甲状腺専門医に私は惚れている・・ってか・・片思い胸キュンだけなのだが・・。
私の甲状腺腫瘍の為(悪性では無い)一年に一回ぐらいしかその彼には会わないのだが・・。 彼の優しい対応に年々彼に興味が湧いて来たのだ・・。
前回会った時は 甲状腺腫瘍以外の私の体の事を色々訊いてくるので・・ちょうど私の心臓が不整脈を打って 心臓専門医と会う約束の前の日だったので・・詳しく私の症状を彼に伝えた。
彼は優しく 私の脈を調べた。彼は心臓専門医ではないので・・関係ないのでは・・? とは思ったが・・優しくお医者さんにされるのは悪い気はしない・・。特に胸キュン先生が私の手を握ってくれるんだから・・。
そして 彼は私の心臓専門医の名前を訊くので伝えると・・「僕はその医者をすごくよく知っている・・彼は名医だ! よろしく伝えてくれ」 と言う。
そんなこんながあって・・ついに私はその甲状腺の専門医の名前をインターネットでググってみると・・彼はけっこう有名な医者のようだ・・。
そして彼自身 最近生死を左右する危険な心臓の手術をしている。 その手術をしない限り絶対に死ぬのだ・・。 命がけの手術の執刀医が私の心臓の専門医だったのだ。
そして彼は ”甲状腺癌”と言う本も出版している。
私は甲状腺癌ではないが・・彼に興味がある為 その本を購入。 普通英語の本は読んでも私の英語力では全然おもろくない。 本は日本語でないと 全く読む気がしない・・。
だから英語の本など買った事は無い・・。
だが・・彼はどんな事を書いたのだろう? 生死の間をさまよい・・一時は死も覚悟した時期のあった彼は何を その”甲状腺癌”について書いているのだろう・・?
それだけの興味でその本を買った。優しい英語で誰でもわかりやすい様に書かれていた。そして 私の思った通り・・甲状腺癌の専門の事もあるが・・癌によって・・どうやって死に向き合うか・・? と言う哲学的な事も書いてあった。
今日彼に会った時・・(今日は再度私の放射能療法をする日だったので彼に会う)色々沢山の説明があり・・最後に 「質問は?」と言うので・・。
思い切って・・「あなたの心臓の調子は?」と訊くと・・彼は突然彼自身の色んな事を話してくれた。
彼の本も買って読んでいるよと私が言うと・・「あなたは癌ではないのになぜ?」と訊くので・・
私は・・「あなたこそ生死の間をさまよって 死と本気で向き合った時期があったでしょう? 私だって 遅かれ早かれ死は必ずやって来る。 だからその本に興味があった」というと すごく納得してくれた。
そして 彼は彼の私生活も含めて彼の生き方等を語ってくれた。 ついでに私も自分の田舎の開拓作業の事、 ダンスを始めた事、 色んな事を死ぬまでにしたい・・と言う事が・・怒涛の如く私の口からほとばしった!
そして彼は ”5つのファミリー”を持つと言うのを実施! と言う。
それはなんだ?! と訊くと・・生きるのには5つのファミリーを持つ事が大切。
私には
*一つ目のファミリーは血縁のファミリーがある。
*二つ目はダンスのファミリー つまりダンスを通して仲間がいる事で 自分は生きられる。
*三つ目は 今度スペイン語クラスの一年コースを予約した。 これはけっこうの集中コースで今まで チンタラとチマチマやっていたコースよりも本気を出さなければならない。
つまり 仲間がいるファミリーを私は三つ持っている・・と彼は言う。でもあと二つもつべきだ・・と言う。
と言う事で・・あと二つどうしても私はみつけなければならない。 一人でやる事はファミリーにはならない。 仲間がいるグループがあってそこの一員に自分がならなければならないのだ。
今まで 一匹オオカミで生きてきて・・団体生活ができない私が あと二つ見つけるのだ。
ここ一年ぐらいの間に 私は”老人の孤独”と言うのを考え続けていた・・。団体が嫌いとか言ってる場合ではないのが歳を取るにつれわかって来る。
そして辿り着いたのが ダンスとスペイン語なのだ。
色んな習い事を考えたが・・自分に合っていないと長続きはしないし・・自分に合ってない習い事と言う事は その仲間も自分と合う事は無い・・。
色んなダンスを今までやってきたが・・やはりアルゼンチンタンゴが一番自分に合っているのを最近発見! 先生も色々出会ってきたが・・いまの先生が一番好きだ。
そして 習い事も 料理だの・・裁縫だの・・自分の好きな事を色々考えたが・・やはり習うとなると・・好きだから習いたいのとは又別の事であるというのも解ってきた・・。 つまり 料理も裁縫も習いたくはない・・自分の好きなやり方でやりたい。
って事は習い事の内には入らないのだ。
しかし! 語学はスペイン語を母国語とする先生が教えてくれる事でやっと学べる。自習だけではダメだ・・と言うのに気付く・・。
残りはあと二つ・・・どう考えてもわからない。
甲状腺専門医との別れ際に心のこもった握手の際 「あと二つファミリーをみつけろよ!」と優しい彼の笑顔とまなざしを思い出しつつ・・あと二つのファミリー・・と今は呪文のように唱えつつ考えている・・。
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