今朝も6時頃目が覚めて・・あぁぁ・・・どうしよう・・生きてても仕方ないなぁ・・と思いつつ やっとの思いで布団から体を出す・・。
しんどい・・すごく しんどい・・も~・・何もしたくない・・。
しかし! ちょっとだけ 外の空気を吸うべく 散歩に出よう。 体の重い時に無理して散歩に出ても ロクな事はないけど・・つまり 全然歩く気がしないから・・辛いだけ・・。
だけど もしかしたら 気分が良くなるかも・・? と ささやかな期待をもって 無理をする。
ここんとこちょっと暖かかったので・・そのつもりで外に出たのに・・霜でその辺真っ白!体全体がインフルエンザの病み上がりだと言うのに・・す~す~して サブ! これで ちょっとまた 心が折れる・・。
だけど・・とりあえず バスセンターまで歩けばちょっとは体が温まるだろう・・と自分の背中を押す。
昔から見慣れている美しい石で出来た教会は なんか無残な姿だった・・。
と ベンチを見つけて・・そこに腰を下ろして休む。 体が温まるどころか かなり寒くなる・・。
ベンチに腰かけていたら・・目の前にたくさんの植物が植えてあった・・。
よく見ると 岩陰に生えている自然の植物達だった・・。
やっとの事で・・バスセンターに到着。
市バス路線図を広げて・・クライストチャーチ市全体の地図を見ていたら・・ なんとなくバスで あっちにも こっちにも行ってみたい・・と考える・・。
フト掲示板を見ると クライストチャーチ市の東 つまり海岸線まで行くバスが次出発する・・とりあえず それに乗ってみよ~~! とバス発着所に急ぐ。
すると! 近くで 大きなスマイルで 手を振りながら マイケルが 「ホレ急げ!」 と声をかけてくれた。
マイケルはドイツ人で ずっと前から私の宿に住みながら このバスセンターで案内人として働いている。
なんか 知った顔に出会えて そして大きなスマイルをくれて すごくうれしかった。
バスセンターからそのバスの終点まで30分ぐらいだろうか・・? だけど 数人いた乗客はすぐ全員降りてしまって・・私一人だけ・・乗る人もいないし・・。
バスは空っぽのまま 終点に着く。
バスのドライバーが
「あんた どこ行くの?」と訊く・・
私「どこに行くあてもない。 ここ終点?」
ドライバー「そう ここが終点」
私「じゃ~ また このバス バスセンターまでもどるんでしょ? それなら このまま乗ってるわ~」
と言う事で そのバスドライバーは 真っ黒の肌をしたインド人 年は25歳、 私の宿のKiwihouseのすぐ近くに友達と家を借りて住んでいるとの事。
まだ クライストチャーチに来て数年だけど・・労働ビザで 永住権は取れていない・・。
結婚するなら永住権が取れてからだな~・・と言っていた・・。
彼女は? って訊いたら・・いるよ・・近くに住んでいる・・でも 友達にその彼女取られて今は その友達と住んでいる・・。 ん~・・よ~解らんな~ それって彼女って言えるのか~? 友達に彼女取られたんじゃん! とは言わなかったけど・・。
女は時々 俺の部屋に来るよ! この前まで 一晩4回は要求する女がいてさ~ サック マイ ディックとか もぉ~!なぁんでもしまくりなんよ~・・しかしさ~~ そいつにはうんざりしてよ~~ だってさ~ 昼間運転でクタクタに疲れて 夜も 毎晩だよ! 毎晩! 必ず4回はやらされる・・無理だよ それは・・ だから追い出した・・。
ってのを聞いて 私は笑ってしまった・・。
あんた 何歳?って言うから 何歳に見える?って言ったら 32歳と言う。 まぁ~! お世辞にしても うれしいわ~ といいつつ 64歳って言ったら・・マジ! 絶対そんなには見えない・・。
あんた 旦那と住んでるんでしょ? と訊くし・・一人だよ・・って言ったら 男と住んでる? 今夜暇? とか色々言うし・・ だから~・・まじ あたし64歳だっていってんの・・と言ったけど・・。
Hとか歳とったら もう興味無くなるの! って言っても 「わからん・・」 って言う・・。 だからあんたが年取ったら わかるよ! って言うと・・「そっか~ ずっと将来わかる事なんだね・・」と彼は笑った・・。
毎日何食べてんの?って訊いたら・・KFCでしょ! んでもって マクドナルドでしょ んでもって また KFCで・・と笑う・・。 お母さんの手料理が懐かしい・・? って訊いたら・・子供のような笑顔になって・・「うん! すごく懐かしい!」と言った。
友達いる・・? って訊いたら・・いる・・けど あんまりいないかな・・? ほとんど昼間運転して 夜は寝るだけ・・話する人もほとんどいないし・・客とちょっと話するのが せいぜいかな・・?
こうやってあんたと話するの 凄く楽しい~と 彼は笑った。
そうこうしていたら また バスが出発する時間・・セッセと運転しながら・・私に向かって彼が ぽつりと言った。「あんた いい人だね!」 と・・・。
バスから降りて 自分の家に歩いて・・フト気が付くと・・自分の体の重さも 心の重さも完全に吹っ飛んでしまっていた・・。
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