言って欲しい・・。

それには 息子もちょっとたじろいだ・・。
若いお前には まだまだ わからない世界もたくさんあるのだ・・! 息子よ!