2017年5月31日水曜日

田舎の土地へ久しぶりに行く




久しぶりに田舎の土地に足を踏み入れると・・まるで 知らない土地に足を踏み入れた様な気分・・。

土地の向こう側が真っ赤に燃えている・・
近寄ってみると・・紅葉の木だった・・。

この国では もみじを Japanese Maple Tree と呼んでいる。

つまり 日本にある あの”もみじ”は この国には元々なかったのだろう・・そして 日本のもみじを 誰かわざわざ ニュージーランドに 持ってきて それを 日本のもみじと呼ぶ様になったのだろう・・。

私がニュージーランドに移住して最初に住んだ家に大きなもみじの木があった。
大工さんが建てたばかりの家を買って・・その家にピッタリと寄り添うように繁っていたのが この Japanese Maple Tree なのだ・・。

その大工さんは この木が建物のスレスレの所にあって・・ものすごく建てるのに苦労した・・。
でも この木はとても美しいので・・傷つけ無いように慎重に建てた甲斐があった・・だって こんなにピッタリとこの家に似合っているもの・・。

と言ったのがとても印象的だった。 

そして この国では滅多に見れないこの木・・。 日本人である私にとっては 郷愁を覚える木なのだ・・。

その すっかり忘れていた・・木が なんと! この私の田舎の土地で燃えているではないか!

日本人のお前に出会えて嬉しい! とその木が燃えているようにも見える・・。

すっかり 真冬の様になって・・自然は冬眠に入っているのに・・この木だけは まるで生きてる様に私を歓迎してくれた・・。

寒い! 寒い! 陽が落ちるととたん!に 冷え込んで来る・・。
こうなったら・・やっぱ 火を燃すのだ!

おもいっきり 廃材をドラム缶にぶちこむ・・。
ばんばんと炎がでかくなると・・私の心もまるで”火付け魔”の様に うっひゃ!ひゃ! ひゃ!ひゃ~~ぁ~!! と 高揚するのだ!

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