2015年3月2日月曜日

身体中に染み渡る 顔を洗うお湯

朝顔を洗うと言う動作をあまりしたことがなかった・・。

子供の頃は 朝顔を洗うのは常識で 親がしこたましつけをしたせいか・・・毎日洗った・・。

が 自立する頃になると・・もう 朝顔を洗うのなんか面倒だと・・洗わない・・。 洗わないとダメって事もないし・・。

それが 最近 朝顔を洗う楽しみを見つけた・・。

自分一人の空間・・・自分一人の時間・・そんなのを 60才を過ぎて・・初めて得た・・。

そして 自分の時間に 自分の洗面所に・・暖かいお湯をはる・・・そして おもむろに両手をお湯に沈める・・・手首まで沈めると・・手首の内側からジワジワと熱いお湯の温度が染み渡って来る・・・。

冷たい朝が ホワホワと暖かくなる・・至福の瞬間だ・・。

朝顔を洗うのに・・お湯を使うと言う贅沢な生活をした事は 今だかつて一度もなかった。

向田邦子の小説で 娘が父の着物の袂を後ろから持ち・・父は湯タンポのお湯を洗面器に注ぎ顔を洗う・・と言うシーンがある。

それを読んだ時に・・正に! お湯で顔を洗うって言う行為は 殿様的な雰囲気があった・・。

しばし・・私は手首の内側からジワジワと身体中に伝わって来るお湯の心地よさを楽しむ・・そして やっと 満喫した後に 顔にお湯をかけて洗う。

これが楽しみで 最近顔を洗うようになった・・。

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