老後生活に入り・・突然 自分が 自分の生活環境を作って来なかった事に愕然とする・・。
つまり 普通の人は普通に生活していて 自分なりの生活環境が自然にできている・・でも自分の場合は特殊で・・違っていたのだ。
私の場合は 宿経営で・・それも長期滞在用宿なので・・一年とか滞在する人も結構いたので・・そんな人達との付き合いが私の生活だった。
と言う事は 長期滞在の人達と一緒に過ごす・・自宅にさえ 住み着いた人も沢山いた。 そんな人達と わっさかして・・30年弱・・と言うのが私の生活。
仕事を退いてみると・・自分の回りには誰もいなくなった・・。
私の生活の中にいた人達はみんな 海外からの一時的な滞在者であって・・クライストチャーチに住んでいる人達ではなかったからだ・・。
じゃ~ 私には クライストチャーチに住んでいた友達は一人もいなかったのか・・? そんな事はない・・何人かはいたのだ・・が・・私世代の友人はみんな本国に戻って行ってしまった。
我等世代の人達は海外に住んでも やがては自分の国に戻って行くのだ・・。 私のように 移住地に骨を埋めようと言う人はあまりいない・・。
と 言うことで はた! と気づくと・・回りには誰もいない・・・私は 今になって・・こんな年になって・・一緒に過ごす 仲間とか 友達とかが一人もいない事に気づいたのだ・・。
若い時の用に アクティブに社会生活をしている訳でもない・・歳を取ってくると・・生活範囲なんて 限られている・・。だから出会いなんて 自然にあるものでもない・・。
昔から”孤独老人”とはよく言った物で・・老人には孤独が付き物らしい・・。
でも そんな事は言ってられない・・。 じゃ~ 老人が集まるカードゲームとか ゲートボール的な所に顔をだすのか・・? それも 自分にしては 早すぎる様な気がする。
行っても 楽しむと言うより老人介護的になってしまうようで・・それが自分の生活を潤すとは思えない・・。
と言うことで・・まだまだ 夢を追う私は・・ダンスをすることに決定! だが・・色んなダンスクラスに顔を出して・・結局自分はハミゴになってしまうことを経験・・。 つまり長続きしない・・。 ダンス友達が出来ないのだ・・。
自分は 土地の人達の中に入っていける能力が全然ないのに気づく・・。 パーティー嫌いだし・・人との会話を楽しむって事も苦手・・・本当に数人の友人(クライストチャーチ在住ではない)としか 会話を楽しむことはない。
ダンスは 社交的な要素がとても多く・・パーティーだの会話だのお酒だのが絡んでくる。
自分は喘息になるのでアルコールはダメ・・会話は一切楽しめない・・となると・・人との絡みが全然こなせないのだ・・。
だからと言って・・じゃ~ 寂しく個人プレーだけで 死ぬまで行くのか・・? と自問自答すると・・やはり 人とワイワイしてする事に憧れる。
一人では寂しすぎるのだ!
数年前に私の家に住んで 私の宿を手伝ってくれた子が 又 訪ねて来てくれた。 彼女の今年の目標は・・
”一人で酒を飲める店に行って 「いつもの!」 と言えば自然にいつもの飲み物が出てくる馴染みの店を作りたい” と言う・・。
ん~~ それは ムズい!課題だ・・。 まず一人で入ると 常連さん達に睨まれる・・よって ハードルは相当高い・・。
そのハードルを越え・・何回も通いつめ・・その店の人と友達関係と言われる程の間柄にならないと 居心地よく 何時間も居れる場所にはならない・・。
これは根気と勇気が必要なのだ・・。
それだ!! と私は思った・・。 社交的な事を要求されるダンス社会には 私にとってはハードルが高いのは始めから解っているから・・そこを越す為に まずは 諦めずに頑張る事が必要。
そして 通い詰めるのだ! と 思った・・。
と 言うことで・・私は ダンスクラスだけに行くのではなく・・そのクラスの先生から個人レッスンを受ける事にした。
と言うことは クラスでハミゴになることはまずない・・。 先生が着いているから 個人レッスンを受けている私を無視する事はまずない・・。
これは大成功だった・・。
そして 通い詰める・・・。 と言うのを今継続している。 まだまだ レベルは初級なので・・大きな顔はできないし・・中級・上級クラスの人達には鼻も引っかけられない。
だけど・・そこはそれ・・’継続の力” っつ~奴に撤して・・そのうち・・ガッチリとスクラムを組んで・・よそ者なんて いれないぞ!! と言う 中級・上級クラスの連中が 私に振り向くように頑張るのだ・・。
個人レッスンをしてくれる先生も言っている・・
「今が我慢どころ・・力をつければ 絶対にみんな見てる・・・その内 ハミゴにはならないよ!」 と・・。
先日クラスで会った男はとても興味深い・・・彼はまだ始めたばかりで・・みんなに無視される事にちょっとイラついている・・。 で・・ハミゴである私と話が弾んだ。
彼は仕事で 世界中に住んだ事がある・・それもインド・中国・韓国・・と 私等がやっているタンゴの世界とはちょっと違っている感じだ・・。
つまり クライストチャーチのタンゴ社会は ”お高く止まった連中” って感がすごく強い。 そして その社交界とも言える世界に入る込める事は まず不可能の様な雰囲気がある・・。
と・・彼は言っていた・・同感! ”私もあんたと同様ハミゴ組さ!” と意気投合した。 で・・彼は自分が長年やっている サルサダンスのパーティーに来い! と私を誘った・・。
「サルサは もぉ~~! なんでもあり! ステップ知らなくてもOK! 取り敢えずワイワイ騒いで 自分で楽しめばいいのさ! 僕の友達をいっぱい紹介するから! わっはっは!」 と彼は言う。
うふふ・・それだよ~! こういう出会いってのがあるから・・外に出るだけでも大切な事なのだ・・。 取り敢えずなんでもいいから 出掛ける。 その内 色んなチャンスにぶち当たるのだ・・。
自分が老人だから仕方ない・・なんて言ってる場合ではないのだ・・。
早速 彼の誘いに乗って・・金曜日の夜は フィーバーするぜ!
I agree with you entirely!
返信削除最低2年頑張って。
お高く見える人、なかなか慣れない人って、知ってみると揺るがない信頼相手になる可能性大と思います。
私も地元で奮闘中。��