バンクーバー→成田→羽田（空港内泊）→鹿児島→２０１５年正月

バンクーバーの空港に行くと・・・

静かなジャズが　空港じゅうに響き渡っている・・。

”静か”　なのに・・　あちこちで　静かに流れているのだ・・。

思わず　みんなの顔がほころんでいる・・。

ウキウキと曲に合わせて体を動かす人もいる・・。

音楽の張本人はこの二人・・。

楽しい語りをいれつつ・・二人は　ホリデー気分を盛り上げている・・。

そうなんです・・・！　今日は　１２月２５日　クリスマスの日なのです。

ありとあらゆる　クリスマスソングが　次から次へと　飛び出してくる・・。

その度に　この二人の回りに座り込んだ人々は　手を叩き　大きな笑顔を作り・・　じっとこの二人から　離れたくない気分。

我等もじっくりと　1時間以上の時と　この二人の前で　過ごさせてもらった・・。

まるで　最高のライブコンサート気分だった☆

名残惜しい　ライブコンサートから去って・・・搭乗口の方に進んで行くと・・こんどは　サンタさんが待ち受けていた。

彼のソリに　乘れ！　乘れ！　って　勧めるので　子供気分になってしまったのだ・・。

この飛行機の窓には　ブラインドはないのだ・・　ブラインドは不要なのだ・・。　この窓の下にある　白と黒のスイッチ。

白を押すとガラスが透明になって来る・・黒を押し続けると　ガラスがドンドン真っ黒になって来る。

自分の好みに暗さを調節できるようになっているのだ！　前から　こんなのあったのかも知らんけど・・わたしゃ～　初めて見たわさ～～・・・。

ロッキー山脈とも　さようなら～～～☆

そして　成田近くになると　朝になっている・・。

空港の朝日の出は　なんか　感傷的になるのだ・・。

成田についてから　羽田に移動・・　そこで　空港泊。　覚悟はしていたけど・・　ネットで　長いシートが肘置きがないので　横になって寝れる・・トイレもあるし・・24時間開いているコンビニもある・・。

空港泊をしている人々の為に　セキュリティーの人もいてくれて　安全・・　とま～　至れるつくせりではあったけど・・　やっぱ寝るって言う雰囲気ではなかったな～～・・。

寝袋を出して　みたが・・。　

細身の若い男の子が　寒そうに　横になって　しきりに自分の体を擦って寒さに耐えている・・。

私はもう寝る気が失せたので・・　彼の横になっている体に私の広げた寝袋をかけてあげた・・・。　ビックリした彼だったが　即寝袋の中に丸まって寝てしまった・・。

「すげぇ～～！　暖かかった！！」と寝袋を返してくれた時に　彼はグリコのポッキーをお礼にくれた。

早朝　羽田を出て　鹿児島空港に到着した時は　スッカリ夜は明けて・・・　山やら　田んぼやらは　朝日に輝いていた・・。

もう過ぎ９０才になる母が　入院していた病院からお正月に戻ってきた。　ほとんど寝てばかりで・・何もしたくない今日この頃の母。

その母が　お正月の朝　突然着物を着る！　と言い出した。

いつもは　横になって　座るぐらいまで・・歩くのもしたくない・・車イスで移動・・・もしくは　這ってトイレに行く・・と言うのに・・しっかりと自分の２本の足で踏ん張って・・着物を来ている・・。

帯の絞め方なんて　なぁ～～んも知らん私だったが・・　とりあえず　結ばねば・・・母は完全に私が帯を後ろで結ぶのを期待しているのだから・・　ってわけで・・　普通に結んで・・帯の端をその辺に突っ込んで・・・羽織を着せたら・・かっこうがついた・・。

ふ～～・・やったぜ！

夫の娘夫婦も　オーストラリアから　東京、　そして　鹿児島の私の実家までやって来てくれた・・・。　

私の実家のお屠蘇、　いつも大晦日に今は亡くなった父がするのが常だった。
和紙に米を包む、　もう一つの和紙には塩を包む。　その二つの包んだ和紙の端をセンスのように広げつつ・・　お屠蘇差しの取っ手の元に南天の葉と一緒に結ぶ。

