2015年4月17日金曜日
体が自由に動く喜び
ここ 一か月以上も 背中の激痛に見舞われ・・ 結局検査の為に入院。 結果は 多分腱を痛めたのだろうと言う事で・・ 痛み止めを貰って 退院。
自分が ”退院をしたくない・・”と 退院を恐怖に思ったのには 驚く・・。 退院すると言う事イコール 自分一人の家に戻って 一人で 全部しなくてはいけないのだ・・。
到底できるとは思えない・・。
ベッドに仰向けになって・・身動きもせずいるのが一番痛みを感じなくて済むからだ。
ちょっとでも 仰向けから体を動かすと激痛がする。 トイレに行きたい・・と言う事は あの激痛を戦わないといけない・・よって 自然にトイレに行きたいのも我慢してしまう。
意を決して トイレにやっと たどり着く。 そして トイレットペーパーが左側の壁にあるのが 恨めしかった・・。 左側の背中に激痛が走るので 左の腕を動かせないのだ・・。
よって 右手で 左側のトイレットペーパーを取るのは 容易なこっちゃないのだ・・。
も~ 激痛は腕全体 胸 心臓辺りに痛みも走り 常に心臓が痛い状態だ・・。 その為 病院では何回も心電図を撮られた・・。
背中全体に走る激痛は 肩から首 そして 頭まで痛い。 その痛さの為に 微熱も・・吐き気までして来る。
やっとの思いで ベッドに戻る頃には 半泣きになっている。 ベッドから 離れて・・用を足す前に 痛さが我慢できずに・・途中で ベッドに戻ってしまった事も何回もあった・・。
そして 又 仰向けになる・・。 そして ジッと痛みが治まるのを待つ・・。 喉が渇こうが・・ 何か食べたいと思っても・・ もう その度に激痛を取るか? 用足しを取るか? どちらかの選択・・。
とりあえず ベッドに仰向けになっているしか能のない人間となる・・・。
電話で助けを呼べば・・ 誰かは来てくれるのだろうが・・ 食べ物を買ってきてくれて・・調理してくれて ベッドに 3度 3度運んでもらうのを 頼みたいとは思わない。
薬を飲む水をグラスで 持って貰って それを又 流しに持って行って洗って貰おうとも思わない。 お茶を飲みたいと思っても お湯を沸かして お茶を入れて 持って来て貰って・・ その後片づけも 誰かにやって貰おうとも 思わない。
食べた食器を洗って片づけてくれる・・と言う作業は その都度必要になる事だし・・。 それに 吐き気がするので・・なんでも食べられるという訳でもない・・。
調理してくれて 持って来て貰っても 口を付けたいと思わなかったら・・ と思うと・・・人にそれを頼みたいとは 思わない・・・。
入院の状態が どんなに楽な事か・・。
洗濯物は溜まる一方・・それを洗って 干して 畳んで仕舞ってくれる・・・ そんな事を 誰にも 頼みたいとは・・思わない。
ただ ただ このまま ベッドの上に 仰向けになって そのまま 死んでしまった方が 楽だろう・・ と思ってしまう・・。
そしたら 目から ボロボロ涙が出て 顔を伝って 耳の中に流れた・・。
結局は 人に買い物とかして貰って・・ 少しづつ 良くなって来た。
やっと シャワーができて・・ 自分で食べ物をゲットして 全部一人で生活ができるようになった。
普通の日常生活を 自分でちゃんとできるという事は この上もない 喜びだな~・・ としみじみ思う・・・。
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