2019年9月15日日曜日

命の全う

早かれ 遅かれだれにでも 死はやってくる。 若い頃は 「そんな事当たり前じゃん」 と たかをくっていた。

が・・最近は ”だれでも死刑囚と同じ” と思える様になった。 いつ死刑の宣告が来てもおかしくない年齢に突入したからだと思う。

死刑囚の人は その日の朝死刑執行を知らされる。 つまり朝10時までに執行通告がなければ 次の朝まで 命が続くのだ。

自分もこのまま 平穏に 80最 90歳と行く訳ではないのだ。 いつ何が起こって死に至るかわからないのだ。 現に私の知る人 身近な人達が ドンドン 消えて行く・・。

明日は自分の番かもしれない。 

朝目が覚めて・・また 新しい朝が来て 私にもう一日生きる時間を与えてくれた神様に感謝したいと思うこともしばしば。

もし 病に倒れたり・・大きな怪我をしたりすれば そのまま 死に急行するのが老人なのだ。 ほとんどの元気な老人は 病や怪我がきっかけて 死がすぐそこに来てしまう。

しかし・・老人の死でいい事もあると言うのを発見した。

若い時は ”死” イコール恐ろしい物である。 つまり生命力にあふれている時に思う死は 残酷であり・・到底受け入れられる物でも無い。

が・・色んな経験を経て・・人は物忘れがひどくなり・・欲も少なくなって行く。 つまり刺激も欲しくない。

そして 毎日の生活も平穏になり・・生きる気持ちも少しづつ失せて来る。そして死を受け入れる気持ちにもなって行く。

そんな老人になって 命を全うできれば 最高かもしれない。

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