この作業を私は子供の頃から　見続けて来た。　父が死んでから　こんな事をやるのは　私ぐらいなのかも・・？

写真の一番手前に見えるのは・・・私が物心ついた時には　すでに　我が家に存在していた酒のお銚子・・。　たぶん　父親の実家からこれはやって来た物だと思う・・。

ゆうに１００年は経っている代物だと思う・・。

これが又　私の子供の頃から　驚異的な物だった・・。　酒が中から出て来る時に　ウグイスの鳴き声がするのだ・・。

埃がこびりつき　このお銚子全体が黒ずんで・・ベタベタしていた・・。　洗剤を着け　ぬるま湯と柔らかいスポンジで　丁寧に　根気よく洗ったら・・なんと！　新品のように　輝きだした。

私が子供の頃に見ていた物　その物が　私の目の前に現れて・・感動！　そして　懐かしい　ウグイスの鳴き声をお銚子から酒が出る時に発して・・またもや感動！

夫の娘とその夫は　一々　色んな事が目の前に起こって・・物珍しく　そして　楽しんでいた。

Canada Vancouver やっぱ市場 人間の活力は市場から！

これは　コルジェット・・・？

白鳥が２羽寄り添っているし・・・。 

ラズベリー　ストロベリー　ブラックベリー　どれをとっても　デカ！　そうとううまそうだし・・。

この市場の建物は　昔は　倉庫だったのか・・？　なんか　そうとうでかい滑車がぶら下がっていた・・。

クリスマス前と言う事で・・お花がふんだん！　それにしても　この寒い時期に　どこから　華やかな花達はやって来るのか・・？　どこで　育つのか・・？　不思議な世界だ・・・。

クリスマスには　赤のポリアンサと決まっているが・・　白のポリアンサも　清楚で且つ豪華ではないか！　

赤のポリアンサは　鮮やかな色で　目に眩しい・・・。

この豪華な赤と　真っ白な色が　艶やかさを醸し出している・・・。　それにしても　お金の力と言う物はすごい！

これを買う人がいるから　どんな気候の花でも　どんな季節に手に入れる事ができるのだろう・・。　

神の醸し出す季節と言う物に反しているような・・・　いいのだろうか・・・　神様は怒らないのだろうか・・？　ちょっと心配になる・・・。

それにしても・・・　どれにをとっても・・　豪華さが　醸し出されている・・。　洗練された美しさばかりだ・・。　素朴さと言う物は　みじんもない・・。

目が眩しくなるぐらい　鮮やかな花束なのだ・・・。

でっかい栗があった・・。　カナダ人は　栗とか食べるのだろうか・・？

トロピカルのフルーツもたくさんあるではないか！

金持ちの国は　なんでもできるんだな～～・・世界中の果物が　いとも簡単に　手に入る社会なのだ・・。

色んな花が　クリスマス用に花束になっている・・。

野菜も　うまそ～～！　柔らかくて　甘くて・・新鮮で・・しかし・・　これも又　どこからこんな新鮮な物が来るんだろう・・。

旅をしていると・・　ほとんど外食になる・・　こんな野菜を　サッと茹でて・・醤油でも垂らして食べたいな～～・・・。　

強烈に強い　松茸の香りがプンプンとする！　カナダでも松茸を珍重されるのだろうか・・？　これを楽しんで食べる人がいるのだろうか・・。

サッと炙って　食いたいな～～・・。

ブラックベリーのでかい事！！　私が　我が家に植えた　ブラックベリーも相当デカイと思っていたが・・　これは　もっとデカイ！　

カナダと言う所は　なんとフランス人が多い事！　公用語が英語とフランス語であるのを　カナダに来て知った・・。　どこに行っても英語とフランス語の二つでアナウンスがある・・。　どんな物をみても　英語とフランス語で書いてある・・。

これは　全部　フレンチチョコレート　パッケージも　フレンチっぽく　コジャレているではないか・・！

ファッジをつくっている　お兄さん・・？　おじさん・・？　なんか　ちょっと怖い顔をしているが・・　すんごく優しいのだ・・。　ファッジはどうやってできるのか　すごく優しく教えてくれた・・。

