朝の散歩

血液検査の結果　コレステロールの悪玉値が異常に高く・・よって・・食事制限　そして　肥満気味なので・・体重を落とす・・と言う医者からの手紙。

いつものダイエットとは　ちょっと違う・・もう～～いい加減で放って置くって言う訳には行かない・・。　別にちょっとデブでもいいか～～・・　と言うのも無くなった・・。

よって　本気ダイエットに突入。

運動　つまり　エネルギーを燃やすのは　結局”歩く”　と言うのが一番私に合っていると言う結果になる。

昔　ジムに行ったりとか・・　色んな事をやったが・・あまり効果的ではなかった・・。

ダンスも昔やってたクラスは良かったが　今は　先生も変わり　雰囲気もガラリと変わり・・結局　一生懸命に頑張っても・・楽しくない・・。

で　結局　一人で出来る　”歩く”と言う事に決まった。

最初は　万歩計で　何もしないと・・　つまり　どこにも出掛けず・・ずっと家に引きこもっていると　一日　千歩足らず・・。　ヒドイ時は　一日８００歩。

と言う事で　これは　イカン！　せめて　３千歩。　しかし・・　外に出たトタン！サブ！　薄着になってしまって・・。　もこもこのジャケットを来ても　歩きづらい。

肩かけのバッグも　肩凝りをひどくする・・。

と　ま～色んな事が勃発！

そうこうしていたら・・雨が続く・・。

もう・・・　色んな困難が勃発するのだ・・。

そこで・・いつも　運動はあきらめに入ってしまっていた・・。　が！今度は違う。　そんな事で　めげていては何も始まらない。三日坊主で終わってはならないのだ・・！

寒いのは　外に出てから　気付くので・・それがダメ！と言う事で・・ネットで　現在の外気温を調べてから　服装を決めて　それで出る。

ジャケットの下にマフラーを巻く　すごく寒い時は　それを　すっぽり頭からかぶり　耳も首筋も全部カバーして　その上からジャケットのフードをかぶる。　そして　ジャケットのジッパーを一番上まで上げると　口の辺りまで上がって来る。

つまり　外気にあたっているのは　目と鼻のみ・・。

そこまで　すると　も～～！無敵！

そして　散歩は　何度かの失敗を繰り返しつつ　少しづつ改良されて・・今は　１万歩以上歩けるようになった・・。

今日歩いていたら・・人家の塀に突き出た木が　塀を作った人は　ちゃんと　木さんの伸びるのを邪魔しないように作ってあった。

ま～　そういうのは　こっちでは　よく見る事なのだが・・。

今日みたのは　塀のペンキの塗り方を　ちゃんと　木の部分も延長されて　塗ってあった・・。

木も　塀の一部として化けていたのである・・。

長く歩いていると　どんどん　息が切れ・・しんどくなって行く・・。　だから　頑張らない事に決めた・・。　散歩と言っても速足だけど・・　疲れたら・・いつでも休む。

すると　ちょっと休むだけで　また　エネルギーが戻っているのも　発見！

昨日は　川岸にベンチがあったので・・一休み・・。

そしたら遠くから　黒鳥が寄って来るではないか！

ま～～　あたしって人気者・・？

と思ったら・・

食べ物をくれると思ったらしい・・。

でもって　私のすぐ近くまで　川から上がって寄って来るではないか・・。

これは　何もやらん訳にはいかん・・　って事で　近くにデイリーがあったので　そこで　食パンを買って来てあげる・・。　が・・すごい要求！　はよくれ！　はよくれ！　と　最後には　待てずに私の手から奪う。　
奪う時に私の指も一緒に喰らう。　歯がないから　噛まれる事はないが・・相当痛い・・。
最後には　私の膝に置いている　パンの袋ごと盗もうとする。

他によって来た　ダック達を黒鳥達は　”お前らあっちに行け！”　と追い払う・・。

とま～　平和なようで　全然平和ではないのだ・・。　

と　そうこうしていたら・・・私の　は～は～の喘ぎもおさまり・・　火照っていた体も　ちょっと寒くなってきて・・休憩は終わり。

また　先を急ぐ。　今日の目標は　NewBrightonまでなので・・まだまだ　先は長いのだ・・。

これは　私がニュージーランドに来たばかりに泊まったユースホステルの建物。　もうとっくにこれは　ユースホステルでは無くなっているのは知っていた。　でも　あれ以来　つまり　２７年前から　私は　この建物がどうなっているか・・？　は　知らないのだ・・。
もちろん！　クライストチャーチ大地震の後はどうなったか・・？　も解らない・・。

近ずいて　建物の回りを散策して・・窓から　中も覗いたら・・健在！　建物は立派に建っていた。　地震の影響もなかったのか・・？　素晴らしくきれいに　メンテナンスができていた。

中では　ウェディングとかもできそうな雰囲気・・。　会議室にも・・色んなイベントでもできそうに　内装もきれいになっていた。

そして　この敷地も建物は　市役所所有となっていた・・。

２７年前　この庭で　のんびりと昼寝をして　本を読んで・・と言う時があったのが　なんか　夢の中のように　思い出された・・・。

エイボン川沿いは　地震前は　おとぎ話の中の家々にようなのが　並んでいた・・。　地震で　すべて！　無くなっている・・。　この地区は川沿いの為　地盤が緩く・・もう　住宅地には使えなくなってしまったのだ・・。

ガーデンシティーの名を持つ　クライストチャーチ市・・地震前にも増して・・広い地区が　公園になる予定だ・・。

もっともっと緑の多い市に生まれ変わろうとしている・・。

結局　目的地に辿り着く頃は　１万３千歩になっていた・・。　足は両方ともマメ
だらけ・・　それが　潰れそうになりながらも・・　あとちょっと・・あとちょっと・・と言いながら歩いた。

そして　帰りはバス・・。

ニュージーランドに来たばかりの頃・・一回だけ　バスに乗った事がある・・それ以来・・バスには全然縁のない生活をしている・・。

バスと言うのもけっこういいもんだ！　自分が運転していない分　車窓からゆっくり辺りを見回す事ができる。　
長年クライストチャーチ市に住みながら・・全然知らない所が沢山ある。　そして　もちろん　大地震の爪痕も　沢山見れる。

そして　驚いたのは　バスを乗り降りする人々と　運転手のやり取り・・。　バス利用者は　歩行が難しい人が多い。　そして老人も　とても多い。　乗り降りする度に・・　運転手は　バスを付ける場所にすごく気を使う・・。
と言うのも　歩道とバスの昇降口がほぼつながり　平坦でなければいけない・・。　そして　大きな隙間があってはならない・・。

と言うのも　赤ちゃんのバギーを持ったお母さんの多い事！
もちろん！　車椅子だって　楽に乗り降りできるようにデザインしてある・・。

今日は　やっと　歩行とバスの入口の隙間をまたげる人が乗った・・でも　連れのおじいさんが　おばあさんの両手をもって　やっと　おばあさんはその隙間をまたげたのだ。

その隙間も　運転手は　バスを　ちょっとずらして　一番隙間の小さい所を選んでいた・・。

昨日乗ったバスでは・・　私が　バスに乗ったトタン　つるっと！滑ってしまった・・。雨で　床がビショビショに濡れていたのだ・・。
そしたら　バスの運転手さんは　やおらモップを持ち出して来て・・バスの通路から　座席の前から・・アチコチを　丁寧に拭きだした・・。

バスじゅうが　やっと　拭けた所で　出発！
と　ま～～　とても　なごやか　且つ　のぉ～～んびり旅が　クライストチャーチ市バスでは　味わえるのだ・・。