2020年6月24日水曜日

コロナの鬱から脱出!

最近 巷で パートナーダンスが賑やかになってきた。 法的に パートナーダンスの許可が出たので・・コロナで禁止が 今は解禁!

私のダンスの先生が 「Norikoの田舎の納屋でダンスパーティーをしない?」と言ったので・・ その瞬間 私の今まで 鬱だった気分が一転して 躁になってしまった!

あの納屋はいろんなイベントで遊ぼう!!という長年の計画だったが・・その計画は止まっていた・・。 

私は 突然 引退生活からビジネスに引き戻され・・・ビジネス立て直しで躍起になって・・・これから少しは儲けられるかな・・? と思いきや・・

今度はコロナで もう 何年も先まで 事実上倒産状態・・。

泣きっ面に蜂とはこのこと・・。

しかし・・ ダンスの先生の一言で・・ ひゃっほ~~!! ダンスパーティー?! 

しかし・・ もう破産状態で私の納屋の建築計画は 完全に止まっていて・・トイレもなければ ヒーターもない・・。 水道もない・・・

が! そんな事なんて言ってられない・・。 何がなんでもやって やろう!と 私は心に誓った。これが生きるという事かも?

ビルダーが 業者が使う バカでかいディーゼルで動くヒーターを貸してくれるという。 あのヒーターなら バカでかい納屋でも すぐ温まるし・・。

電気は来ているのでバカでかい音楽は スピーカーさえあれば OK!

早速 20台以上も車が駐車できる 駐車場を作ってくれる人が見つかって・・土地整備も動き出した。

やればできる! 

何がなんでも やらねば! 

私が クライストチャーチから一時間も車を走らせて こんな田舎に 来てくれる人なんかいるかしら? って言ったら
言い出しっぺの先生が・・「いるよ~~! いなかったら 自分たちだけでもいいじゃない?!」 という言葉に
「そうだ! そうだ!」 と 思ったのだ。

