2016年10月29日土曜日

生きる


自分の体が動かない・・いま もう24時間近く寝床でダラダラしている・・。

ゲームもする気力が無いと・・寝転がったままYoutubeに走る・・。 でいつも私が観る動画は ホームレス・依存症・生きる・・とか そんなテーマの動画だ・・。

結局私が観るテーマは弱者の生き方だけに限られている様な気がする。 生きるには膨大なエネルギーが必要だ・・何となくでは生きられない。

命を懸けて守る・・命をかけて体当たりする・・そんな気迫・・気力が無いと一歩も生きる事はできないと思う・・。 だれでもそうだとは思わないけど・・少なくとも自分はそんな人間だと思う・・。

何をしていても フト!・・”あ~死んだ方が楽かなぁ~”と思うのは常だ・・。 いや あとちょっと生きてみよう・・と言うのが自分の生き方の様だ・・。

”タイでホームレスから生きる様になったふくちゃん”をYoutubeでずっと観ていた・・。 彼が生きれる様になったのを見ると涙が出る。

自閉症・・両親は他界・・頼れる人はこの世には居ない・・そんな状況で彼はタイで生きるすべを見つけた。

彼の人生と 自分の人生と重ね合わせる事が沢山ある・・。 彼が言った言葉・・
”日本では自分は社会の底辺でしかない。絶対這い上がれない” と・・その言葉は私の心を突き刺す。

自分もほとんど高校生になった頃から生きる力を無くした・・その後は社会の底辺でやっと這い回っていた・・。 そんな中のニュージーランド移住は”生きるすべの模索”だったと思う・・。 

そして又 私の元夫の息子は 中学生時代から麻薬に入り・・青年時代はタイで過ごした。 ずっと親(私の元夫)をゆすり・たかりで・・金をせしめてタイに戻る・・と言う生活を繰り返していた・・。 親は彼を”悪魔”と言っていた・・。

が・・そんな元夫自身もアルコール依存症で何回も自殺をはかっている・・。 そして私にしつこく言っていた元夫の”夢物語”を思い出す。

社会で受け入れられない人間(犯罪歴のある人・依存症で社会生活が出来ない人・病気・障害のある人・・)の住めるコミュニティーを作ると言うのが彼の夢なのだ。

そしてその夢は漠然とはした物ではない・・彼の頭の中ではかなり具体的なそのコミュニティー運営方法企画が出来上がっていた・・。 まるですぐにでもそのコミュニティーを立ち上げそうな勢いでもあった・・。

その夢の裏には”悪魔”と呼んでいた息子をどうやったら救えるか・・?と言う構想から発した物だと言うのが・・元夫との離婚後だいぶだってから気が着いた・・。

しかし・・夫がその構想を現実化する時が来た時・・息子はタイで大量麻薬投与で死んだ。彼の死はクライストチャーチの新聞で小さく”大量麻薬投与での死”と書いてあったが・・私は自殺だと思う。

元夫が私と別れたのも これから壮絶なる息子との闘い(元夫にとっては仕事を引退して今まで臭い物には蓋的に息子に目を背けていたのを真向から向き合う覚悟を決めた事)・・それに私を巻き込みたくない・・と言う事もあった。

元夫は息子と同居する・・と言う事は 私達の家はもちろん 家の中の物・・金目の物・・全てを失う覚悟で息子と向かい会うと言っていた・・。それで我々は別居に踏み切った・・。

それを聞いてたかの様に・・その直後 彼の息子はタイの安宿で孤独に死んで行った。

彼の死は傷ましくて仕方が無い・・。 話を”タイのふくちゃん”に戻そう・・ふくちゃんもその崖っぷちに何回も立たされたと思う・・。

しかし・・そこでふくちゃんが自分の足で立ちあがえれる様に手を貸した人は・・死と背中合わせの癌治療をしていたアカの他人のおじさんだ・・。

やはり人間は他の人に親身になれるのは 自分自身がそこまで追い詰められて人の痛みも理解出来るものなのかもしれない・・。

ふくちゃんはホームレスで深夜寝ている時に襲われた事をこう語っている・・。 取材の人が「襲われて死んでしまうかもしれないですよね・・いいんですか?」
ふくちゃん「それも又 自分の運命として受け入れます」

癌宣告だって・・運命として受け入れるしかないのだ・・そんな究極な事態なのだ・・ふくちゃんにとってのその時のホームレスの生活は・・。

襲われて死ぬかもしれないから ちゃんとした宿・アパートに寝る・・と言う選択は彼には存在しない所まで追い詰められていたのだから・・。

私は・・ダラダラとしていて・・24時間寝床から起き上がれなかったけど・・やっと腰をあげて シャワーでもするか・・と言う気持ちになって来た。

とりあえず起き上がって・・何かをする・・それが生きる事なんだな~と思う・・。

2 件のコメント:

  1. 動いて!外に出て! 体を動かして!頭を空っぽにして!

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  2. ありがと~~!
    まさにあなたの言う通りですね。 
    闇の中を生きてきたあなただから言えるアドバイスだな・・と痛烈に感じます。
    まさに 動いて・・外に出て・・体を動かして・・頭を空っぽにすることが・・生きるすべだなぁ~と思わずにはいられません・・。
    理解する友人を持つ私はなんと幸せ者なんでしょう❤

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