2018年2月26日月曜日

孫よどんな形でもいい 生きててほしい


この赤子は 息子夫婦が 何年も・・何回も・・その都度100万近くの費用を捻出し・・他の何も贅沢なぞ望まず・・。

そして・・その都度 結果が絶望の崖に突き落とす・・・。

どんなに努力しようが・・これは残酷な事に ”積み重ね” とか ”継続の力” とか ”努力” 等とは無縁で・・オールオアナッシングの世界なのだ・・。

二人が40歳もすぎ・・もう不妊治療と戦う気力も失せてきていた頃・・

それも 受精卵と言うのは A級 B級 C級と 級付けされる。 そして C級から下は生きていても破棄処分される。

この子は 最後の最後に残っていた ”C級受精卵”だったのだ・・・。だから 余計に二人は ほとんど希望を持っていなかった・・。

 そのC級受精卵が この子なのだ。 人間のする事ではなくて・・ここまで 来たらもう神の業としか思えない。

孫よ・・どんな形でもいい・・この世で 幸せに生きててほしい!

2018年2月25日日曜日

田舎の土地にも少しづつ秋の気配が

大きなどんぐりの木がある。
おびただしい程のどんぐりがなっているのだ・・。

どんぐりの帽子が地面に落ちている・・。

隣の牧草地にいる羊が 一匹 土手にあがって 私を じぃ~~っと見つめている・・。



誰もが好きになるユーカリの木。
この土地にある木の中で一番背が高い。
いつも陽を浴びると銀色に光っているのだ・・。

妹来訪

ずっと前から 私の田舎の土地を見たいと 妹が言っていたので・・・クライストチャーチに到着して早速 その田舎に行く。

最初の日の夕暮れ
妹を歓迎しているかの様に美しい夕暮れを見せてくれた。

夕方になって来ると・・さすがに田舎・・・ドンドン冷え込んで来る。
でも やはりデッキに出て・・外の空気に触れていた方が気持ちがいいのだ・・。
ワインで一杯やっている妹。

近くの丘を歩く。
丘のてっぺんまで行くと 反対側は 小さな港町になっている。
湾の向こう側には半島があって・・そこまで ボートが頻繁に走っているのだ。
片道10分程で到着。
広い公園で 昼寝・・。

丘のてっぺんまでは ゴンドラがある・・あっと言う間に到着。
風が強いが とても気持ちのいい天気だった。

妹は日よけにスカーフをなびかせている・・。
なんかあやしい奴にも見える・・。

沢山歩いて・・港町にある小さなバーに入る。
汗をかいた後のビールは美味い! 
との事・・。
私は ニュージーランドのぶっといポテトフライにかぶりついた。

和ちゃん(嫁のお母さん)と妹 私3人で ニュージーランド西海岸へ旅
途中にビッシリと野生ブラックベリーの実がなっていた・・。

キャッスルヒル
不思議な岩が沢山並んでいる・・。
若者達が ロッククライミングの練習をしに沢山集まる場所でもある。
とても美しい場所なのだ。

途中でランチ。
家からもって来たお握りにパクつく我等。
キッチリと冷えたビールもつくのだ・・。

レストエリアでランチをしていると・・人々にたかる鴨さん達が寄ってくる。
彼等は 食べ物をもらえるのを知っているのだ。

和ちゃんは指を噛まれながら 色々食べ物をあげている。
最後には あげなくても 彼等は我等の食べ物をお皿から盗んで行った。

お花大好きな二人は 知らない人の庭に咲いてる花に感動。
とてもきれいな色で・・神秘的な光を放っていた・・。

和ちゃんは キャンプは初めて。
シッカリテントを張って・・シッカリと自炊をして・・。今夜は贅沢に フィレのステーキ。 そしてサラダにトウモロコシ!
手際良く料理をする妹。 和ちゃんもせっせと働いている・・。
私は 食べる人。
もちろん! ビールもついています。

その日の夜は 海の唸りのある波が一晩中音を立て・・初寝袋の夜は眠れなかったと和ちゃんは言っていた・・。


途中でナイフの手作り学校に寄る。
あいにくその日はやってなかったけど・・・このこわ~~~い顔をした女性が とっても! 親切にしてくれて・・色々案内してくれた。
そして 斧投げのゲームもさせてくれた。
妹は抜群の腕前。
バッチリと 斧が大きな的の木にささった。
しかし 私と和ちゃんはヘナチョコの投げ方で・・・斧が 地面に転がっただけだった・・。

