自分が老人になったなぁ~~と最近つくづく思う・・。
先日息子夫婦がやってきて一緒にバーベキューをした。 前々から美味しいだろうと思う肉を冷凍していて・・・急遽バーベキューと言う時に一緒に食べる・・。
それを喜んでもらえるのがすごく嬉しい・・。
と・・そんな事を考えていたら・・私が3才の頃・・いやもしかしたら4才だったかも・・? 記憶がものすごく鮮明だから 3才ではないとは思うが・・どう考えても3才ぐらいなのだ・・。
父親の母親 つまり私には祖母に当たる人が寝たきりになっていた・・。 それでも押し入れに作られた穴が彼女のトイレで・・そこまで辿り着くのが大きな仕事なのだ・・。
つまり私の母親はいつも鬼の様にいきり立ち・・そそうをしてしまったのだろう・・祖母の尻を子供の私が泣き出しそうになるくらい激しく打っていたのを覚えている・・。
祖母は体が自由に動かず・・いつも這ってそのトイレに行くのだが・・母親の手を借りずにはそのトイレにもたどり着けない・・。
トイレに行く光景は小さい私にとってはおぞましい程の地獄絵だった・・。
しかしいつもは寝たきりなので・・祖母はいつも死んだ様に布団に横になっていた・・。
ある日高価なフワフワのお菓子をその祖母も枕元に貰っていた・・。 私自身もそのフワフワのお菓子は貰ってすでに食べた後だった・・。
で・・祖母が私の方をジット見つめて・・手の平をヒラヒラと振って私を呼んだ・・。話もした事の無い祖母は私にとってちょっと怖い存在だった・・。
彼女はニコリともせず そのフワフワのお菓子を私の方に押して 食べろと言う風に促した・・。
私はそのお菓子を食べたのか・・どうしたのかは全然覚えていない・・しかし! 祖母が孫の私に特別のお菓子をあげたいのだ・・と言う気持ちはガッチリと私の心を打った・・。
息子に美味しい物を自分が食べなくても食べて欲しい・・と言う気持ちと 祖母のフワフワお菓子を私に押しやったのが重なったのだ・・。
老人って そういう風になるんだな~・・とおかしかった・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