2020年4月28日火曜日

類は類を呼ぶ

つらつら・・・考えるに・・・今まで生きてきて 私が深く関わった人は なんか問題がある・・と言う人間だけの様に思う。

まず 今の夫はアスペルガー。 夫の従姉妹で 若い頃 ものすごく美しくファッションモデルをしていたが・・医者になるのがまっとうな道だと親に強制されて医者になった・・が・・彼女は精神的に病み あげくにはホームレスになった人がいる。

未だにホームレスであると 親戚連中の中では有名な人である。 夫の親戚連中は MrとかMrs とか普通の称号ではなくて Doctorの称号を持つ人がほとんど。

私の前の夫は弁護士だったが・・アル中だった。 彼の息子は麻薬中毒でタイに住み そのうち 麻薬浸けになり自殺した。 そして彼の長女はシドニーで有能な弁護士になった・・・が 私からみれば 彼女も かなりぶっ飛んでいて普通ではない。

私はジャイブダンスを10年以上もやっていたが・・その時の先生と私はかなり深く付き合う様になる。 彼は中東戦争中にひどいアル中になり・・・帰国後はアル中から脱して・・以後アルコールは一滴も飲んでいない。 

パーティー等が勃発する週末は 彼は必ず刑務所に通って 麻薬やアルコール中毒の人達を救うボランティアをする。

もう一人 同じダンスをやっている時に知り合った若い青年がいる。 彼は私とRogerが結婚届をする日に ひょっこり遊びにやって来た。 彼に「私達これから結婚するの」と言うと 彼はそそくさといなくなって 大きな 彼の姿がすっぽりと隠れて見えなくなってしまう程の花束を持って 戻って来た。 

そして 結婚届け事務所での5分間の我らの結婚式に参列してくれた。 以来 あれから20数年も経つが なにかにつけ彼との付き合いはある。 

彼の父親と言う人はDVがひどくて・・彼は家庭の暖かさを知らずに育った。 

彼の妹は 彼がまだ 10歳になる前の頃 彼の腕の中で死んだそうな・・父親のDVで・・。 そんな話が彼の言葉から色々出て来る。

もう一人私がニュージーランドに来てすぐ知り合ったマオリ人の男の人がいる。 彼とも あれから30年以上にもなるが かなり親密な間柄だ。

彼の両親は二人とも アルコールと麻薬漬け。 そして彼はそんな両親の子沢山の中の一人。 小さい頃 福祉の人が来て 親兄弟から引き離され すぐそのまま 養子縁組をして その両親で彼は育った。 が そっから何回も脱走している。

大人になって 白人で弁護士の彼女と付き合ったり・・している。
彼の考えは自分がマオリで色が黒い・・だから 白人で社会的地位の高い人間と組む事によって自分もまともに見られると言う考え方の持ち主だった。

私の前の弁護士の夫を連れて来て 私と結婚させたのも彼だった。 私とそのマオリ人の彼は 有色人種同士なので 人生で浮上する事は難しい・・せめて パートナーが白人で 社会的地位があれば 浮上もそれほど難しくない・・と よく彼は言っていた。

彼の説は馬鹿げていると思うかもしれないけど・・若かった私は 然り・・と結構納得した。 だから 前夫の弁護士と結婚した訳ではないけど・・・。

その彼も完全なるアル中なのだ。 しかし特別な才能があって・・ ベンチャー企業をおっ立てる才能がある。 いつも彼は ビジネスアイディアを持ち出し 出資者は別の人。 そして彼は出資者を説得できる天才なのだ。

彼が 日本人の観光客をニュージーランドにたくさん呼び寄せるアイディアを私にもちかけた。 彼は自信ありげにそのアイディアを説明して説得にかかった。 しかし私は ”あ〜 又 いつもの事で・・・夢空ごとで終わるだろうなぁ〜” とたかをくくっていたが・・ 彼は 5千万ぐらいの出資者を見つけてきたのだ・・。

そして そのビジネスを遂行するのは 私と彼の二人。 でも 私は彼の事を何十年も知り尽くしているので そのアイディアは聞こえはいいけど・・ビジネスは絶対成功しない! と思うしかなかった。

なので 彼の裏にまわり こっそりと出資者達に ”無駄金になる” という事を説得しにかかった。

が・・その出資者達3人は 私を馬鹿にした様な声で 「お前はすっこんでいろ 通訳さえしてればいいんだ」 と言う・・・。

そのくらい 友人の彼は人を説得するのがうまいのだ。 ま〜 私が損をするわけでもなく・・金は入るし・・日本への行き帰りはビジネスクラスの飛行機だし・・。 ”も〜! 知るか〜!’ 的に やって見る。

案の定 一回日本に行ってアッという間に出資されたお金は全額なくなった・・・。

又 別の人物の話だが・・・私が一番早くに 変な人との出会いは私が18歳の頃だ。 東京に出てきたばかりの頃・・彼は漫画家を夢見ていた。 それもアニメーションを作っていた。

でも 彼も若くて・・彼は仕事で食って行けるようでもなく ほとんどホームレス状態。つまり全く金の無い生活。

そしていつも飢えていた。 私とくっついていたのは 私に何か食い物がたかれるから・・だったのかもしれない。 でも だからと言って 彼が私のそばにまとわりつくのが嫌に思った事は無い・・。

なぜか そんな彼が好きでもあった・・・。

2年ぐらい付き合って その後音信不通になったのだか・・・数年後 私がLondonにいる頃 ひょっこりと彼から手紙が来た事がある・・。 今思えば 私のLondonの住所をどうやって突き止めたのか・・? 不思議だ・・。

彼は アニメ映画の製作者として名前が出る様になっていた・・。 あれから 45年ぐらい経つ・・彼はどうしているのだろう・・?

人生の終盤ともなると・・自分のたどって来た道を ぼんやりと考える事が多くなってきた・・。 

そして なぜ 自分が深く関わる人間は ほとんどが 精神的に病んでいる人ばかりなのだろうか・・? と不思議で仕方が無い・・。 多分 自分も 結構病んでいる部分があるから 共有できる快感があるからかもしれない・・。

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