そして　彼は熱いファッジの元を　コンスタントに混ぜ混ぜしている・・　その間　ちっこい熱いファッジの液が弾ける・・・でもって　おにいさんの腕にそれがひっつくのだ・・。

なので　彼の腕は斑点の火傷が無数にあった・・。

このおじさんの持っている楽器は　とても美しい音色を醸し出していた・・。弦を弾いているだけと　おじさんは言っていた・・。

これも　とてもフレンチ！　ポット・パイ　どんな味だろう・・食ってみたい・・が　あまりにも　食いたい物がたくさんありすぎて・・　どれを食べていいのかわからなくなる・・。

この店は　お茶の店・・ありとあらゆる種類のお茶がある・・。　

ただの　郵便ポストなのだが・・　なんか　すてき・・・。

でっかい　船のスクリュー　こんなにデカイのが　ボートにくっついて　水を掻き分け進むんだな～～・・。

色んな種類のビールを醸造しているところ。　味見に立ち寄る・・。

夫は　興奮しているし・・。

ビール試飲のテーブルで向かいに座った母と娘の二人連れ・・ものすごくフレンドリーで　ビールの試飲だけど・・　二人で飲みまくり！　でもって　しゃべる　しゃべる！　
どのビールが　どうのこうの！　といいつつ　又飲むを繰り返す。

やっと店の外にでから・・　「あんたら　そこにいて！　写真を撮ってあげるから」としつこい・・　って事で　撮ってもらった・・。

市場のある　ハーバーも　夕方になって来る・・　たくさん浮かんでいるボートもなんか　美しい・・。

Canada Edomnton イミグレオフｨサー

いつも国境を越える関所、イミグレは緊張する・・。　飛行機の乗客も神妙な顔をし・・　オフぃサーだって絶対笑わない・・まるで尋問をする事しかしない・・。

それに・・　ここのCanadaのオフィサー、ズラリと並んだイミグレデスクの向こうは重おもしく防弾ジャケットを全員が来ている・・。
銃を打つ騒ぎとかいつもあるのだろうか・・？

私と夫がビクビクしながら・・「次！！」と言われて・・慌ててデスクに寄る・・。
たぶん我等は上目使いに・・「お役人様・・ど～～ぞお手や和からに・・」てな風情だと思う・・。

しかし！　我等がオフィサーは　我等のパスポートを見たとたん！　「お～！キウィ！」　「僕の大好きな国だ！」と　我々のニュージーランドパスポートを見ながら言う。

そして　得々と・・彼が十何年も前にニュージーランドを訪れた時の事を話し出した・・。　スチュワートアイランドまで足を伸ばし・・彼のニュージーランドの楽しみ方は正にアウトドアーを満喫した！　と言う　自然を愛して止まない・・人間であるのが見える・・。

そして　驚いたのが・・防弾チョッキをつけている姿で・・手はちゃんと動いていて・・口だってちゃんと常に動いている・・・・と・・彼の動作はどこから見ても・・普通のイミグレオフィサーが我等に国境関所の厳重チェックお役人の動作そのもの！　なのだ・・。

