2021年5月8日土曜日

Darwinの戦争は日本空軍大空襲


Mitsuo Fuchidaさんと言う方
真珠湾攻撃をも指揮した方。
この方が Darwinを空襲爆撃で一瞬の内に地獄とかした日があった。
いつもの 暑い日になるね〜〜とのんびりと 新しい一日が始まる・・そんな日だった。
いくら 第二次世界大戦中とは言え やはりオセアニアは 北半球とは違い 緊張感はあまりなかった・・。
そんななか 日本軍は中国から東南アジア諸国を占領し・・そして オセアニアの玄関 Darwinを集中攻撃したのだ・・。 1942年。
私が生まれる9年前。
自分の事から考えると・・そう昔の歴史上の事とは思えない。
私が生まれる ちょっと前に そういう事が現実に起こったのだから 

平和すぎるくらい 平和なDarwinの攻撃は 卵を大型の金槌で打つのと同じぐらい容易いことだった・・と語っている。


Darwinにとっては この襲撃が第二次世界大戦の一番の戦争と言えるだろう・・。

遠くにシルエットに見える 朽ちた軍のトラックは 何かわびしい・・。

日本軍の攻撃空軍を描いた風刺絵

軍馬があまりにもリアル
戦争で死んだ馬もたくさんいただろう・・。
私の父 そして 祖父 叔父等 我が家は農林省に代々仕えて来ていた家系だ。
農林省では戦争中は主に軍馬を扱い 軍馬の調教とかに携わっていた・・。
よって 私の子供の頃にもまだ 軍馬の生き残りが 私の住んでいた牧場にチラホラいたのを覚えている・・。 そして 何回か軍馬係のおじさんに 馬に乗せてもらった・・。
その馬と この馬がなんか重なる。

長い戦車砲
今にも ぐるりを方向を変えて 自分の方に砲口が向けられそうだ・・。

Darwinの典型的な木。 その大木に絡まれて朽ちて行く 軍のトラック。


1942年に起きた日本空軍の大空襲の模様が CGで真の事の様に現実化して 大画面に轟く・・。
爆撃されている模様は 実際の動画であろう・・ぼやけていて 白黒で・・。
だが 効果音とともに流れる音は 建物が地鳴りを起こして 震える程 体のハラワタまで揺さぶる程の大音量で その瞬間を表現した 映画を観る。

ほんの少しの間だったかもしれないが・・・。
Darwinの大空襲のその時 その現場に自分も居合わせような体験をした。
そして 多くの一般市民の命が一瞬の内に奪われた。

映画が終わり明かりが付き・・・
オーストラリアの国歌が流れると・・自然にみんな起立し・・・帽子を取り胸に当て・・
みんな頭を下げて 亡くなった人達へ 黙祷を捧げていた・・。

日本人は私一人 その場に居合わせて・・ 私一人敵国の人間として ちょっと複雑な気分にさせられた。
でも 私もみんなと一緒に黙祷をささげた。

海外に行くと 戦争博物館とかでは ほとんど 日本軍の凄まじい攻撃 悪魔と化した人間の気持ちも持たない人種と思ってしまう程の情報 画像 映像をよく見聞きする。

が 日本にいると そんなのは一切無い・・。 皆無と言ってもいいかもしれない。
日本にだけいると 日本人は戦争では 完全に犠牲者であった・・と言う印象しかないかもしれない。

が・・一歩外に出るとそうでは無い。

つまり ナチドイツのユダヤ人虐殺等・・それに似た様な事は戦禍では数多く勃発している。
戦争と言う物は 普通の人間ですら 簡単に悪魔とかしてしまって 本来の人間の優しさや 愛等を打ち消してしまう物がある・・。

旅をする度に思う事は ”戦争は何があってもあってはならない” と思う。
誰が悪いとか・・ 広島に原爆を落とした兵士が日本を訪れ一回も ごめんなさいを言わなかったとか・・重箱の隅を突くような細かい事を言ってる場合では無い・・。

戦争は誰しも簡単に悪魔と化させてしまい・・ その狂った状態にさせる戦争を恨むべきで 個人個人を恨むべきでは無いと思う。

この地球上に人と人との殺し合いは 絶対にあってはならない・・
と切に思う・・。



 

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