私が初めて海外の土地を踏んだのが 47年ぐらい前のハワイだ。
今でこそ ハワイは誰でも行けるところであるが・・半世紀も前では 金持ちの特殊層ぐらいしか 行けるところではなかった・・。
もちろん! 貧乏の私がそこに行ったのは アメリカ人家族のベビーシッターとして雇われて行ったので・・自費ではない・・。
そして 泊まったのが 又 プライベートビーチを所有する超高級ホテル。 そして そのホテルは あのシェラトンホテルのすぐ横なのだ・・。
でも 私が驚いたのは トロピカルの花が惜しげもなく咲き誇るジャングルの中に藁の屋根の掘っ立て小屋が点在しているのが ホテルなのだ・・。
しかし そこは 紛れも無く高級ホテル。 一歩小屋に足を踏み入れると 超高級ホテルの設備・内装なのだ。
トロピカルの花が ベッドの上に飾られ・・・冷蔵庫の中には男性用と女性用のトロピカル花のコサージュが二つ備えられている。
つまり 男女は 夜のディナーは 女性はロングドレス等を着てドレスアップした際に 髪飾りとかして付ける花なのだ・・。男性はスーツに付けるコサージュにする為。
夜になると・・ハワイ原住民的な メイドさんが 男性女性と 高級民族衣装的なものを身に付け そしてトロピカル花も沢山身につけ・・ 女性は浅黒い肌のフライトアテンダント的に美しく優雅なメイドさん。
男性も同じくまるで 女性のメイドさんをエスコートするようにやってきた。
そして 何をするのか・・? と思うと・・ただただ ベッドカバーを剥いで 沢山ベッドの上にあるクッションを 取って仕舞う それだけの為に やってきたのだ・・。
二人がウヤウヤしく それだけの為にやってきたのが 私の中では 強烈な印象として残っている・・。
これが 高級ってやつか~~・・・と 生まれてはじめての体験。 もちろん! 貧乏育ちの私は チップを渡すことなんざ~~ 知らなかた・・。
なぜ今 この事を思い出したのか・・? と言うと・・今は 大自然の中に埋もれてすごすホテルがドンドン高級となっている。
超高層ビルで びんびかに整っているビルのホテルは 時代遅れになってきている。
そう思うと あの半世紀も前の私が泊まった 掘っ立て小屋風の高級ホテルは最先端を行ってたのだなぁ~~ と思う。
そして あのタンゴの友人が 自分の土地に小屋を自分で建てて住む・・と いうのが 一番の贅沢な事なのかも知れない・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