一番向こう側にある錆びた鉄の棒が 手前の様な素晴らしく 美しいナイフに変身するのだそうな・・。
いつか 私もこの手作りナイフを作ってみたいもんだ・・。

ここで 火を焚き・・・鉄を叩いて 形を整えるのだそうな・・。



鉄を炙る火を作る石炭。
そのてっぺんにのっているのは ここのナイフスクールのおばちゃんの犬。

和ちゃんも潮干狩り大好き!
数年前には 一緒にアワビ捕りもした・・。

戦利品を自慢する妹。
この海岸には人はほとんどいない・・。
メインの道路からも相当離れているので・・あまり人の来ない場所なのだ・・。
マッスルの馬鹿でかいのが ゴロゴロある。
3人で興奮しながら採った。

美しい浜辺は ただ見ているだけで心が洗われるのだ・・。

夜はまたまた キャンプ。 テントを張って・・・夕食の準備。
今夜は盛大にバカデカマッスルをタラフク食べた!
二人はビールを飲み・・・その内ワインにも手をつけ・・ボトル一本空にした。
3人で夜更けまで 笑い転げてしまった。
なぜに・・何を言って笑ったのか・・?
3人とも全然覚えていないのだ・・。

和ちゃんは よっぱらってまっすぐ歩けない・・最後は 地面にドテ~~っと転んでしまった。

帰りに寄った 小さな港。

またもや 田舎の土地に行く。
田舎の土地には小川が流れている。
そこにウナギがいるんだとさ! 私は姿は見た事ないけど・・と 妹に言うと・・妹は 
「そりゃ~! 釣るっきゃ~ない!」と モリモリと意欲を出してくる。

我等は釣道具はないので・・近くの町まで車を飛ばして・・やっと釣糸と釣り針をゲット。

物置にあったデッキブラシのブラシの部分を取り外して棒の部分に釣り糸を結び付ける。
夜行性のウナギは夜にしか釣れないよ! と言うと さっそく彼女は暗くなってきたころに釣り針を小川に沈める・・。

私は 「ま~ 釣れる可能性は 0.001%ぐらいだろうね~~」 と白けた事を言っても・・妹は 「それでもいいのだ! その0.001%に賭ける!」と 取り敢えず 楽しんでいる・・。

夕食を食い・・二人で ヘッドライトを付けて・・小川の釣り糸を落した場所に行く・・。

あれ?! 釣り糸を結んだ棒が ソックリそのまま無くなっている・・。 どんなに探しても無い! 

けっこう流れが早い小川だから 棒ごと全部流れてしまったのだろう・・。 と 二人でガックリしていたら・・小川の下流部分に棒が浮いているのではないか!

デッキブラシの棒だから無くなってはいけないのだ・・。 慌てて妹は 棒を小川から拾い上げる。

と! その時・・妹が なんかひっかかっている! と言う。

私は 草がいっぱいある所だから 草がひっかかっているんだよ! と言うと・・。
妹は 「いや! なんか動いている・・もしかして ウナギ!?」 と 興奮して来る。

私は 「いやいや・・あんまりウナギの事ばかり考えているから 妄想なんだよ!」 と言うが・・。
妹は 「うなぎ! うなぎ!! うなぎ~~!!!!」 と 絶叫している。
トタン! うなぎの化け物では?! と思う程の握りこぶしぐらいの大きさの頭が 私のヘッドライトに照らされる。

二人で ぎゃ~~!! といいつつ・・ ぎゃ~! ぎゃ~! いうだけで・・どうもこうも・・できないのだ・・。

あわわわしていたら・・ウナギさんは ワニの様に 自分の体を回転しだした! と思ったら 糸が切れて・・あっけなく 姿を消してしまった。

二人とも あまりにもデカイ 化け物ウナギの頭を見て・・ヘナヘナと声もなく・・座り込んでしまった。

釣り上げなかったのが残念・・と思ったのは うなぎの姿が消えてから だいぶだってからだった・・。

怖くて 釣り上げなくてよかった! とホッとした部分もあった。

この土地に捨ててあった膨大なゴミの中に ボロボロになった籐の椅子を二却発見!
妹と二人で そのボロボロを補強するべく頑丈な板を何枚も取り付ける。 そして 麻紐でつなぎ目を補強する。

そして シャビ―な感じのステインも塗る。 その時点でもう立派な 高価な椅子に変身! そして ものすごくガッチリと安定した椅子に変身!

そしてこの椅子用のクッションも発見したが ドロドロに汚れている。
しかし 回りについていた布を剥がしたら・・全然傷んでいないスポンジが出てきた。 とても分厚くシッカリしたスポンジなので・・きれいな布でカバーを作ったら 豪華になるかな・・? と言う事で・・クライストチャーチにある家具専門布屋で かなり高価な布を購入。

その布の裁断をしているのが 妹。
で・・私が縫い係。
とんでもなく立派な椅子が出来上がった!

二人とも大満足!



長かった様で とても短かった妹の滞在3週間。
彼女は今は もう日本に帰って行った・・。

私は なんか 気の抜けた生活に戻ってしまった・・。