2018年4月21日土曜日

パートナーダンスは ダンスレベルだけ磨く物でもないらしい・・

タンゴダンスを始めたが・・道のりは 険しく・・長い・・。

私の練習場は・・ビギナーのクラス、 中級から上級の人が行くクラス、そして 個人レッスンを週2回、 プラス 練習ダンス会にも 週2回ぐらいは参加する・・。

練習ダンス会では 他のダンサーが 鵜の目鷹の目で観ている・・つまり 査定をするのだ・・。

あいつは 巧いか・・? 巧くないか? お高くとまっている奴・・全然できなくても 出来てると信じて疑っていない奴・・ と ま~ 色んなのが いる・・。

とりあえず ある程度リードして ある程度のステップには ちゃんとついて行ける様にならないと 練習会には参加できない。

参加してたとしても 誰も 鼻もひっかけない・・。つまり じと~~っ! と壁に引っ付いて 見ているだけなのだ・・。

リードの上手い 中級から上級の リーダー(男役)と踊ると・・ 相当巧く踊れる様に見える・・たとえ 自分がビギナーであっても・・。

逆に リードができない男と踊ると 相当の災難となる・・。たとえ自分が相当上級レベルであったもだ・・。 

つまり 自分がどんなに巧く踊れる様になったとしても・・リードできない男の前で おっとっと・・おっとっとと相撲でもとっている様な様になるのだ・・。

と いう事で・・タンゴダンスの世界では 女は 素晴らしくきれいにリードしてくれて・・心地よくステップが踏める様にする男を探す・・。

そして 男も 自分のリードで誰よりも美しくステップを踏める女を探す・・。

それは もう 練習会で踊っている人達を鋭く目で追い・・品定めをする事で 相手を探すのだ・・。

その時に リードできない男に当ってしまって・・自分は踊れるのに・・まったく踊れない女と査定されてしまったら・・ダンス会から抹消された状態になる。

男の場合も同じなのだ・・自分のリードで 女が素晴らしいステップを踏んでくれればいいが・・・オタオタして・・それも 上級クラスの女がオタオタしてしまったら・・その男は リードできない・・つまり 踊れない男として 没落する・・。

ダンス会では 誰ができて・・誰ができない奴か・・? は すでにみんな承知の上なのだ・・。

と言う事で・・新参者が現れたら・・すぐさま こぞって そいつのレベルのチェックが始まる。

とりあえず・・もし 女がブロンドで若く・・美しかったら・・踊りがそれ程でもなくても・・座る暇が無いくらいの人気者になる・・。

もし 女が 美しくもなく 若くも無かったら・・ダンスをうまくするしか方法は無い・・。 それでも ダンスがうまくなればいいか・・? と言う訳でも無い・・。

社交的な技術が必要になる。 つまり 銀座の上級ホステス的技術を持っていないと・・・命取りになる・・。

男はリードが巧かったら よりどりみどりで女を選べる・・例え それが チビ・ハゲ・デブ プラス老齢であっても・・リードさえうまく・・女をうまいダンサーに見える様にすれば それで人気者になれる。

さて! 私自身の場合は 若くない・・チビ・・ブスレベル・でもってダンスはまだまだ・・おまけに社交的な会話等は 一切好きではない・・と言うか・・そういう社交的な言動が苦手なのだ・・。だからダンスで 社交的な付き合いがしたいのだ。

と言う事で・・相当難しい所にいるのだ・・。

そして・・もっと悪い事に・・どんな女もゲットできない・・つまり ほかの女達が 避けまくっている・・リードが全くできない・・臭くてどうしようもない男達が 私によってくるのだ・・。 つまり 私はそういう男達の餌食になるのだ・・。

何回か・・そんな男の餌食になった・・。 リードなんぞ 全然できないので・・私はフロアーの上で ワタワタとしているだけの女になり下がる・・。

そして ベッタリとくっついてくる男の悪臭に吐きそうになるのを 3曲のダンス音楽の間耐えるのだ・・。

そんな事を繰り返していたら・・ドンドン タンゴダンスが嫌になる・・。

そして ある日 中年の上級ダンサー女が ジト~~っと座り続けている私に近づいて来て・・私に言った・・

中年女「ダンスの上手い男をゲットするのよ!」

私:「いやいや・・そんな男は絶対私を誘わないし・・」

中年女:「誘う様に あなたもやるの!」

私:「どうやって?」

中年女:「ダンスの上手い男と目を合わせる様にする!」

私:「そんなのは知ってるけど・・私から目を反らしたら・・それって 私とは踊りたくない って言う事でしょう? そんなみじめな事なんて 私には出来ない・・。 現にそんな経験何回もすでにしたし・・。」

中年女:「そんな事 気にしていたら・・何も始まらないの! 取り敢えず 上玉の男と目が合う様に 常に見つめるの・・(タンゴダンスでは目が合い お互いに頷いたら踊りましょうという合図なのだ。そして どんどん その人に話かけて お友達になるの!」

私:「ん~~・・ それが私は苦手なのに・・。」

中年女:「苦手とか言ってたらダメ・・取りあえず 小さいコミュニティーなので 自分の踊り相手は ガッチリと確保して置く作業はとても重要なのよ!」

そうなのだ・・こんな事で めげていてはいけないのだ・・そんな事は じゅうじゅうわかっているのだ・・。
でも・・ここで生き残るには 苦手だから・・とか言っている場合ではないのだ・・。

私と踊ってくれる人上級レベルのダンサーは 大体練習会の終わりの時間にやってくるの
だ・・。 でも 私はそれまで ずっと壁に引っ付いて 物欲しそうに座っている訳にはいかないのだ・・。 

いつも 待つのが嫌になって 途中で帰ってしまうのだ・・。

そして 私は・・自分の個人レッスンの先生にも愚痴った・・つまりヒドイ誰もが避ける 臭い・リードもできない男の餌食に私はいつもなる・・。

だから 私は全然ステップを踏めない女と言う事になってしまっている・・。

すると 先生は 私に言った・・・。

もう初級レベルのクラスに行くのは辞めなさい。 そして 上級クラスの男と踊りなさい。 それには 遅い時間の練習会に行く・・。 
練習会の早い時間帯は初級から中級連中しかいないので・・そういう男の餌食になるのだから・・。

踊りたくない男とは距離を置く。 そして 絶対に目を合わさない。と言うアドバイスはわかっていても そう簡単にはできそうもない。
競争社会で 勝ち残っていくには やるしかないらしい・・・。

最近 そんな・・こんな・・のアドバイスをもらう・・。

ダンス技術だけに猛進しても 頭打ちになる・・。 つまり先輩たちのアドバイスを受けて・・社交的な技術も磨かなければならないようだ・・。



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