イベントは企画して 自分が楽しければ それでいいのだ。

でも ツラツラ考えるに・・ コロナでみんなが鬱々となっているこの時期 
こういうイベントは とても貴重であり・・誰にも必要な事なんだろう・・と思うばかりだ・・。 

2020年6月18日木曜日

老いる

何を計画しても 目標に近づく為に 頑張っても・・その先に到達できるものおある・・とは 思えなくなって来た。

人が集まって 楽しい時を過ごす・・これが 私の長年思って来た事だ。 

どうやって どんな人が いつ集まって来て 楽しい時を過ごすのか・・? そんな具体的な事は考えた事はなかった。

ただ 漠然と・・人が集まれる場所があれば・・とか・・集まった時の料理をたくさん作る事を考えたりとか・・。

その為に溜まった 料理用具が なんと! 多い事か? おもてなし用具がなんと多い事か!
長年買い集めて来た。

今となって これらはいつ使うのか? もうそんな時が来るとも思えなくなって来た。

”後で” とか ”そのうち” という時は永遠にやってこない気がしてきた。 

歳を取るということは 体が動かなくなるとか 脳みそがちゃんと働かなくなるとか・・そんな事ばかりではなく・・”無気力”になって来るというのも 忘れていた。

実際に自分が歳を取り・・昔あんなに思っていた”欲” がどんどん薄れて来て もうどうでもいいと思うようになる・・。

これも 私にとっては 大きな誤算なのだ。 まさか! まさか! 自分が これも あれも と色んな事に 無気力になるとは ゆめゆめ思いもよらなかった・・。

こうやって この世に少しづつ未練がなくなり・・死をおそれなくなって・・ ゆっくりと 死に向かうというのが ”老いる” という事なのかなぁ〜〜 と時々思う。

そして それは 自然の摂理だから 抗えないし・・自分がその流れに身を任せる事によって 楽に死を受け入れられる様になるのだろうなぁ〜と思う。

幸か 不幸か は 自分で決める事

人間は あくまでも煩悩を持ち 貪欲に生きている。 

楽をしたいが為に働き続ける・・が ふと気がつくと 立派な老人となっている自分に気づく。 

ちゃんと老後はゆっくりできるように・・と 色んなセイフネットを張っていたつもりが・・ そのセイフネットはいつの間にか跡形もなく無くなっていた。

自分の考える事って あくまでも浅はか・・。 そして ゆめゆめ思いもしない事が 突然やって来て 人生計画は あっと言う間にメチャクチャになる。

そして 老いた体を鞭打って 今を生きる為に又 もがき苦しむ・・。

どうあがいても 現実は現実であって・・人生を振り返っても 何もならない・・どこで どう計算がくるってしまったのか・・? と考えあぐねても それも無駄な事・・。

時間は戻って来ない・・。

しかし・・今日ぼんやりと観ていた 日本のバラエティーテレビ番組の事。 80歳半ばの老夫婦が 結婚してから新婚旅行にもいかず・・年中休みも取らず働き続け・・最近彼らの店をたたむ事になった。

そして その老夫婦は とても充実した幸せな人生を送って来た・・と夫婦2人声を揃えて言っていた・・。

何が 幸せで 何が不幸なのか・・それは その人の観念そのものなんだなぁ〜〜と気づく。

自分が不幸な人生か? 幸福な人生か? は 自分で決める事なのだろう。

2020年6月17日水曜日

私のミシン

一万ドル近くするBERNINAのミシンを私は使っていた・・ 車でいえば フェラーリ級の高級ミシン。
だが それが故障してしまったので・・今修理に出している。

蛇の目ミシンが他に2台あって・・一台は田舎の小屋で家具につける布を縫ったり カーテンを縫ったりしている。

もう一台の蛇の目ミシンは 私のビジネスの宿に設置してあって・・寝具類の修理や カーテン・雑巾等 なんでも手作りで作っている。 

そしてもう一台は自宅に置き去りにしていた・・この写真のシンガーミシン!
30年前に ニュージーランドに来たばかりの時 ガレージセールで $20で買ったこのミシンを今使っている。

ガタガタと音はうるさいが・・快調に動く。 故障なんてもろともせず しっかり! と がっしり! と 着実に頼もしく動いてくれるミシンなのだ。

電動に改造してあるが・・元々は 100年近くは経っているミシンかも?
私の宝物なのだ。

私の母親のミシンはこれと全く同じ!
こんなにピカピカではないが・・ 隅から隅まで全く同じ!
私は子供のころから 使い続けていたので このミシンの隅から隅までを知り尽くしている。
100年以上経つ型なのだそうな・・。
親戚がアメリカから持ってきて 私の父親の家で使っていた。 それが 今 私の親の家にある。 いつかは 私の物にしたいと 狙っている・・。

2020年6月14日日曜日

嬉しかった私の誕生日

Tangoで出会った メキシコ人のAntonio
ダンスが メチャクチャうまい! 世界中でダンスをしまくっている。
見た目では ”おまえできるな!” ってな風が全くないが・・
一旦踊ると・・だれもが放おって置かない程。
日本での Tangoに顔をだしたら 一晩じゅう一回も座る時間がないくらい 女達が彼を離さなかったらしい・・。

私が日本のTangoに行った時は 誰一人として目を合わせる人が無く・・・高いお金を払っただけですぐ帰って来た。

私が次に海外のTangoを踊りに行く時は Antonio 持参で行こう! と心に決めている。

彼は合気道もする。 大学で研究をしていて その研究内容は何回訊いてもよくわからん・・博士号をもつ人物。

だけど 我が家に来ると 私の奴隷になって 色々力仕事をさせる。
しかし 彼の手の指とかまるで 色白の女の人の様なので・・からっきし力仕事は駄目人間。

だけど やり方を教えると 大工仕事でも ミシンでも どんどん覚えて 仕事は正確且つ早い。

私の69歳の誕生日に メキシコでのパーティー料理 Sandwhichonを作って来てくれた。
私の誕生日を覚えててくれて・・盛大にお祝いしてくれる。

見た目 どうしても 甘いケーキに見えるが そうではなく でかいサンドイッチなのだ。 クリームは クリームチーズでできている。 間に色々挟まっているのは ブレンダーでクリームを手作りして 挟んでいるのだ。
色んな物が挟まっていて・・手が混んでいる。

