2014年12月24日水曜日

バンクーバー→成田→羽田(空港内泊)→鹿児島→2015年正月

バンクーバーの空港に行くと・・・
静かなジャズが 空港じゅうに響き渡っている・・。
”静か” なのに・・ あちこちで 静かに流れているのだ・・。

思わず みんなの顔がほころんでいる・・。
ウキウキと曲に合わせて体を動かす人もいる・・。

音楽の張本人はこの二人・・。
楽しい語りをいれつつ・・二人は ホリデー気分を盛り上げている・・。
そうなんです・・・! 今日は 12月25日 クリスマスの日なのです。
ありとあらゆる クリスマスソングが 次から次へと 飛び出してくる・・。

その度に この二人の回りに座り込んだ人々は 手を叩き 大きな笑顔を作り・・ じっとこの二人から 離れたくない気分。

我等もじっくりと 1時間以上の時と この二人の前で 過ごさせてもらった・・。
まるで 最高のライブコンサート気分だった☆

名残惜しい ライブコンサートから去って・・・搭乗口の方に進んで行くと・・こんどは サンタさんが待ち受けていた。

彼のソリに 乘れ! 乘れ! って 勧めるので 子供気分になってしまったのだ・・。

この飛行機の窓には ブラインドはないのだ・・ ブラインドは不要なのだ・・。 この窓の下にある 白と黒のスイッチ。

白を押すとガラスが透明になって来る・・黒を押し続けると ガラスがドンドン真っ黒になって来る。

自分の好みに暗さを調節できるようになっているのだ! 前から こんなのあったのかも知らんけど・・わたしゃ~ 初めて見たわさ~~・・・。

ロッキー山脈とも さようなら~~~☆

そして 成田近くになると 朝になっている・・。

空港の朝日の出は なんか 感傷的になるのだ・・。

成田についてから 羽田に移動・・ そこで 空港泊。 覚悟はしていたけど・・ ネットで 長いシートが肘置きがないので 横になって寝れる・・トイレもあるし・・24時間開いているコンビニもある・・。

空港泊をしている人々の為に セキュリティーの人もいてくれて 安全・・ とま~ 至れるつくせりではあったけど・・ やっぱ寝るって言う雰囲気ではなかったな~~・・。

寝袋を出して みたが・・。 

細身の若い男の子が 寒そうに 横になって しきりに自分の体を擦って寒さに耐えている・・。

私はもう寝る気が失せたので・・ 彼の横になっている体に私の広げた寝袋をかけてあげた・・・。 ビックリした彼だったが 即寝袋の中に丸まって寝てしまった・・。

「すげぇ~~! 暖かかった!!」と寝袋を返してくれた時に 彼はグリコのポッキーをお礼にくれた。

早朝 羽田を出て 鹿児島空港に到着した時は スッカリ夜は明けて・・・ 山やら 田んぼやらは 朝日に輝いていた・・。

もう過ぎ90才になる母が 入院していた病院からお正月に戻ってきた。 ほとんど寝てばかりで・・何もしたくない今日この頃の母。

その母が お正月の朝 突然着物を着る! と言い出した。

いつもは 横になって 座るぐらいまで・・歩くのもしたくない・・車イスで移動・・・もしくは 這ってトイレに行く・・と言うのに・・しっかりと自分の2本の足で踏ん張って・・着物を来ている・・。

帯の絞め方なんて なぁ~~んも知らん私だったが・・ とりあえず 結ばねば・・・母は完全に私が帯を後ろで結ぶのを期待しているのだから・・ ってわけで・・ 普通に結んで・・帯の端をその辺に突っ込んで・・・羽織を着せたら・・かっこうがついた・・。

ふ~~・・やったぜ!

夫の娘夫婦も オーストラリアから 東京、 そして 鹿児島の私の実家までやって来てくれた・・・。 

私の実家のお屠蘇、 いつも大晦日に今は亡くなった父がするのが常だった。
和紙に米を包む、 もう一つの和紙には塩を包む。 その二つの包んだ和紙の端をセンスのように広げつつ・・ お屠蘇差しの取っ手の元に南天の葉と一緒に結ぶ。

この作業を私は子供の頃から 見続けて来た。 父が死んでから こんな事をやるのは 私ぐらいなのかも・・?

写真の一番手前に見えるのは・・・私が物心ついた時には すでに 我が家に存在していた酒のお銚子・・。 たぶん 父親の実家からこれはやって来た物だと思う・・。

ゆうに100年は経っている代物だと思う・・。

これが又 私の子供の頃から 驚異的な物だった・・。 酒が中から出て来る時に ウグイスの鳴き声がするのだ・・。

埃がこびりつき このお銚子全体が黒ずんで・・ベタベタしていた・・。 洗剤を着け ぬるま湯と柔らかいスポンジで 丁寧に 根気よく洗ったら・・なんと! 新品のように 輝きだした。

私が子供の頃に見ていた物 その物が 私の目の前に現れて・・感動! そして 懐かしい ウグイスの鳴き声をお銚子から酒が出る時に発して・・またもや感動!

夫の娘とその夫は 一々 色んな事が目の前に起こって・・物珍しく そして 楽しんでいた。

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