昨夜ご飯を食べていたら 突然前歯がボロっととれた!
明日から タンゴダンスの大イベントがあるので 飛行機にのって 出かけるっつ〜のに!
そして その後はキャンプとやら 色んな所に行く。
その予定は もう何ヶ月も前からの予定で・・飛行機のレンタカー 宿 キャンプサイト 全部を 前々から すったもんだ して確保した。
テントサイトなんざ〜〜 国の環境局が持っている土地で 特別地区 つまり国定公園内にあるので 厳しい ややこしい予約が必要。
お金は全然かからないが・・今日び電話でちょちょっとって訳には行かないのだ・・・。 何回も何回も Emailでやり取りして やっと 予約ネットにアクセス可能。
その後 修正だなんだ・・と やり取りして 直前に 色んな予約が完了したのだ。
私だけではなく 夫も そして 我等の友人も 完全に我等と行動を共にするわけだから つまり 宿だの レンタカーだの キャンプだの・・ すべてがグループ行動になる・・。
私と夫が抜ければいい・・という訳でもない・・・。
前歯一本無くなった 歯抜けばば〜〜で 一張羅のドレスを来て そして8cmものハイヒールを履き バッチリと化粧して・・なんぞ歯抜けばば〜状態では絶対に不可能なのだ。
もう〜〜!! すべてはおしまい・・・まるで この世の終わりの様に嘆く・・。
一緒に行く友人にも 早速すべてキャンセルのお知らせ・・。
でも! あたしゃ〜〜 思ったのだ・・。
口を開かなければいいのだ。 私は英語ができません! 的顔をしていれば それでいいのでは? と思って やっぱ 諦めきれずに 行きたい・・・! という気持ちになって来たのだ・・。
ずっと前から予約しないと アポの取れない私の歯医者。 もう30年近くも彼にお世話になっている。 彼は私の口の中の全部の歯の様子を熟知して 彼の脳みそに刻みつけている。
私がちょっと なんか言っただけで 私の口の中を見る前に 「あ〜! あの上の奥から二番目の歯ね!」と 言う。 恐ろしい程に私の口の中を見通しているのだ。
その歯医者に私は泣きついた。 今! 今すぐどうにかしてくれ〜〜! と・・・。
結果 彼は・・接着剤の様な物でくっつけてあげる。 でも それはあくまでも臨時処理で・・すぐ取れるかも? 旅から帰って来たら ちゃんとした治療してあげるよ・・と言う。
だけど 旅の途中で すぐ取れたらどうすんの?! 瞬間接着剤でくっつけるの〜〜? と言うと 「そうだ!」と言う・・。
私は 「え〜〜!! そんな〜 ほんとに瞬間接着剤〜?! 口の中で毒ではないの〜〜?」
歯医者いわく
「大丈夫 大丈夫 私の知ってる歯医者は何本か欠けた歯があって 世界中を旅してるけど・・取れるたんびに市販の瞬間接着剤でくっつけてるよ。 彼の洗面用具の中には瞬間接着剤がいつも入っている」 と言う。
ひぇ〜〜! そんな嘘みたいな話あるんかいな〜〜?・・・
ま〜 でも 歯ぎしりをする人は (私はひどい歯ぎしりをする)歯医者が使うかなりいい接着剤でもすぐ取れる場合がある。 普通に食べ物を食べているぐらいではすぐはとれないが・・歯ぎしりでは一発で取れてしまうのだそうな・・。
って訳で私は瞬間接着剤をしこたま買って 旅に出る事にした。
ほんとに・・若者時代はこんな突発的な事って 全然なかった・・しかし 歳を重ねるにつけ こんな事 日常茶飯事に起こる様になる・・。
つまり 何をどうちゃんとしようと・・思いもよらない様な事が ガンガン勃発するのが 年寄りなんだなぁ〜〜 と 最近思う・・。
将来とか あとで・・は もう無い! と 肝に命じる事にした。 今日を 今を生きるしかないのかな・・? だんだん生活形態が若者の時の様にはできないのを痛感したのだった・・。