本当に見た目甘いケーキだが・・ 一口食べると 口の中で パンと色んな味のクリームが溶け合って かなり美味!!
癖になるほど旨い!
人生の内にこんな代物を見た事もなければ 口にしたこともない。
材料を買い込んで 手作りして 冷蔵庫で冷やしておいて パンにクリームがしっとりと染み込んで 味が滲んで来る。
メキシコでは これは 家庭料理でお金のかからない物であったようだが・・きょうびは 主婦達も手抜きになって 店で買う様になり・・・
今では 店では高く売ってるのだそうな・・。

でも 母親の愛情の籠もった料理となっているから これはやっぱ 手作りが一番いいのだ・・と 彼は言っていた。

愛情のこもった私の誕生日になった。

2020年6月8日月曜日

自分の人種差別へ怒りは理屈では納得できない

今 世界中が 人種差別問題で荒れまくっている。 もし私が そこにいたら ポリスと戦って 血だらけになりながらも 泣きながらも Justiceを訴え続けるかも・・?

私の20代前半に日本から飛び出して そこには 白とそれ以外の人間がいて・・白以外は 白以下であるというのを いやというほど 自分に知らされつづけられた。

あれから50年 ずっと日本以外の国でうろうろしていた私は 今でも ことあるごとに自分が有色人種であるのを知らされ続けている。 

スーパーで万引き犯と思われ 胸ぐらをつかまれて拘束され身体検査をされたり・・ 空港でイミグレオフィサーにでかい声で 罵倒されて 周りの人がみんな私を犯罪人の目で睨めつかられその後監禁されたり・・。

駐車場で麻薬取引を目撃したという通告を受けたポリスが我が家に来て 調べられたり・・。

何かと 私は犯人扱いされた・・。

それも 無根無実であるにも関わらず・・・とりあえず 肌の色が白ではない・・・それだけの理由で そうなるのであるのは体験から知らしめられた・・。

そんな屈辱的な扱いを 繰り返されると・・暴動もおきる・・。 いくら差別は無いと白人が言っても それは嘘であるのは確実なのだ・・。

私の夫は白で トランプを支持し イスラム教徒を嫌い・・途上国からの難民を嫌う。 そういうやつらちゃんとした市民を食い物にする・・といつも彼は言う。

これは私がどんなに叫び続けて議論しても一歩も譲らない。 もう彼はそう信じて疑っていないのだから・・一歩も譲らない。 だけど有色人種の私にしてみれば すべてが心が痛むのだ。

日本人も人種差別をする人が多いのも事実であるのを知る。 私が日本に住んでいるときに唖然とするほどの現実を突きつけられた。

私は外国人学生のホストファミリーをしていたが・・ ホストファミリーを斡旋する代理店が 私に 肌の色関係なく学生を受け入れる日本人ファミリーは ほとんど無い! と言い切られた時はびっくり!

とりあえず 欧米人で白人を希望する日本人ファミリーはいくらでもいるけど・・アジア人 黒人 南太平洋諸島の人とか 南米の人とか 少しでも肌の色の濃い人は 全然受け入れ家庭がない・・と斡旋所の人が言っていた。

フィジー人で日本に来て 心を病んでしまった人が我が家に来たけど・・ふさぎこんで どうしようもなく重症になってすぐ本国に戻ってしまった人もいました。

物置とかガレージに外国人学生を住まわせたり ものすごい扱いをする日本人家庭もたくさんいると伝えられた。
斡旋所の人が住むところの検証に行かなければ 動物的に扱う日本人家族が事実存在するのだ。

世界中に人種差別ははびこり そんなに簡単に解決するとは思わないけど・・・有色人種の怒りは 私もひしひしと自分自身の内部から湧き上がってくる。 

これは 自分でもコントロールできないほど どうしようもない怒りなのだ。