2017年1月6日金曜日

断捨離


断捨離と言う言葉が今流行っている。 断捨離はそう簡単に出来る事ではない。 今まであったものが生活の中から消えると言うことは 例えそれらを使っていなくても・・気持ち的に 自分の生活安定を揺るがす事になるからだ。

Horderと言われる人達の心理が正にそれだ。 彼らは例えそれが汚いごみであっても 今までそこにあってその上で自分が生活していた訳だからそれが無くなる事で 自分の生活の基盤が根底から揺さぶられる事になるのだ。

だから何も無くなってほしくないのだ。

今まであった物を処分すると言う作業は 今まで自分が生きて来たやり方を根底から変えると言うものすごく大な事になってしまう。

私自身は物を持たない主義だが・・それでも 物が多すぎる気がしてならない。 今もっている内の3分の1程度の物でもいい。 つまり3分の2は破棄処分してもいいのだ・・といつも思っている。

が・・やはりそう簡単には行かない・・やはり勇気がいるし・・無くなる事は不安なのだ。 だからHorderの人の気持ちもすごく良く解る。

92才になる私の母親はけっこう大きな家に一人で住んでいた。 今は介護施設に入っているが・・。 で その家に在るものの内99%はゴミだと私は思う・・。

では その99%を処分してもいいのか・・? と言うとそうでは無い・・。 母親が「何も捨てないでくれ・・寂しくなるから」 と言った。

そう! 必要だから・・と言うのではなくて 寂しくなるし・・不安になるのだ・・。

と言う事で もう触らない様にした。 あの空間は彼女の物であって私の物ではないのだから・・。

断捨離はその人の生き方を新しく模索してそれが解った時点で・・新しい生活に突入出来る覚悟ができた上でやっと出来る物だと思う・・。

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