病院から戻ってくると・・不便で仕方が無い・・。
松葉杖の使い方を看護士さんが教えてくれたが・・そんなのは数歩だけで・・ややもするとバランスを崩してひっくり返ってしまう。
一旦床に転がったら・・そう簡単には起き上がれない。
松葉杖が簡単に使えるには 練習も必要だが・・腕の力が無いと ものすごい情けないのだ・・。
体重だって・・若者と違って中年太りで重い私・・ 松葉杖は腕の力 肩の力がそうとう必要なのだ・・。
半分壊れたコロのついた椅子に腰かけて動くと便利!を発見! が・・コロがちゃんと動いてないので・・バランスがちょっとくるうとすぐひっくり返りそうになる。
トイレにいくのも一仕事・・。 Kiwihosueの車イス用トイレがここにほしい! とつくづく思う・・。
なんせ車イス用トイレ・シャワーは手すりがあちこちにあるので・・下半身が不自由でも腕の力でどうにかなるのだ・・。
そしてシャワーには段差が一切ないので・・そのままシャワー様椅子に座って体が洗える・・。
しかし・・自宅にはそれは無い・・。 せめて手すりが必要なのだ・・。何年も母親の介護をしていた友人が
「車イス用 段差無しの床より・・取り敢えず手すりを至るところに設置するのが一番大切なのよ」 と言ってたのを思い出す。
そうなのだ・・老人とか体が不自由だったりすると 捕まる所が家中いたる所にあるのと無いのとでは雲泥の差だとおもう・・。
私はまだ片足が使えるからいいけど・・それでも用を足すまで 色んな箇所を手でしがみつかないとならないのだ・・。
パンツだって・・ずり落とすのが至難の技なのだ・・。
看護士さんが パンツはベッドの上で全部脱いでからトイレに行くってのが便利と言っていた・・。 しかり!
水一杯飲むのも大仕事なのだ・・キッチンまで行ってカップを取り・・お湯をわかす。 そしてお茶の葉を取り出してカップにいれる。
キッチンは普通の人が立って使う高さになっているので・・私の様に椅子に座ったままやろうとすると・・無理があるのだ・・。
夕方になり・・部屋がドンドン暗くなって来て・・でも電気のスイッチは遠い(とは言ってもほんの4mの所)・・あそこまで松葉杖でいくのは大仕事・・。 って事で 暗がりの部屋で我慢している・・。
普通無意識に行動していることが そうとう頑張らないと・・一切何も出来ないのだ・・。
そして術後数日は安静にしていないと 傷口が開いたりするので・・なるべく動かない用に・・と看護士と医者が言ってた・・。
手術した足は常に腰より上に置いて置くこと・・そうでないと痛みがひどくなるよ・・ とも言ってた。
そうなのだ・・! ちょっとトイレの用足しでも行こうものなら・・痛みが走りだす。
焦ってベッドに戻る・・。
本当に情けなくて・・・涙が出る程不自由なのだ・・。
身体障害者の方々を今さらながら尊敬するのだ!