彼自身ニュージーランドの話は興奮するほどのもので・・我々も我々の第二の故郷の話が次から次に出て来て・・・・しばし・・郷愁に浸った・・。

そこを通過してからも・・自分の第二の故郷である　ニュージーランドを誉めまくられた意味ぐれ通過で・・Canadaはいい国だ～！　と言う心地でいっぱい！

夫と私はしばらくニヤニヤと嬉しい顔をしていた・・・。

Canada バンクーバーの恥部

我等の列車はバンクーバー駅に辿り着き　タクシーでホテルに行く。　タクシーの運転手に住所を告げると・・「そのホテルはひどい所だ・・！」　と　もらす・・。

ん？　ひどいって・・？　と思った・・。　ドンドン　タクシーは怪しげな所に侵入して行く・・。　ひどい・・汚い・・ホームレスが相当たむろしている・・。

タクシーの運転手は　「ホテル内なら大丈夫・・。」　と　あまり説得力のないホローの言葉を残して去って行った。

荷物を下ろしてから　夕食を食べに外に出る・・。　うつろな目をした薄汚れた人達が　沢山たむろしている・・。

途中でソルベーションアーミー（ホームレス達をサポートする機関）の食事配給を歩道でしていた・・。　

まだ　夕方と言うのに・・店はほとんど鉄格子を下ろして閉まっている・・。　どんなに歩いても食べるような所がない・・。

真っ黒の姿の目だけギョロリとした男が我等の前に立ちはだかって　金をむしんした・・。　私と夫は慌てて　そばにあったコンビニに飛び込む・・。

コンビニと言っても薄汚れた・・雑貨屋的な所だ。　最初は　金をたかった男が居なくなるのを見計らって店を出ようとしたが・・。

どんなに待っても・・その男は店の前から動こうとしない・・。まるで　我等が出て来るのを待ち構えているかのようにも見える・・。

もう夕食を食べるのは諦めた・・。結局飲み物とインスタントラーメンを買って　ホテルでお湯を貰ってそれを食おうと言うことになった・・。

レジでお金を払おうとしたら・・真っ黒のインド人の女の人が・・我等の心境を全部見透かしたように・・「あの人は危険ではないわよ・・ただ　あ～やっていつも　この辺りでお金のむしんをするだけだから・・」と言う。

「私は時々コーヒーをいれてあげたりするの・・」と言う。　なんか心優しい女の人なのだ・・。

夫がそのコンビニの女の人に・・「あなたは家に帰る時は誰か車でここまで迎えに来てくれるの？」　と言うと・・「車の運転は　もっと物騒なの・・この辺りは・・」とその女の人は言う。

「バスの方が便利で安全ね！」　とステキな笑顔で答えてくれた。

その店からホテルまで　夫と私はスクラムを組むようにして　怪しげ男達の間を潜り抜けて帰った。

翌朝は朝の清々しい空気を吸おう！　と外に出たとたん！　糞尿の臭いがする。　道には吐瀉物が散乱して・・それにカラスが群がっている・・。

素足を丸出しにして　薄汚れたバレーの衣装のようなスカートを履いた女が　ボロボロのぬいぐるみを抱いて何か喋り続けている。　

よれよれの長い髪の毛を垂らして・・老人が使うボロボロの押し車のような物を持ってヨタヨタしながら立っている。　顔はそれほどの老人とは思えない・・。

４０代の女かもしれない・・。　しかしヨレヨレしながらも・・タバコに火をつけようとしている・・。

歩道の脇にごみが積んであるのか・・？　と思うが・・それは　ホームレスの人が寝ている場所だったりする。

スーパーのカートがあって・・その回りにゴミの固まりのような所には必ず人が寝ている。

朝は全てが新しく生まれ変わる時と思ったが・・朝の空気もどんよりと臭く・・思わずスカーフで　口と鼻をスッポリと覆って・・歩いた・・。

3ブロックも先に行くと・・そこは又　別天地で・・トレンディーな町並みがあり・・スタバがあり・・　カフェに入ると・・とこれ又　とトレンディーな人達は　コジャレた朝御飯を食っているのだ・・。

Canadaで 蟹を食うとは思わんかった・・。

きょうは　バンクーバーを散策・・Granville Island と言う所に行く・・。　

ま～～　手作り工芸品の店・・　服の店なんか　入ってすぐ　３枚も買う事になる・・。　もう一つの店では　２枚買う・・。　

も～～　こんなに私の好みのもんばかりあって・・　店全体を買いたくなるくらい・・。　買った所の店の袋を持っていたら・・　全然知らない人が・・「へ～！　あなたここの店で買ったの？　私もここの服だぁ～～い好きなの！　いいよね～～！」と声をかけられた・・。
相当人気の店らしい・・。

他にも市場のような所があって・・　果物だの花だの・・チョコレートだの・・チーズだの・・ケーキだの・・も～～　食いもんの最高峰がドッサリとあるのだ・・。

アイスと香ばしいできたばかりのミューズリーの味見をしただけで　なんだかお腹いっぱいになる・・。　メープルとクルミのアイス　それに　もう一つキャラメルとチョコミックスのアイスを食う。

