2020年2月1日土曜日

欲が無くなる事は 死を受け入れられる事かも?

94歳になる 女性がアルゼンチンタンゴを踊っていた。 彼女は若くて美しい女性よりも人気があった・・。

その女性の家に遊びに行くと おびただしい程の絵があった。 壁にも ありとあらゆる所に 色んな絵が飾ってあり・・ 倉庫とか ガレージにも 何十枚も 多分 何百枚もの絵が所狭しと置いてある。

生涯彼女は絵を書き続けて来た人なのだ。 そして 私が 「私も絵を描きたくて仕方がないの・・」と言うと・・彼女の絵の道具を全部私にあげますよ・・と言う。

”いやいや そんな貴重な物を・・あなたもまだまだ 絵は描いてくださいよ〜〜” と私が言うと・・。 
「私はもう 十分絵を描きましたよ。 もう 全然描きたくなくなったの。 人生で描きたいリミットって言うのはあるみたい。 私はそのリミットに来てしまったみたい・・」 と笑った。

あんなにまで 執念深くと言うくらいに描き続けて来たのが そう簡単に終わる物だろうか・・? と 私は不思議に思った・・。

しかし・・最近 彼女の言葉をよく思い出す。 と言うのも 私自身 ちょっと前まで あれもしたい・・これもしたい・・ と 欲が山積みだったのだ・・どんどん どうでもよくなって来ている。

そこまで 貪欲さが無くなって来ているのが よくわかる。

欲と生命力は比例するのかも? と 最近強く思うようになった。

若い時は ”死にたくない!!” と思う・・・でも どんどん歳を取り・・欲がどんどん薄れてくると・・ ”もういつ死んでもいいかも?” と思うようになる・・と言うのを聞いた事がある。

だから 死ぬ事は怖くないし・・人生を全うした時は 死すら素直に受け入れられる様になるらしい。 それって とても 心を穏やかにしてくれる事だなぁ〜〜 と しみじみ思った。

そして 私も その方向に向いているのは確かなようだ。

まだまだ 欲はあるけど・・ ほんの5年前の欲とは 比べのもにならない程 薄らいで行っている。 諦め・・もあるかもしれないけど・・ 受け入れられる諦めだから それほど辛いとも思わない。

自然に もう いい・・と 思えるから楽と言えば 楽なのかもしれない。

だから 死に近づくと言う事は 楽な方向にどんどん進んで 自然に死を受け入れられる様になるのは事実かもしれない・・・と思える。

若い時は なぜにあれほど がむしゃらだったのだろう・・? と不思議にさえ思える今日この頃。

このまま 平穏に行く事を祈るばかりだ・・。

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