でだ・・蟹だの　ロブスターだの・・生きてるのが　ウジャウジャと要る生け簀がある・・。　牡蠣も8種類ぐらいある・・。　たくさんの人が　どっさりと買って行く。　

牡蠣は貝から身を出してくれない・・　が　蟹とロブスターは茹でるだけはしてくれる。　茹でてくれるんだ～！　と感激する私・・自分で選んだ蟹のお金を払って・・３０分後に行くとちゃんとそれが茹で揚がっているのだ。

宿に帰って・・夫の持っていた携帯工具ってのを出して来て・・牡蠣をこじあけようとするが・・　牡蠣なんか開いた事のない　私には　そう簡単には行かない・・。

汗をかきかき・・じっくりと牡蠣に取り組む・・その内ナイフの先が少し貝にねじり込める隙間を見つける・・ここまで来ると　後はもうこっちのもの・・。

ナイフが大分中まで入った所で・・ちょっと捻る・・牡蠣さんも一生懸命に頑張る・・私も渾身の力を込めて頑張る・・やっと牡蠣さんが降参した所で・・貝が少し開く・・

と・・！　中から牡蠣の汁が滴ってくる・・それはとても旨い汁なので・・　出来るだけ漏れないようにがんばる・・。

指で貝を開けるぐらいになったら・・　今度はナイフの先に着いた貝殻の欠片の粉を拭き取って・・貝殻にくっついている貝柱を切るべくナイフの先を慎重に貝殻に差し込む。

貝柱が完全に貝から離れる程に切れたのを確認して・・やおら指で　モッコリと貝を開く・・。

もう一回ナイフの先で下の貝にくっついている貝柱を切る・・。　完全に身が貝殻から外れるのを確かめて・・汁をこぼさないように汁ごと　吸うようにして口に滑り込ませる。

２個目からは　専門家のように次から次へと牡蠣をこじ開け・・　ペロリ・・ペロリと味わった。

4種類の牡蠣を２個づつ買ったので　合計８個、　夫に２個食べさせたので・・私一人で６個食った事になる。　

さぁ～～って蟹の方だ・・。　でかすぎて　どうなることか・・？　と思った。　夫は最初から全然興味なし・・さっさとハンバーガーを一人で食いに出掛けてしまった・・。　

私は一人でこのでかい蟹と格闘することになる。
甲羅を剥がすとたくさんの味噌がある。　旨い！　苦くもない。　ジャリジャリもしていない。　最高の味噌がドッサリと入っている。胴体の身に入る。　薄い壁がたくさんある蟹の胴体の身、　その壁を剥がすと指で摘まんで　口いっぱいにほうばれる程　しこたま肉がある。

こんなでかい蟹肉の固まりをほうばったのは生まれて初めてかも知れない。食べても・・食べても　蟹肉の固まりはドンドンでて来る。　

途中で腹がくちく成る程　蟹肉は尽きない・・。　やっと胴体の肉を全部自分の腹に納めた・・。　

ムッチリとでかい蟹肉が入っている　足だのハサミだのを食うには私の胃袋には全くもって余地は無くなった・・。

が・・そこはそれ・・だからと言って　このまま　この蟹を捨ててしまおうなんて　絶対に考えない・・。

夫の携帯工具セットは万能の力を発揮して　全部の足・ハサミから　隅々までの蟹肉をセセリ出した。　甲羅にてんこ盛りになった蟹肉を見て・・なんだか大満足・・。


↓は　私の腹には入りきれない　余った蟹肉！　えれ～～　残っているではないか！

だけど・・これは捨てられない・・私等が泊まっているホテルの回りはホームレスだらけ・・。　外に行って誰かにあげよう！　って事になる。　

夫とドアの外に出たら・・すぐ車イスの相当汚れきった老人がいた・・　私が「食べきれなくなった蟹だけど・・食べる・・？」と言い切らない内に　彼は私の手から　もぎ取り　甲羅にてんこ盛りになった蟹肉を手掴みで食い始めた。

 これで　全くもって無駄なく　蟹を堪能できて・・私は大満足だった・・。

↑外を走るバスの行き先は　いつも　"HAPPY HOLIDAYS" ってのが　出て来る・・。　ちゃんと　行き先も出て来るが　この　はっぴ～ほりで～ずってのが　ま～～　ガンガン　出て来る・・。

もう　町中が　クリスマスあんどニューイヤーほりで～　で浮き立っているようだ・・・。